野ブタをプロデュース
こんにちは、広報チームの佐藤です。
最近は、コロナウイルスの影響で、新ドラマの撮影が出来ていない為に、過去の名作ドラマが放送されていますね。
私はその中でも、「野ブタをプロデュース」を楽しみに毎週観ています。
というのも、オンタイムで放送されていた時は学生だったので、懐かしみながら観ています。
本日は、このドラマがなぜ名作ドラマとなったのかをお話したいと思います。
若いだけに出てくる悩みを、暗くなりすぎず、丁寧に描かれて、様々な世代の心に刺さった1作だと思います。
イケメンで何でもスマートにこなす人気者が、変わり者のクラスメイトといじめっ子を、プロデュースして、人気者にするという内容のドラマです。
いじめを取り上げたドラマは数多くあって、それを改善していく様を描いているドラマは過去にも見たことはありますが、人気者が、いじめっこをプロデュースして、人気者にして、結果、いじめをなくす。という手法が、とても斬新で、前向きに明るい解決の仕方だと思った事を覚えています。
それぞれのタイプの役者が、おのおの抱える悩みはそれぞれで、どんなに人気者でも、イケメンでも皆悩み、葛藤している様が見事に描かれていると思います。
“スクールカースト”に他ならない。
何気なく過ごす学校生活の中に密かに存在していた上っ面だけの階級関係が、こうしてテレビドラマという形で可視化されることによって、主人公たちと同世代の学生たちは自分たちもこの物語の当事者であるかのような感覚を味わうことが出来たのではないでしょうか。
さらに第1話の序盤での修二のモノローグで語られていたような“マジになったほうが負け”という達観視したティーンエイジャー像であったり、ドラマ後半では“スクールカースト”の脆弱さや空虚ささえも暴かれていく様子。
そうした青春の難しい側面がダイレクトに刺さるセリフの数々とともに描かれていくだけでなく、亀梨と山下のかけ合いによって生まれるポップさと並行して描かれていて、当時リアルタイムで高校生だった私は、かなりの衝撃を受けたと記憶しています。
(今こうして改めて観ても、木皿泉の脚本の巧さに、ただただ驚嘆するばかりです)
今回放送された第1話の劇中には、ひとつのシンボルとして河川敷に1本だけ佇む柳の木が登場しました。
修二は毎朝学校に行く前にそれに触れることを習慣としていたが、いつの間にか掘り返され、その場所で信子と出会う。
そして、それが別の場所に運ばれていくのを見送りながら「生きてみなきゃ何が起こるかわからない」と語る修二に、信子は「誰にも引っこ抜かれない大きな木になれるかな」と呟く。
柳の木の花言葉は“自由”だそうだ。“自由”が遠ざかっていく中でも、自分たちで新たな“自由”を見つけ、いかにして変わっていくことができるのか。このドラマで描かれたテーマ
は、間違いなく現代にも通じていることだと思います。
いまの高校生には、このドラマがどのように見えているのでしょうか。
時代が変化して、また違った捉え方をしているのでしょうか。
大人になった今、新たに築かされる事も多いドラマです。
最終回まで後もう少し楽しみに観ようと思います。
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