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リトミック

こんにちは、広報チームの佐藤です。

暑さも、もう少しの季節まで来ていますかね。秋の訪れが待ち遠しいですね。

さて、いきなりですが「リトミック」をご存じの方はいらっしゃいますでしょうか。

私は、楽器を教えているのでもちろん知ってはいますが、しっかりと学んだ事が無く、なんとなくな感じでしたので、この度、1から学び始めました。

自分が小さい頃は、リトミックという名は現在程、浸透していなかったような気がしますが、似たような事はやっていた気がします。

子供からすると、ただ遊んでいるだけのような気がしていましたが、学んでみると、とても奥が深いのでご紹介してみたいと思います。

リトミックというのは、20世紀の初頭にスイスの教育家ダルクローズ博士によって考案された教育法で、簡単に言えば音楽的刺激による身体表現ということです。

演奏したり聞いたりするだけでなく、全身を使って音楽を学ぶための方法です。もともとは幼児教育のためのものではなく、音楽を専門に学ぶ人のためのものでした。

しかし、音楽に限らず子どもの能力開発にも役立つことが分かり、日本では主に幼児の能力開発のための教室がたくさんできました。そのため現在は、幼児期の能力開発教育用というイメージが強いです。

【リトミックの3要素】

リトミックには、動き、ソルフェージュ、即興の3つの要素があります。リトミック教室では、成長に応じてこの3つをバランスよく学びます。

動き(リズム運動)
音楽に合わせて動いたり、音楽を聞いて感じたことを動きで表したりします。一般的な「リトミック」のイメージに近いものでしょう。

ソルフェージュ
リズム運動のように身体全体を使いながら、音程を確認したり、歌を歌ったりします。全身を使うところが通常のソルフェージュとの違いです。

即興
その場で自由に何かを表現することです。楽器を使ったり使わなかったり、1人でやったりグループでやったり、また、ルールやテーマを決めたりして、音楽に合わせて表現します。

リトミックは、体操やダンスとは異なります。音楽に合わせて身体で表現するという点では同じに見えますが、リトミックでは自分で感じたことや考えたことをそのまま表現する、つまり身体の動かし方は自分で考えるので、表現する側の創作や自己表現が多く含まれます。一方で、体操やダンスでは曲に合わせてあらかじめ振り付けが決められている場合が大半です。この点が、体操やダンスとの大きな違いと言えるでしょう。

都市部や、子どもの多い地域ならリトミックの教室はたくさんあるので、広告を目にすることも多いかもしれません。
教室が近くになかったり、通うことが難しかったりする場合には自宅で取り組むこともできます。リトミックの本やDVDはいくつも出ていますので、それらを利用すると行いやすいでしょう。ママやパパが先生役となって、子どもの様子に合わせて一緒に遊ぶように楽しみましょう。ピアノや楽器が弾けなくても、出来るのがリトミックです。

リトミックは、いつからでも始めることができます。赤ちゃんでも発達段階に応じてできることがいろいろあるからです。さらに成長すれば、リズムや歌など、いろいろなことを楽しめるようになります。

リトミックは幼児教育専用のものではないので、生まれる前からのマタニティーリトミックや、小学生や大人向けのものもあります。ただし、教室に通うなら乳幼児から始めるとよいでしょう。乳児から幼児向けの教室は多く、能力開発を行うにも適した時期だからです。

リトミックは、年齢によってできることが異なるため、プログラムもそれに応じて変わります。具体的な違いについて、幼児用の年齢別カリキュラムは以下になります。

0~1歳未満

0歳児のベビーリトミックは、首が座ったころから参加できます。まだできることも少ないので、子どもが動くよりも、ベビーマッサージのように、ママやパパが音楽に合わせて子どもに触れるプログラムが多いです。

1歳になると大人のまねができるようになるので、大人と一緒に音楽に合わせて動くようなリトミックが始まります。

1~3歳

1~3歳でも、ママやパパと一緒に楽しむことがメインです。先生がお手本を見せて、ママやパパと一緒にまねするところから始め、何度も繰り返します。

2歳になると言葉で意思疎通もできるので、先生の掛け声に合わせた即興も可能です。

3歳後半になると、お母さんのお手本が必要なくなったり、自分の考えたことを表現できるようになったりします。

4~5歳

4~5歳になると、楽器を演奏したり、リズムを取ったりできるようになってきますので、リトミックの3要素をバランスよく取り入れた構成のカリキュラムになります。ママやパパから離れて自分たちで自由に動いたり、アイデアを出したりする子どもも多くなります。

【リトミックの効果】

リトミックはもともと音楽を学ぶためのものですが、音楽にとどまらず、子どもの潜在的な能力開発に大きな効果があります。

聴力や感性、リズム感が身に付く

リトミックでは音楽をたくさん使うので、音楽を聞き分けたり、リズムを正確にとらえたりすることができるようになります。楽器演奏や歌を歌うことに必要な感性も身に付くでしょう。

脳に刺激を与える

リトミックは音楽を聞くだけでなく全身を動かすので、脳に大きく刺激を与え、発達に良い影響を及ぼします。音楽を聞きながら歌ったり踊ったりと複数の動作を行うことで、右脳と左脳を同時に刺激することが可能なのです。

コミュニケーション能力や社会性が身に付く

リトミックの教室では、自分ひとりだけでなく、お友達とチームになって表現する機会も多くあります。その過程で、お互いを尊重しながら受け入れられるようになったり、自分の考えや気持ちをはっきり表現できるようになったりします。つまり、お互いの主張をすり合わせていくようなコミュニケーション能力、協調性、社会性が身に付くことが期待できるのです。

運動能力が鍛えられる

リトミックでは身体全体を大きく使うため、幼児期に重要な身体活動を十分に行うことができ、基礎的な体力と運動能力を向上させることができます。

想像力、表現力が身に付く

リトミックでは、音楽を聞いて自分が感じたことを膨らませて表現するので、想像力が刺激され、表現力が高まります。また、人前で自信を持って自分の考えを表現できるように育つでしょう。

集中力が上がる

リトミックでは音や楽器を聞き分けたり、音楽のイメージをつかんだりするために、音楽を注意深く聞く必要があります。集中して聞く訓練をすることで、集中力が身に付きます。

リトミックの効果はたくさんありますが、ある程度子どもが成長しないとそれらの効果は実感しづらいかもしれません。しかし、子どもが楽しそうにしているところを見るのはうれしいもの。まずは音楽を使って楽しく遊ぶことを目指して、毎日の生活のなかにリトミックを取り入れてみると良いかもしれません。 無理に行うのではなく、子どもが楽しんでいるかどうかを大切にする事が大事です。何でもそうですね。

そして、リトミックの要素を身体で覚えると、その後の楽器の習得にも必ずプラスになると思います。

幼児期特に、幼い程に時間はあるのに対象年齢の習い事が少ない。と思っていたので、もし、お時間がある小さいお子様をお持ちの方は、遊びの延長の一環として初めてみてはいかがでしょうか。

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