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人間関係のマトリックス

 

 

こんにちは。人材開発の冨田です。

今日は、ベストセラー作家である本田健さんが提唱する「人間関係のマトリックス」という法則を紹介します。

 

 

人間関係、つまり職場関係、恋愛関係、家族関係などすべての人間関係に当てはまる法則です。

人間関係については、誰でも悩みの一つや二つはあるのではないでしょうか。

それが少しでも解消されるのであれば、これから説明する法則は知っておくと良いと思います。

 

 

まずは、人間のタイプを4つに分けます。

 

 

「ポジティブ自立」「ネガティブ自立」「ポジティブ依存」「ネガティブ依存」とこのように分類します。

 

 

ポジティブ自立

・リーダー、社長タイプである
・大きなビジョンを持っている
・問題解決志向型である
・(何事にも)楽観的である
・(表面的には)人間関係が円滑である
・エネルギーに溢れている
・人の面倒を見たがる

 

 

ネガティブ自立

・有能な管理者タイプである
・チェックを厳しくしたい
・参謀タイプである
・完璧主義者である
・何事にも批判的である
・いじめっ子タイプである
・いつもイライラしている
・人をコントロールしがちである

 

 

ポジティブ依存

・なごみキャラである
・場を柔らかくする方である
・ミスをしがちである
・自分が無能に見える
・頭がすぐ真っ白になる
・白昼夢を見がちである
・人の反応を気にする
・いじめられっ子タイプである

 

 

ネガティブ依存

・その場の空気が読める(感じる人)
・共感能力が高い
・有能なカウンセラータイプである
・問題を発見するのが得意である
・芸術的感性を持っている方である
・(何事にも)悲観的である
・自己批判が強い
・感情にひたりがちである
・過去にとらわれることが多い

 

 

さていかがでしょうか。自分はどのタイプに当てはまると思いますか?

パートナーであるご主人や奥さんはどんなタイプでしょうか。

あるいは職場の上司や同僚、部下はどういうタイプでしょうか。

 

 

ここからマトリックスで関係性を見ていきます。

 

 

例えば、Aさんは職場ではマネージャーのポストに就いています。
チームの士気を上げるため自らがグイグイ引っ張りリーダーシップを発揮しています。
部下の相談にはビシバシと的確なアドバイスで課題を解決していきます。
会社からも高い評価を得ていて信頼される存在です。

一方部下であるBさんは、周りの空気を気にし過ぎていつも行動が遅く、どうしても受け身がちになってしまいます。

AさんはBさんに常に発破をかけ、ケツを叩き、いつも面倒をみている状態です。
Bさんも口うるさく言われながらも、言われた事を何とかこなしています。

この関係性は、Aさんが「ポジティブ自立」で、Bさんが「ネガティブ依存」と言えます。

 

 

一方で、自宅に帰った後のAさんはどうでしょうか。

家に帰った瞬間に奥さんにあれやって、これやってと指示され、娘にも遊んでほしいと要求されます。

Aさんは仕事で疲れた体にムチ打って家庭内では言われた通り動きます。

この関係は、奥さんが「ポジティブ自立」で、Aさんは「ネガティブ依存」と言えるでしょう。

 

 

Aさんは、職場では「ポジティブ自立」ですが、家庭内では「ネガティブ依存」になるのです。

 

 

つまり、誰もが4つの異なるタイプの要素を持っているのですが、相手がどういうタイプかでマトリックスの立ち位置が変わるのです。

例えば、綺麗好きな2人が結婚したとしても、必ず競い合って、どちらかがより綺麗好きの(マウント)ポジションを取ります。

なんだか面白いですよね。

同じ人間なのに、その環境によってタイプが切り替わります。
というより、自然とバランスを取ろうとして対角線上にポジショニングされるのですね。

 

 

もう一度話を整理すると、まず人の性格を大きく分けるとこの4つのタイプです。

・ポジティブ自立:社長やリーダータイプ
・ネガティブ自立:有能な管理者タイプ
・ポジティブ依存:いじめられっこタイプ
・ネガティブ依存:感じる人(悲観的)

そして、相手がどんなタイプかにより、自然とバランスを取ろうとして自分の立ち位置を変えています。
これは無意識レベルで変わっているのでしょう。

あるいは、付き合ったり仲良くなる相手のタイプは、何故かいつも対角線上のタイプだったりします。

 

 

で、ここからが大事なところですが、

つまり、相手がどんなタイプかを見極めることが出来れば、自分がどういう立ち位置に居た方が良いのか、どちら側に寄せれば関係性が良くなるのかが分かってくると思います。

俯瞰して人間関係を見ることができれば、自分でうまくバランスを取ることができます。

 

 

そして、自分がどちらかに偏り過ぎているなと感じたなら、なるべくマトリックスの中央に寄っていく事を意識しましょう。

そうする事で相手との関係性が良好になるでしょう。

すごく簡単に言うと、お互いの「歩み寄り」が大事だということです。

 

 

 

 

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