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非認知能力

こんにちは、広報チームの佐藤です。

緊急事態宣言が出され、自宅に家族が揃う事が増え、中々落ち着かない日々を送っている佐藤です。

皆さんは、在宅での過ごし方はどうされていますか?

子供と過ごす日々が増えて、お互いにイライラして負の連鎖を招いてしまっているご家庭も多いと思います。

今回は、少しでも改善できるように、非認知能力という能力についてお話したいと思います。

勉強の出来具合と違って、人としての能力ともいえるでしょうか。

人を認められる人間になれると良いですよね。

ここ数年、「非認知能力」という言葉が教育の世界で大きく取り上げられています。

平成30年度に保育所保育指針と幼稚園教育要領が同時に大改正され、国は幼児育成の目指すゴールとしてこの言葉を捧げています。

この概念は20世紀が重要視してきたIQや学力に代表される「認知能力」の反対側にあるもので、「非認知能力」です。

ですから「非認知能力」とは、「能力」ではなく「特性」だと言えます。

そして、その特性とは何かというと、自尊心、自己効力感、自制心、自己内省、他社に対する社会的行動や共感的態度、感情制御、コミュニケーションスタイル等だというのです。

これらを代表する特性のひとつとして、数年前GRIT(=グリット)という言葉も示されました。

GUTS(度胸)RESILIENCE (精神的回復力)、Initiative(自発性)Tenacity(粘り強さ・不屈)の4つの特性の頭文字をとった造語です。

さて、インターネットが開発され、世界はより便利に動くようになったはずなのに、世界経済は低迷し、気候変動は至る所で猛威をふるい、22世紀は人間の生き方を根本から考えなおさねばならない時代となってきています。

その人間づくりの新たな指針として登場したのが、「非認知能力」=GRITなのです。

この能力を兼ね備えた人間になれれば、才能に勝る何かを手にして、人生が楽しくなる要素が詰まっているように思えますよね。

AIが国家運用の知能を代理しようとする時代だからこそ、人間はGRITシフトなのかもしれません。

どれほど自分を取り巻く環境が不条理で厳しいものでも、感情をコントロールし、度胸を持って、目的・目標を実現しようとする不屈の精神。そういう人づくりの時代です。

さて、「非認知能力」を学び、考える私にとって、ますます強く心に広がるのは、「信頼:という二文字です。20世紀が人に求めた「能力」から22世紀が人に求める「特性」は、どれも人が人を信頼し、人が人に「信頼」を丁寧に手渡す行為から育つもののように思えるのです。

先にも述べたように、人は、さまざまな価値観を持つ、さまざまな人との関わりの中で、「自分らしい自分」にある時に気付き、確認し、ふらつきながら自分というものを育んでいく存在です。

その時、親が子供に手渡してあげられるものが「不信」ではなく「信頼」であったら良いですね。

勉強だけでは得られない非認知能力。生きるスキルとも言えますね。

毎日不安の中も生活ですが、思いやりを持って、生活していこうと思っている今日この頃です。

早くウイルスが終息する事を、切に願っています。



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