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来年から始まる「新NISA」について解説します

 

こんにちは。冨田です。

さて今日は、2024年1月からスタートする「新NISA」について分かりやすく解説したいと思います。「新」がつくということは、「現行」のNISAがあるということです。

そもそも「NISA」とは何でしょうか?

NISAとは「少額投資非課税制度」のことで、イギリスのISA(Individual Savings Account)を参考に導入され、NIPPONの頭文字「N」をとってNISAと名付けられました。

簡単にいうと、「税金を免除するから投資で資産を作ってくださいね」というものです。

では、なぜ日本政府はこの制度を作ったのかというと、将来「年金制度」が成り立たなくなるからです。


少子高齢化社会において、今の年金制度では回らなくなることは目に見えています。まったくもらえなくなる訳ではないのですが、今の状況だと、我々世代がもらう頃には、給付額が減らされたり、給付開始時期も70歳からになったりしそうです。逆に言うと、70歳までは自力で生活しなくてはなりません。

そこで政府としては、「皆さん、国に頼らないで自分たちでお金を作ってくださいね、その分税金は免除しますから」と言っているわけです。


ところで、「税金を免除する」とはどういう意味かというと、本来、株式投資で儲けた利益には「20%」の税金がかかるのですが、これを「0%」にする、つまり税金はかけないと言っているのです。

これは、現行のNISAがすでにそうなっているのですが、現行NISAだと、掛け金の額や非課税期間に一定の制限が設けられています。

これを「新NISA」では、掛けられる金額の枠を拡大して、さらに非課税期間を「無期限」にしてあげますよ、いうことです。


具体的には、金融庁が示している「現行NISA」と「新NISA」の違いを参照ください。

 

 


これ、すごい制度なんですよ。と言っても、まだイメージがわかない方に、具体例をあげてみたいと思います。


たとえば、新NISAの「つみたて投資枠」を使って投資した場合のシミュレーションです。


・毎月5万円(年間60万円)を積み立てる
・30年間(限度額の1800万円まで)積み立てる
・年間の利回りは「3%」と仮定


投資元本は1800万円ですが、「3%」で運用すると合計金額は2913万円となります。

つまり、運用利益は「1113万円」です。


これが、運良く「5%」で運用出来るとなると、運用利益が「2361万円」となり、投資元本と合わせて「4161万円」となります。


30年間コツコツと積み立てていけば、結構な金額が作り出せると思います。これを単に貯蓄しているだけでは、運用益はほぼゼロです。

「0円」か「2361万円」か、さて皆さんはどちらを選ばれるでしょうか。

 

株式投資の「複利」効果を最大限に発揮できるのが、非課税制度のNISAなのです。このメリットを活用しない手はありません。


もちろん、途中で必要になれば取り崩して(売却して)使えば良いのです。その売却時に、通常であれば20%の税金がかかるのですが、NISAなので税金は「ゼロ」です。

さらに、証券会社によっては売買手数料も「0円」ですので、まったく余計なコストはかかりません。(※運用中のわずかな信託報酬だけは掛かります)


まとめ

さて、来年1月から始まる「新NISA」について解説しましたが、いかがでしょうか。

この新NISAは、株式投資に詳しい人ほどもの凄くインパクトを感じているようです。最短で限度額までもっていくのは、年間360万円の積み立てを5年続けると、限度額の1800万円に到達します。

とはいえ、普通の人はそんなにお金を持っていませんので、少額をコツコツと積み立てて、複利効果を最大限に活用し、将来に備えていければ良いと思います。

ところで、NISA口座で「何を買えば良いのか?」と聞かれれば、一言でいうと「アメリカ上場企業のインデックスファンド」です。何故かについてはここでは詳しく触れませんが、お調べいただければ幸いです。

それではまた。

 

 

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