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さまざまな「富の再分配」

 

こんにちは。人材開発の冨田です。

いま世界中で格差が進んでいます。富める者はさらに富み、貧困層はさらに貧乏になっていきます。資本主義社会とはそのようなシステムではありますが、さすがに行き過ぎた部分は是正しなくてはいけません。

そのために国が税金として徴収し、皆が最低限の生活を送れるように広く社会に還元しています。これを富の再分配と言います。

 

富裕層の寄付

最近、Amazon創業者のジェフ・ベゾス氏が、自身が保有する資産1240億ドル(約17兆4000億円)の大半を、慈善事業に寄付するというニュースがありました。

他にも、ベゾス氏の元妻マッケンジー・スコットさんや、マイクロソフト創業者のビル・ゲイツ氏と元妻のメリンダ氏、投資家のウォーレン・バフェット氏といった大富豪も、資産の半分を寄付すると宣言しています。

もはや、超富裕層の寄付の総額は、そこそこの先進国の国家予算くらいになります。

超富裕層たちは、超絶稼いだお金を、うまく税逃れして巨額の資産を残しています。

そんなにお金持っているなら、税金をもっと納めてくれよという声もありますが、彼らからしてみれば、何に使われるか分からない「税金」として納めるよりも、自分の使いたいところに使える「寄付」の方が世の中のためになると思っているでしょう。

つまり、富裕層は自分の意思で、直接世の中に「富の再分配」をしているわけです。

 

岸田首相の政策

そんな中、我が国では、富裕層にもっと税金をかけていこうという動きがあります。所得が1億円を超えると実質の税負担が下がる「1億円の壁」というのがあり、これを解消したいようです。さらに、所得30億円超の超富裕層には2025年度から一定税率を課税する方向とのことです。

でも、そんなことを強行すると、富裕層たちは海外へ資産を移してしまいます。結果、税金を徴収することができなくなります。

税金は、国の社会保障費などに使われます。つまり、国民から徴収したものが、国民のために「再分配」されるものです。なので、富める者から多く徴収して、貧困層に広く還元していくというのが理想的ではあります。

でも、前述したように、富裕層は自らの意思で世の中に寄付という形で再分配しています。恵まれない人たちのため、あるいは、動物愛護やSDGs的なものかもしれませんが、何かしらの慈善事業に使ってもらうように寄付しています。

そのお金は、税金よりもピンポイントで効率的に使われるでしょう。

 

需要と供給による富の再分配

なお、富裕層ではなく庶民レベルでも、自然派性的に富の再分配が行われています。

たとえば、「パパ活」です。

これは何かというと、おじさんが若い女性に「お金」を支払い、一緒にデートしてもらうというものです。

一緒にカフェやレストランに行って会話したり、どこかにお出かけしたり、とくにいやらしいことをするわけでもなく、割と健全な付き合いみたいです。(あくまで2次情報です。経験談ではありません)

女子学生の中には、奨学金制度を使って大学に通っている人も少なくありません。学校に通いながらわずかなアルバイト代で生計を立てなくてはいけません。

一方、既婚男性の中で、お金は持っているが、夫婦生活が冷え切っていたり、単純に若い子とコミニュケーションを取りたいと思っているおじさんも、少なくありません。

つまり、そこに「需要」と「供給」が生まれ、マッチングビジネスが成立します。お互いのニーズが満たされ、自然の流れで「富の再分配」が行われているということです。それはそれで良いことだと思います。

 

最後に

そう考えると、パパ活のように自然派性的に富の再分配が行われている例は、他にもたくさんありそうですね(特に夜の街で…)

でも、お金を持っている高齢者に対して、詐欺をはたらいてお金を奪うなんて行為は、富の再分配とは言えませんので、くれぐれもご注意を。

それではまた。

 

 

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