サウナ
こんにちは。広報チームの岡野です。
このところ、寒い日と暖かい日が交互にやってきて体調管理が難しいですね。
春先にこのような気温変動があれば、“あぁ…これぞ三寒四温。春はすぐそこだな…”と思うところなのですが、今はまだ1月の後半。
寒さの本番はこれから…なんですよね。
でも、筆者にはそんな寒さの厳しい日に、いつにも増して楽しみにしていることがあります。
それはお風呂。
筆者かなりの冷え性のため、1度冷えてしまうと多少温かい部屋にいたくらいでは、身体が温まらないんですね。もう、お風呂に入って全身を温めてしまうのが1番手っ取り早いんです。
しかし、冷えの厄介なところは、冬だけに留まらず、夏のクーラーでも同じような状態になってしまうこと…。
そんなわけで、1年中冷えと戦っているといっても過言ではない筆者なのですが、その分、冷えを解消してくれるお風呂の気持ちがいいこと…。
子どもと一緒に入浴して、多少慌しくとも、湯船に浸かる時間は幸せ以外の何ものでもないわけです。
そんな筆者なので、各地の温泉はもとよりスーパー銭湯なんかも大好き。
コロナの事がなければ、旦那に子ども達をお願いして、近くのスーパー銭湯まで行かせてもらおうかなぁ…なんて計画を密かに練っていたりしたんですよ。
でも、スーパー銭湯で身体を温めるとなると…湯船に浸かる以外の方法がかありますよね。
岩盤浴なんかもそうですが、割と以前からあるものというと…サウナではないでしょうか?
サウナには色々な健康効果があると言われていますね。
研究によれば、身体が高温にさらされることによって、熱ショックたんぱく質という物質が形成されるんだそうですが、この物質には、抗炎症作用・抗酸化作用があると言われているんですね。
また、皮膚のメラニン生成を抑制する作用もあることから美容にもよく、甲状腺ホルモンの分泌も上がるので、代謝も向上し痩せやすくなるとも言われています。
しかし筆者、色々なスーパー銭湯やホテルなどで見かけたりするものの…実はあまりサウナを利用したことがないんですね。
というのも理由は1つ。
“イマイチ使い方が分からないから”なんです。
筆者が子どもの頃には、サウナ室の前に利用方法が書いてあるような施設も多かったような気がするのですが、この頃は見かけないのと同時に、浴室内にサウナが取り付けられることも多い中で、その使い方をひたすら読む姿というのも、後ろから見たら、なかなか間抜けな格好と言わざるを得ません。
とは言え、あの高温の空間にただ訳も分からずに入る…というのは勇気がいるものですし、身体を温めることが目的ならば入浴のみで済んでしまいますものね。
そうして度々、横目で見てきたサウナですが…この度、“その効果面に期待して、いつかトライしようっ”と思い立ち、『効果を引き出すためのサウナ利用方法』を調べてみました。
…とは言ってみたものの、一口にサウナと言っても種類があるようです。
代表的なものが4種類あるのですが、サラッと書いてしまうと…
1.ドライ(乾式)サウナ
一番見かけることの多いサウナがこちら。
湿度が10%程と低く、カラッカラッの空間なので、筆者は入った瞬間に口の中が乾くような感じがしますね。
温度は80~100度程度と言われていて、感覚的には、じりじりと焼けるような暑さがあるので、ある意味1番我慢が必要なサウナのではないかと思います。
その点からいくと、既にサウナが好きで、その我慢に見合う効果実感している人向けなのかな?と、軟弱な筆者は勝手に想像しております…。
2.スチーム(ミスト)サウナ
その名の通り、湿度の高いサウナです。
温度は40~60度と低めなのですが、対する湿度は80%~100%にもなり、蒸し蒸しとした暑さを感じます。
湿度が高いことから、肌や髪の乾燥が気になる場合には、こちらのサウナの方がおススメと言えそうですね。
よりリラックスできるようにと、アロマを導入している施設もあるようですよ。
3.ロウリュ
こちらは、サウナの本場、フィンランド形式のサウナです。
そもそもサウナという言葉自体がフィンランド語なので、本格派サウナというと、このロウリュを指すということになるのではないでしょうか。
石を熱して、そこに水をかけることで水蒸気を発生させ、湿度を上げる方法でサウナ効果が得られます。
料理が終わった直後のフライパンを水に浸けたら、ジュッっとなりますよね。
その時に出る熱い湯気を沢山発生させてサウナにしているようなイメージです。
湿度を上げた空間でサウナ効果を得るという点で、スチーム(ミスト)サウナの方
が、ロウリュに近い感じがしますね。
