人は誰もがマウントをとりたがる
こんにちは。人材開発の冨田です。
私は最近(地上波の)テレビをほとんど観ないのですが、テレビの世界ではまだ芸能界の重鎮たちが中心となり番組が作られていますよね。
明石家さんまさんやダウンタウン、とんねるずや爆笑問題、それぞれ冠番組を持ち、長年テレビ業界を引っ張ってきた人たちです。
そして、そんな彼らは、なぜか共演することはありません。
一度だけ奇跡的に共演を果たしたのが、「笑っていいとも」の最終回でした。
タモリさんを囲って、大物芸人たちがワチャワチャやっていましたね。
さんまさんと松ちゃん浜ちゃんの絡みとか、とんねるずとの絡みとか、かなり新鮮で観ている方はワクワクしました。
でも、実際のところ、トークはあまり噛み合っていなかったのを記憶しています。
あれだけの国民的スターたちが一堂に会しているのだから、最高に面白くなるはずなのに、なぜか噛み合わないのですね。
それはなぜでしょうか?
それは、みんながスター過ぎて、みんなが「マウントポジション」を取ろうとしているからです。
とにかく自分がウケたいと、マウントポジションの奪い合いをしてしまいます。
(マウントポジションとは、格闘技の用語で、上の選手が下の選手の胴体に馬乗りになっている状態を指す。 上の選手が圧倒的に有利なポジションである。Wikipediaより)
この現象、私たちの周りでも起こっていませんか?
会議やミーティングで議論する際、マウントポジションの取り合いじゃないですか?
飲み会でトークをするとき、マウントの取り合いじゃないですか?
夫婦喧嘩の際、マウントの取り合いじゃないですか?
(これは本当の意味で格闘ですね)
もちろん、中には聞き役に徹している人もいます。
そして、話をまったく聞かない人もいます。
あえてマウントポジションを取らせて、ここぞという時に反撃する人もいます。(アントニオ・ノゲイラのように下から三角締めで)
でも、人間誰しも自分の話を聞いてもらいたい、リアクションしてもらいたいと、ホンネでは思っているのではないでしょうか。
なぜなら、人は誰でも「承認欲求」があるからです。
そして、それが顕著に表れている事象として、ネット上での「誹謗中傷」が挙げられます。
ネット上での匿名での誹謗中傷は、いまや社会問題となっています。
私の感覚では分からないのですが、彼ら彼女らは、「匿名」という武装をした上で、あらゆる人に攻撃を仕掛けてきます。
とにかく揚げ足を取ってやろうと、いつも待ち構えています。
なんの意味もないこの不毛な行動は、彼らなりに「マウント」を取りたいからなんじゃないでしょうか。
普段は冴えない「非リア充」生活を送っていても、「匿名」という武装をし、インターネットという主戦場で有名人を罵倒していくことで満たされる「承認欲求」。
クレーマーにしてもしかりです。
自分はお客さんの立場であるという「武装」をして、メーカー、あるいはサービス提供者に「クレーム」という攻撃を加えてきます。
これも同じです。「マウント」を取りたいための行動だと思います。
それでは、もしそんな人が現れた時、どう回避すれば良いのでしょうか?
取らせてあげましょう。マウントポジションを。
相手に好きなだけ取らせてあげましょう。
そして、相手が疲れてくるまで待ちましょう。疲れて止めるまで放っておきましょう。
いちいち反応すると、こちらが疲れてしまうので、なるべく無視して嵐が通り過ぎるのを待ちましょう。
もし急所を攻めてくるようなら、毅然とした態度でやり返しましょう。その時はカウンターでめっちゃくちゃにやっつけてやりましょう。
その時だけは反撃しましょう。三角締めでやっつけましょう。
それ以外は放っておきましょう。
人は誰でも「マウントポジション」を取りたがるものです。そして、ある意味でそれは仕方がないことです。
そういうものだと割り切れば、案外気にならなくなるものです。
それでは、穏やかに。
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