8月 06 2024

人生は素晴らしく公平にできている

こんにちは。冨田です。

人の生活を見て、羨ましいなあと思うことはないですか？都内のタワマンに住み、高級車を乗り回し、週末には子供たちと郊外にお出かけするみたいなリア充生活。

あるいは、芸能人やプロスポーツ選手のようにキャーキャー言われ、世間にもてはやされる生活。

一度きりの人生だから、せっかくなら有名人になり、人生を謳歌したいなと思うのは自然なことだと思います。

ですが、有名人である彼ら彼女らは、名声を得ることと引き換えに、何かを犠牲にしているのも事実です。

たとえば、お金持ちの有名人で、どこに行ってもキャーキャー言われ、世間でブイブイ言わせている人がいたとします。

そんな彼は、順風満帆で人生勝ち組のように見えますが、実は不自由な人生を生きているとも言えます。

どこに行っても顔をさされ、勝手に盗撮され、すぐにSNSに晒されたりします。これでは外で気を緩める瞬間がありません。不自由極まりません。

つまり、有名人になれば、チヤホヤされることと同時に、自由を奪われることになります。

他にもあります。

たとえば、子供やペットがいる家庭は、毎日賑やかで、時には癒され、人生の喜びを享受しているように見えます。

しかし、その裏側には、常に「不安」がつきまとっています。子供が事故に遭わないかな、誘拐されないかな。ペットが病気にならないかな、留守中に倒れていないかな。

特に子供に関しては、子供が大人になってからもずっと不安に感じるものです。社会でしっかりやっていけているかな、自立して食べていけてるかな。

子供やペットがいると、生活に大きな喜びを与えてくれるし、充実した日々を過ごすことができる一方で、常に不安を感じる日々にもなります。

つまり、人生とは常に「トレードオフ」なのです。何かを得るには何かを犠牲にしなければならない。そういう風に出来ているのです。

たとえばホームレスの人は、家も家族も無く、不憫な生活を送っているように見えますが、実際には、めちゃくちゃストレスフリーで自由な生活をしているとも言えます。

そう考えれば、人生とは素晴らしく公平に出来ているなと思いませんか。

大谷翔平選手は、メジャーリーグという最高峰の舞台で大活躍しています。チームとは1000億円の大型契約を結び、結婚もして、毎年のように素晴らしい成績を残す、誰もが憧れるスーパースターです。

ですが、そんなスーパースターの普段の生活はとても地味です。外食はほとんどせず、月に10万円も使わないみたいです。今まで野球以外の娯楽を一切排除してきました。その辺の大学生の方が遊んでいるくらいです。

大谷選手は我慢している意識はないのかもしれないですが、食事も制限し、毎日トレーニングし、自分の技術を磨く工程は、とても楽な作業とは言えないです。職業としての野球はそういうものです。

楽しく野球がしたいなら、草野球が一番なのです。

結局何が言いたいかというと、一見羨ましそうに見える人たちも、裏では不自由なことも多く、それなりに犠牲を払っているものですよ、ということです。

つまり、人生は常に「トレードオフ」なのです。

そう考えれば、人生とは、素晴らしく「公平」に出来ていると思いませんか。

それではまた。

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