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MMTはトンデモ理論?

こんにちは。人材開発の冨田です。

今日は少し小難しい話をします。

皆さん、MMTという言葉をご存知でしょうか。

Modern Money Theory(現代貨幣理論)という意味です。

これは何かというと、アメリカの経済学者等が提唱している理論で、

「自国通貨建てで発行する国債には制限がないため、財政破綻はあり得ない。 つまり政府は財政赤字を気にする事なく財政支出が可能で、市中にお金をまわすことが出来る。 政府の赤字は国民の黒字である。」

というものです。

一見、意味がよく分からないですよね。

例えば、日本は多額の財政赤字を抱えていますが、気にせず政府はどんどんお金を使い、国民にどんどんお金を回して経済を発展させることが出来るのだという、結構とんでもない理論なんです。

世の常識でいうと、国の収入は50兆円で支出が100兆円。
足りない差額は国債の発行で借金をして穴埋めしている。
だから毎年借金が増え続け、非常にマズイことになっている。
そのため消費税を上げたりして税収を確保している。

個人の家庭に例えると、お父さんの給与は毎月25万円。毎月の生活費や借金の返済が計50万円。
足りない25万円はさらに借金して補填する。
そして毎月毎月借金が膨れ上がる。

こんな感じだと思います。

ただここで一つ、国と個人とでは違う部分があります。
お父さんの借金は他から借りるのではなく、お父さん自身がお金を発行出来る(作れる)ということです。
「自国通貨建ての債務では、破綻はあり得ない」ということになります。

MMTを推す経済学者たちは、従来の理論を真っ向から否定しており、言わば「天動説」をひっくり返す「地動説」なんだと言っています。

逆にMMTを否定する多くの人たちは、市中にお金の量を増やし過ぎるとハイパーインフレのリスクが高まるなど、問題点を様々指摘しています。
(MMTを詳しく知りたい方はググってもらえればと思います。)

ただ、もしこのMMTの理論が正しいのならば、いまコロナ影響で困っている人たちに、お金を配って配って配りまくって、助けてあげることが出来ますよね。

この問題は難しすぎて正解が分からないのですが、このコロナ禍で、日本で壮大な実験をしてみるのも、ありなのかもしれませんね。

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