フィンランドの人たちのロウリュの利用方法を調べてみると…感覚的には、日本人が温泉に入るような感じで利用しているようです。
そう考えるとリラックス効果も高いようですね。
4.塩サウナ
残念ながら、筆者はこちらのサウナには出会ったことがないのですが、全身に塩を塗って(正確には盛って?)入るサウナのことだそうで、温度は40~50度とされています。
低温な分、発汗に時間は掛かると言われていますが、リンパマッサージなどと組み合わせる場合もあり、大きくは老廃物の除去を目的とする様子です。
先の①~③と比べると、美容を目的としたサウナだと言えそうですね。
というわけで、目的によりサウナの方式を選定することから始めるのが吉だ…ということがわかってきたところで、お次はサウナの前提知識とルールについて。
銭湯や温泉に入るときと同じく、サウナにも前提知識やルールがありますので、気持ちよく利用するためにも、しっかりと確認しておきたいですね。
1.食後とアルコール摂取後はNG
こちらは、サウナを利用するにあたって、健康を害す恐れがあるので、厳守ですね。
まず、“食後”については、消化のために胃に血液が集まりますから、サウナで身体の血行をよくしてしまうと、結果的に消化不良を起こして、胃腸に負担をかけてしまうんですね。
これでは、健康増進を目的としたサウナ浴としては失敗です。
また、“アルコール摂取後”については、サウナの利用は厳禁と言ってもよいくらいの危険さを持っていることを覚えておかなければいけません。
アルコール摂取後は、通常時に比べ、脱水症状を起こしやすくなるんですね。
ただでさえ、熱いサウナに入ると脱水しやすくなるのに、アルコールを摂取していたりすると、それが加速するというわけです。
飲酒後にサウナで汗を流してアルコールを抜いて…なんてことをしている方もいるようですが、大変危険な行為ですし、そうそうアルコールは身体から抜けないので、やめておくのが賢明ですよ。
2.サウナに入る前に、身体を清める
“さぁ、サウナに着たぞ。すぐ入ろう”…これには待ったがかかります。
サウナはサウナ浴とも言われるくらいですから、基本的に銭湯や温泉でのマナーが適用されると考えておくべきところです。
サウナ室に入る前に、まずは、身体や頭をしっかり洗いましょう。
これは、マナーの点からも大切ですが、効果的なサウナの利用方法からしても重要なんですね。
というのは、身体を洗浄してからサウナを利用する方が、肌などから老廃物などが出てきやすくなるからなんです。
自分のためにも他人のためにも、まずは身体を清めるのが先決です。
3.我慢大会を開催しない
1人でも、仲間と一緒でも、サウナに入るとついつい我慢大会を開催してしまいがちですよね。しかし、サウナは決して記録を競うものではありません。
サウナ室に滞在する時間の目安は10分程度とされていますが、自分の心地よさを優先するべきところなので、先に来た人がまだ入っていようと、目安時間が達成できていなかろうと、そこは我慢をするべきところではありません。
ただし、頻繁な出入りはサウナ室の温度を下げてしまうので、他の人の居心地が悪くなってしまいます。そこは注意してくださいね。
4.サウナ室は場所によって温度が違う
サウナ室に入ったことがある方なら、サウナ室の中がひな壇状になっていることをご存知ですよね。何か、上の方が偉そう…なんて思ってしまうところですが、別にそういう訳ではありません。
サウナ室は、上段になるほど高温になるんですね。
そのため、サウナに入ったら、空いている席が上段しかなかったなんてこと起こるわけですが…初めのうちは、下段を選択するのが無難ということですね。
5.血管や循環器系の持病がある方は医師に確認を取る
後述のサウナの入り方で記載をしますが、サウナ浴では、どうしても血管や循環器系に負荷がかかるんですね。そのため、これらに関係する持病のある方は事前に医師に確認を取っておくべきだと筆者は思います。
さぁ、やっとここまで、やってきました。次こそが『効果的なサウナの入り方』の内容です。
1.まずは水分補給
サウナ室に入る前に、身体を清める旨を先に記述したのですが、何だかんだお風呂に入っていると喉が渇いてきますよね。
そんな状態でサウナに入れば、脱水症状を起こしてしまう可能性が上がります。
まずは、サウナ室に入る前に水分を補給して、脱水を起こさないようにしましょう。
また、水分を持って入れるようなのであれば、持って行くようにしましょう。
2.身体をよく拭く
サウナは、汗と一緒に身体に不要なものを出すというのも目的の1つですね。
