アメリカで「NFL」の人気がレベチなのはなぜか?
こんにちは。冨田です。
今年のエンゼルス大谷翔平選手の活躍は凄まじかったですね。
ハイライトは何と言っても、日本人初となる「ホームラン王」を獲得したことです。MLBにおいてパワー系のタイトルが取れるとは、誰も想像していなかったことです。
日本のメディアでは、連日、大谷翔平選手の活躍する姿が報道されていました。日本では「大谷翔平」は老若男女問わず大人気です。
もちろんアメリカでも大谷翔平は「ユニコーン(唯一無二)」と呼ばれるなど特別扱いされ、多くの人から賞賛されています。ベースボールの神様「ベーブルース」と比較されることもしばしばです。
ですが、実は「アメリカ全体」でいうと、大谷翔平はそれほど話題にあがっているわけでもないようです。というより、MLBの話題が大きく取り上げられることは、そんなに多くないようです。
それはなぜか。
それは、アメリカにおいて一番人気のスポーツは、「NFL(アメリカンフットボール)」だからです。
アメリカでナンバーワンなのは「NFL」です。
そして2番目に人気なのがNBA(バスケットボール)で、その次にMLB(メジャーリーグベースボール)となります。
これ、意外じゃないですか?アメリカといえば「ベースボール」の国で、メジャーリーグが最高峰だと思っていなかったですか。
実は、ベースボール(野球)が一番人気なのは、「日本だけ」なのです。
それではなぜ、アメリカでは「NFL」がダントツ人気なのでしょうか?
アメフトの歴史
アメリカンフットボールは、19世紀後半にアメリカの大学でラグビーから進化して、独自のルールが確立されたスポーツです。
ラグビーはヨーロッパ諸国で発展し国際的なスポーツに成長しましたが、アメフトはアメリカの中で発展し、アメリカ国内だけで主要なスポーツとなりました。
そして、アメリカでは高校や大学でもアメフトは盛んで、多くのアメリカ人にとって生活の一部になっています。
でも、本当は「ベースボール」の方が起源は早く、もっとも歴史のあるスポーツなのですが、いつしか逆転されてしまったようです。
スポーツとしての魅力
アメフトはラグビーに似ていますが、ルールは結構違います。ラグビーは前にボールを投げられませんがアメフトは投げられます。というかそこが一番の見せ場です。
そしてアメフトは「フィジカルなチェス」とも呼ばれるほど、戦略的で複雑なスポーツです。各プレイには特定の戦略が必要で、コーチや選手たちは試合前にしっかりミーティングして試合に臨みます。
観ている人からすれば、この深い「戦略的側面」が面白いのだと思います。
フィジカル的にも、ラグビー同様に強烈なタックルがあったり、相手をかわして抜け出すスピード感など、とてもエキサイティングなスポーツです。
なぜ商業的に成功したのか
NFLの試合は週に一度だけで、主に日曜日に集中しています。(1シーズン17試合しかありません)
MLB(毎日の試合)やNBA(週に数回の試合)とは違って、NFLの各試合は希少性があり、ファンにとっては見逃せないイベントとなっているのです。
なお、アメフトはサッカーやラグビーと違って、試合中には多くの「中断」があり、視聴者にゲームを理解する時間を与えてくれます。
試合中、アルコールを飲んだりフードを食べる時間も十分にあるため、エンターテイメントとして楽しめる上に、経済効果も得られます。
そして中断が多いということは、広告(CM)を差し込みやすいということです。アメフトはテレビ放送に非常に適しています。つまり放映権が高く売れるというわけです。
NFLで世界一を決めるシリーズを「スーパーボウル」と言いますが、この一年に一度のイベントは、単なるスポーツの試合を超えた、国民的な祭典となっています。
MLBのワールドシリーズでさえ、スーパーボウルほどの注目を集めません。
まとめ
これらの理由から、アメリカではMLBよりNBAより、「NFL」が一番人気なのです。
正直、アメフトの試合を観ても私自身はあまり面白いと思いません。
まあそりゃそうですよね。ルールも知らなければ戦略も知らない。そして日本ではプロリーグも無いためほとんど観る機会がありません。
さて今日は、大谷翔平がアメリカ全土でフィーバーを起こしているのかなと思いきや、実はそうでもないよという話を聞いたところから、NFLについて詳しく調べてみました。
皆さんも、この事実は意外だったのではないでしょうか。
それではまた。
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