
「単語脳」にならないよう脳内システムを理解する
こんにちは。冨田です。
私たちは日々、無数の判断や選択をしています。
朝起きてから寝るまでの間、何を食べるか、何を着るか、道で人と交差する時どちらに避けるか、メールにどのように返信するかなど、数えきれないほどの選択をしています。
ある研究結果では、私たちは1日に約「35,000回」もの判断を下していると言われています。
「そんなに判断してるの?」「してる意識ないけど…」
と思われるでしょう。なぜなら、その判断のほとんどが「無意識レベル」で行われているからです。
考えてみれば、無意識のうちに右を向いたり、左を向いたりしてますよね。そういうのも含めて脳は判断を下しているのです。
しかし、無意識で判断するということは、時に誤った判断につながります。たとえば衝動買いとか。
そこで今日は、人はなぜ衝動買いをしてしまうのか、時に誤った判断をしてしまうのか、人間の脳内システムから紐解いていきたいと思います。
「システム1」と「システム2」
心理学者のダニエル・カーネマンは、人間の思考プロセスを「システム1」と「システム2」の2つに分類しました。
「システム1」は、直感的で素早い判断を行う無意識的なシステムで、日常の多くの判断を担っています。
一方、「システム2」は、論理的で熟考を要する意識的なシステムで、複雑な問題解決や新しい状況に対する判断を担当します。
これらは、それぞれ「単語脳」と「文脈脳」とも言えるでしょう。
システム1のメリットは、迅速な判断が可能であることです。たとえば、危険を察知して即座に回避行動を取るといった場面では、システム1が大いに役立ちます。しかし、直感に頼るため、誤った判断を下すリスクもあります。
一方、システム2は、時間をかけて慎重に考えることで、より正確な判断を下すことができますが、エネルギーを多く消費し、疲労を感じやすくなります。
日常の中に仕組まれている「システム1の罠」
私たちの日常生活には、「システム1」を巧みに利用した仕組みが数多く存在します。
たとえば、Amazonの「おすすめ商品」や「この商品を買った人はこんな商品も買っています」といった表示は、直感的に購入したくなるようデザインされています。
そして極めつけは「セール商品」です。前の価格がわざわざ見えるように「線」で消されていて、割引価格がめちゃくちゃ安く感じるように見せています。
また、ドン・キホーテのようなディスカウントストアでは、商品が山積みにされ、限定特価やタイムセールといった「POP」は、お客さんの目を惹きますよね。
これらは、私たちの「システム1」を刺激し、衝動買いを誘発する戦略です。
これらの仕組みは、「行動経済学」の知見を活用しています。人間は無意識のうちに「非合理的」な選択をしてしまう傾向があり、とりわけ大手企業は、その特性を利用してマーケティング戦略を立てているのです。
「システム2」を発動させるクセをつける
システム1に頼りすぎると、ついつい衝動買いをしてしまったり、SNSで過剰に反応して誹謗中傷したり、さらには、フィッシング詐欺メールに引っかかったりします。
これらを防ぐためには、「システム2」を意識的に発動させることです。
具体的には、SNSで何かに反応する前に一呼吸置き、その情報が本当に信頼できるものか、感情的になっていないかを考えるとか。また、買い物をする際には、本当に必要なものかどうかを一度立ち止まって検討するとか。
こういった習慣を身につけることで、「システム1の罠」にはまりにくくなります。
しかし、システム2は脳内エネルギーを多く消費するため、常にフル稼働させることは難しいです。
なので、日常のルーチンワークや単純な作業はシステム1に任せ、エネルギーを節約することです。
たとえば、朝の身支度や通勤ルートの選択など、毎日繰り返す行動は習慣化し、「システム1」で自動的に行えるようにします。
こうすることにより、重要な判断や複雑な問題解決が必要な場面で、「システム2」を発動させることができます。
まとめ
話をまとめると、私たちの脳内には、直感的で迅速な判断を行う「システム1」と、論理的で熟考を要する「システム2」という二つの思考モードが存在します。
日常生活の多くの場面では「システム1」が活躍し、私たちの生活を効率的にしています。しかし、システム1に頼りすぎると、誤った判断やバイアスに陥るリスクがあります。
一方、「システム2」は正確な判断を下すのに役立ちますが、エネルギーを多く消費するので、常時稼働させることはできません。
つまり、これら二つのシステムを状況に応じて適切に使い分けることが重要です。
日常のルーチンワークや単純な作業は「システム1」に任せてエネルギーを節約し、重要な意思決定や複雑な問題に直面した際には、「システム2」を意識的に発動しましょう。
それではまた。
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