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いつの時代も新しいビジネスモデルが出ては消え

 

こんにちは。人材開発の冨田です。

前回の話のスピンオフになるのですが、「いつの時代も新しいビジネスモデルが出ては消え」という話をします。

テクノロジーの進化により次々と新しいビジネスが増えていきますね。それも、個人レベルで始められるビジネスが多くなりました。

今日は、そのあたりをまとめてみました。

 

 

シェアリングエコノミー


モノは「所有」する時代から「共有」する時代に変わりつつあります。

サービス例を書き出すと数多あるのですが、有名なところでいうと、あらゆる所有物を他人と売り買いする「メルカリ」、車を共有して乗る「タイムズのカーシェア」、個人の所有する車を貸し借りする「エニカ」、部屋を貸し借りする「スペースマーケット」、民泊の「Airbnb」、駐車スペースを共有する「アキッパ」などです。

この、「共有する」という視点で見ると、身近なところにもさまざまなヒントが隠れていると思います。

いま自分が所有しているものを見渡してみてください。人と共有しても成り立つものがあるのではないでしょうか。

例えば、時計。時計ってたくさん持っている人がいますよね。他人に貸し出してみたらどうでしょう。

例えば、礼服。冠婚葬祭の礼服は普段まったく使わないですよね。貸し出したら需要ありそうですけど。

まあでも、ビジネスとして成立させるにはプラットフォームを作らないといけないのですが。

 

 

クラウドファンディング


日本には寄付の文化はありませんが、このクラウドファンディング(以下クラファン)は寄付文化推進の一助になるのではないでしょうか。

たとえば、誰かが社会の課題解決のために企画を立ち上げる。あるいは、コロナ危機で困っているお店や団体が助けを求める。

そんな人たちを助けたいと寄付する。それが簡単に出来るようITで仕組み化をしたのがクラファンです。

赤十字に寄付するのと違う点は、「何をするために使うのか」が明確なことです。それをするのに直接自分のお金を使ってもらいたい。そんなニーズが満たされます。

あと、クラファンにはいろんな種類があります。

何か新しいプロダクト(製品)を作るために、資金を募る方法です。

こんな製品を作りたいのだけど、需要はあるのだろうか?作っても需要が無ければ意味がない。できれば注文を取ってから作りたい。そんなことが可能になるのです。いわゆる予約販売(受注生産)です。

クラファンには大きく分けて、「寄付型」と「リターン型」があるのです。

 

 

プロセスエコノミー


たとえば、映画は劇場で観る場合、作品に関わらず一律1800円(大人一般)ですよね。

映画を作るのに、どんなに製作費がかかっていようが、どんなにケチった作品であろうが、劇場での料金は一律です。

これは当たり前の話ですが、なんか腑に落ちない気がするのも確かです。

そこで、ものすごく製作費がかかった、あるいはものすごく手間がかかった作品を、もっと「価値のあるもの」にするのが、この「プロセスエコノミー」というものです。

映画の制作過程を撮り続け、その過程(プロセス)に値段をつけ売り出すということです。

この映画はどういう風に撮っているのだろうか。役者の舞台裏を見てみたい。

このように、制作過程を見てみたい人たちというのは、少なくないのではないでしょうか。

その過程を、映画の公開前に先に見せるのです。そうすれば公開後の来場者数も伸びると思います。

この「過程に価値をつけて」売る、というのがプロセスエコノミーです。

今回は映画の例えでしたが、あらゆるものに転用することができると思います。

 

 

ライブコマース


いま若い人たちの間でLIVE動画配信が流行っていますよね。

「17LIVE」や「SHOWROOM」で素人の子が生配信をして、視聴者に話しかけたり歌ったりして盛り上がっています。
視聴者は、投稿したコメントに対して、ライバー(配信者)がリアルタイムで返答してくれるところに醍醐味を感じているのでしょう。

あと、「投げ銭」という、ライバーにお金をあげる機能があり、応援してあげたいというニーズも満たしてくれます。

そして、さらに進化したのが「ライブコマース」という、ライバーが生配信で商品を売るという機能です。

「ジャパネットたかた」をイメージしてもらえれば分かりやすいと思います。

たとえば、有名なインフルエンサーが洋服を試着して感想を伝える。その洋服の良いポイントを解説する。

いわゆる企業からの広告案件なのですが、有名なインフルエンサーであれば商品はバカ売れします。

一番進んでいるのが中国で、人気のインフルエンサーは、一回の配信で何億という売り上げを叩き出すそうです。

 

 

コンテンツの二次利用


いま、YouTubeで切り抜き動画をよく見かけると思います。

有名なのは、「ひろゆき」の切り抜き動画です。

2ちゃんねる創業者のひろゆき氏は、フランスの自宅から不定期にYouTubeで生配信をしています。
視聴者からの質問にひたすら答えていく動画なのですが、一度に3時間とかやっています。

ひろゆき氏の忖度なしでズバッと答えるスタイルは若者に人気があります。そして、論理的でめちゃくちゃ説得力があります。

ただ、この配信をずっと見続けるのは、よほど暇な人でないと難しいです。

そこで、最初に誰かが始めたのですが、勝手にひろゆき氏の動画を編集して、短くまとめた動画を配信したらバズったのです。

短い時間でまとめられているので、こちらの方が再生回数が多くなったのです。

ただ、これは許可なく「勝手に」使用し収入を得ていたので、さすがにひろゆき氏からストップが入りました。

ただ、面白いのが、その後の折衷案として、切り抜き動画で得た広告収入の何割かをひろゆき氏と分け合う契約にしたようです。

これがきっかけとなり、いろんな人が「公認」で切り抜き動画を配信するようになりました。

これで、ひろゆき氏は何もしなくても勝手に収入が入る仕組みを一つ手に入れました。

そして、この「フォーマット」は広まり、いろんな人が、有名人の動画を「切り抜き動画」として配信し、お互いWin-Winの関係を作り上げているのです。

 

 

まとめ


さて、ここまで紹介したのはすべてインターネットを活用したビジネスです。

インターネットを駆使すれば、次から次へといろんなビジネスアイデアが出てきますよね。

同時に、流行り廃れのスピードも早く、前までは稼げていたことがすぐに通用しなくなります。

人がどんなことに価値を感じるのか、どんなものに価値を感じなくなるのか、このあたりのトレンドにはアンテナを立てておかなくてはいけません。

それには、常に「好奇心を持つこと」が大事なことだと思います。

皆さんも、子供の時のような好奇心を忘れずに。

それではまた。

 

 

 

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