“これから、サウナで汗をかくのに、1回身体を拭くの?”と思われるかもしれませんが、実は、身体は表面が乾いている方が発汗しやすいんです。
そもそも、汗は体表で蒸発することで身体を冷やす役割りを持っているので、身体が既に濡れている状態では出てきにくいんですね。
そのため、しっかり身体から水分を拭き取り、汗が出やすい状態にしておきましょう。
3.サウナ室に入る
先程も記述をしましたが、サウナ室に滞在する時間の目安は10分になります。
汗をかくと思いますので、マナーとして、自分の座るところにはタオルを敷いてから座りましょう。
また、頭に濡れタオルを巻いておくと、のぼせ止めになります。
サウナキャップやサウナハットと呼ばれるサウナ用の帽子もあるのですが、施設によっては禁止されていたりしますので、注意が必要ですよ。
4.身体を一気に冷やす
ここが、サウナの第2の難関かもしれないですね…。
筆者も知識としてサウナが設置されている施設に水風呂があることは知っていますが…使っている人をほぼ見たことがありません…。
そのため、サウナ室を使っていても、水風呂に入る勇気がない方は多いのかなと思っています。
実際、水風呂を使用するにあたっては、注意しなければいけないことがあるんですね。
まずは、マナーの点からも、ぬるめのシャワーを浴びて汗を流しましょう。いきなり水風呂の水をかけるよりは、すこしぬるめのシャワーを浴びることで、ワンクッションおいた方が、身体にも優しいですしね。
そして、いよいよ水風呂です。
水風呂を利用するときには、心臓に遠いところから、冷やしていくようにします。
水を、足、足全体、手、腕全体…といった感じで、最後に胴体に水をかけるようにしていく感じですね。
それから、水風呂に浸かります。
目安は1~2分。これもあくまで目安なので、寒いようなら、早めに切り上げましょう。
サウナ後の水風呂は、サウナで血管が広がっているところを、一気に冷やして、急激に血管を縮めることで、身体から熱を逃しにくくする効果があり、この急激な温度差がサウナの醍醐味であるそうなのですが、それだけ急激な変化が血管に加われば、どうしてもそれなりの負荷がかかることは否めません。
負荷の大きさは、生理学的にはジョギングと同程度の負荷がかかると考えられているそうですが、血管や循環器系に持病がある方は水風呂を使用せず、サウナを利用するようであれば、クールダウンは外気浴などに留める方がよいと言われていますので、注意してくださいね。
5.身体を拭いて、休憩
水風呂などでのクールダウンが終了したら、椅子などに座ってゆったりと休憩をとりましょう。この時にもしっかり水分補給をして脱水しないようにしてくださいね。
6.“3~5”を、3セットほど繰り返す
実は、“サウナに入る”というのは、熱い空間に入ることを指すのではなくて、「サウナに入る+水風呂に入る+休憩をとる」を1セットとした、一連の流れを指すものなんですね。
このことからも、時間がないときに急いでするものではないことが分かりますよね。
しかし、この流れを数セットほどすると、俗に言う“ととのう”という状態になると言われています。これは“サウナトランス”とも言われる状態で、ランナーズハイにも似た多幸感を得られるんだそうで、サウナにハマる要因の1つと言われているんです。
筆者、ランナーズハイの経験はあるのですが、あの感覚が走らずに得られるのであれば、確かに悪くない…と思ってしまいました。
しかし、サウナにかける時間がたっぷり取れることが前提になりそうなので、子ども達がもう少し大きくなるまでは、お預けかな…と、若干、がっかりの次第です。
しかし、美容目的の低温サウナであれば、行くだけの時間を確保できるかもしれないので、今回、折角調べたことですし、近場の塩サウナをチェックしておこうかな…と思っていますよ。
さて、今回は『効果的なサウナの入り方』の記事を書いてみました。
日ごろ、サウナを使われている方もいらっしゃると思いますが、サウナの入り方…当初の筆者と同じく、自己流になっちゃってませんでしたでしょうか?
実は、水風呂などでのクールダウンに重要な要素があって、数セット繰り返して利用すると、“ととのう”状態になるとのこと…もちろん、コロナのことが落ち着いてからの話となりますが、リラクゼーションを兼ねて、お時間ありますときに試してみるのもいいかもしれないですよ?
このコロナ禍が終息した後には、また楽しいことがたくさん待っていると信じて…
今回は、この辺で失礼致します。
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