BLOG

  1. HOME
  2. ブログ
  3. 冨田 展正
  4. はたして「便乗値上げ」は悪いのか?

はたして「便乗値上げ」は悪いのか?

 

こんにちは。人材開発の冨田です。

今年に入ってから急激な円安が進んでいます。ロシアのウクライナ侵攻で、各国による経済制裁が行われ、資源大国であるロシアの石油や天然ガスの入手が困難になりました。

それが原因で、世界的にエネルギー価格が高騰したため、資源貧国の日本は、その高いエネルギー資源を輸入せざるを得ません。

そうなると、あらゆるモノの仕入れ価格が上がり、おのずと販売価格も上がります。ガソリン代、電気代はもちろんのこと、スーパーのあらゆる食材、飲料、そして外食産業では大抵のメニューが値上げされました。

 

コストアップインフレ

ただ、物理的な「モノ」の値段が上がるのは分かるのですが、サービス業などでも値上げがされ始めています。いわゆる「便乗値上げ」です。

最近、身近であったのが、ペットショップでの値上げです。トリミング費用とホテル代が値上げされました。理由としては、昨今の世界情勢により、光熱費が上がり、シャンプー剤などの仕入れ価格も上がり、お店の運営状況が厳しくなってきたため、とありました。

まあ、理由を聞くと、確かにそうだよなぁと思います。サービス業とはいえ、仕入れゼロってことはないでしょうから。

人の手しか掛かっていないような「整体」などのサービス業でも、タオルのクリーニング費用や光熱費はかかります。そして何より「物流コスト」が上がっているので、もうこうなると、すべての業種が対象になると思います。

いわゆる「コストアップインフレ」状態です。

 

ダイナミックプライシング

最近のニュースでいうと、国の「全国旅行支援」制度により、旅費が割引されるので、ここぞとばかりに宿泊料金を上げているホテルがあります。

これは、宿泊料金を高くしても、割引が効くから本人の負担が減り、旅行需要は減らないだろうと見越しての値上げです。それを世間は「便乗値上げ」だと批判しています。

確かにこれは、コストアップによる値上げではなく、国の補助金により需要が増えるために、値上げするという事例です。仕入れ価格が上がるから、値上げするという立て付けではありません。

でも、よくよく考えてみたら、需要が多い時に値段が上がり、需要が少ない時に値段を下げるというのは、旅行業・宿泊業者であれば至極当たり前のことです。

これは「ダイナミックプライシング」と言いますが、需要と供給のバランスにより、価格も柔軟に上げ下げするということです。

さすがにペットのトリミング料金は、頻繁に上げ下げする訳にはいきませんが、値上げをすること自体はまったく問題ありません。

 

値段に見合った価値はあるか

もちろん、その料金を高いなと感じて、離れていくお客さんはいると思います。それはそれで仕方がないことです。その金額に見合ったサービス内容ではないと感じたのであれば、それは仕方がありません。

一方で、料金は上がっても、引き続き利用してくれるお客さんもいます。サービス内容に満足しているから、少々値上げされたからといって、離脱することはありません。

でも、もしかしたら、近くにそのお店より安いところが無いから離れないのかもしれません。でもそれでも良いのです。結果的に、料金を上げてもなお予約が埋まるのであれば、その値上げは成功したと言えます。

 

最後に

つまり、何が言いたいかというと、需要と供給による「市場原理」で回っている経済は、いたって健全な状態なので、値上げはまったく問題ないということです。

現在、いろんなものが値上げされ始めていますが、それが理由で、お客さんが離れてしまうのであれば、それまでの話です。なので、世間で言われている「便乗値上げ」という概念自体は、的外れのような気がします。

お客さんから求められない事業者は淘汰されていきます。資本主義経済においては、新陳代謝されていくのが自然の摂理です。厳しいようですが、そんなものです。

それでは、また。

 

 

********************************************

プロスキャリアでは工場内での製造のお仕事からピッキング・軽作業など多数ご用意しております。 高収入のお仕事が多く、正社員登用実績も多数あります。神奈川・東京で仕事をお探しの方はぜひお問い合わせください!  お仕事情報「ジョブ&キャリア」

コーポレートサイト https://proscareer.co.jp/

Facebook Twitter Instagram YouTube TikTok

********************************************

関連記事