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人に話をすることで得られる効果

こんにちは。広報チームの岡野です。

延長を続けていた緊急事態宣言ですが、何事もなければ、ようやく今月末に解除へと向かう方向ですね。
これを受け、これまで緊急事態宣言中ということで延期を重ねていた事柄が一気に動き出すようで、今週に入ってからというもの、筆者のもとには、様々なところから今後の予定についての連絡が入り始めています。

しかも、一気に動き出すというところがミソなんですよね。

もうあっという間に、10月のカレンダーが真っ黒…。
新型コロナウィルスへの感染防止を徹底するのはもちろんなのですが、家族を含めた体調不良にも、より一層の注意を向けて行かないといけないと気を引き締めたところです。

手洗いに手指消毒、マスクに、換気に、ソーシャルディスタンス…。
出来る限りの行動を取っていますが、ここにプラスして感染防御を固めるのであれば、やはり免疫力の向上というのは譲れないところかなと思います。

でも、この免疫力というのは、どうにもストレスと相性が悪いんですね。
筆者も専門家ではないので、詳しくは説明出来ないのですが、メカニズムとしては、強いストレスを受けると、自律神経のバランスに乱れが発生して、その結果、粘膜上で異物に対抗するために働いている抗体が減少する…という流れなんだとか。
要するに、ストレスが原因で、細菌やらウィルスやらが、体に入りやすくなってしまうということらしいんですね。

このコロナ禍において、普段より増してストレスを感じている方は多いと思います。
そして、コロナ禍の特徴ではあると思うのですが、特に緊急事態宣言下では、感染拡大への懸念から、ストレスの発散手段が限定されてしまっているんですね。
更に、おうち時間…ひと昔前の言葉で言えば、引きこもりとも表現されてしまうであろう時間の増加は、家族以外の人との会話をする機会をどうしても減少させていると思っています。
これの何が問題なのか…ですが、筆者は、核家族世帯・単独世帯が多いとされる現在の世帯事情においては、大人が大人と会話する時間が減っていると考えているんです。
何気ないことを話すのでもそうなのですが、会話をするということは、相手がいて話を聞いてもらうということに繋がっています。
人に話を聞いてもらうというのは、自身の感情や状況を整理する上で、実は大切なポイントになったりするんですね。

では、実際に人に話を聞いてもらうと、具体的にどんな効果があると言われているのか。
まとめてみたいと思います。

 

1. カタルシス(浄化)効果
抱え込んでしまった不安などの負の感情を、他人に打ち明けることで苦しい気持ちが楽になる効果のこと。
例えば、「あの時、こうしちゃったけど…大丈夫だったかなぁ」なんて思ってしまった時、その話を聞いてくれた友人が「いやいや、問題ないでしょ」と言ってくれるだけで、ちょっと前向きになれたりしないでしょうか?
筆者が思うに、言葉にして発することで、ついつい抱えてしまったネガティブな感情から発生してしまう気持ちのもやもや、更には、ぐるぐると考えてしまうような負の思考のループから抜け出す手がかりになるんじゃないでしょうか。
人に話すことで、そこから派生する分も含めた余計なストレスを抱え込まずに済む…と考えると、人に話を聞いてもらうことの大切さを改めて感じますよね。

2. バディ(仲間)効果
話を打ち明けることのできた相手との間に、一体感や仲間意識が芽生えることで、孤独感から解放される効果のこと。
例えば、誰にも話せなかったような話をした時に、その話を受け入れてくれたと思う友人がいたとしたら、どう感じるでしょう。
その友人のことをより大切に思うのではないでしょうか?
もしかしたら、ブログやSNSなどでのカミングアウト後のフォロワーとの関係なんて、近いものがあるかもしれないですね。
これに関しては、拡散されたらどうしよう…なんて心配するような内容では困る訳ですから、ブログをアップする前にきちんと考えないと大変なことになるのは間違いないのですが…。
しかし、その点を押さえてさえいれば、カミングアウトした本人からすれば、心強い支えとして認識出来るのではないでしょうか。

3. アウェアネス(気づき)効果
言葉にして人に話すことで、話をした本人が、自身の思考や感情への理解を深め、結果、考えや気持ちが整理される効果のこと。
時に、感情がとても高ぶっていたり、逆に酷く落ち込んでいたりすると、自分の思考が自分でも分からなくなってしまうことってありますよね。
そうなった時に、第三者の視点…つまりは客観的に物を考えるべきだと頭では分かっていても、気持ちがついていかないこともあると思います。
ここで、人に話を聞いてもらうとどうなるかというと、人に話をするためには筋道を立てて説明をしなければ伝わらないので、話すために、自身の身に起こった事象を整理せざるを得ないことになるんですね。
すると結果的に、自身の思考や感情も整理することに繋がるというわけです。
仕事に関することでも、相談しているうちに解決の糸口を見付けてしまった…なんていうのは、本当によくある話だと筆者は思っています。

さて、ここまで、人に話をすることで得られる効果を書いてきましたが、これらの効果はストレスの軽減に大きく関わっていると感じます。
確かに、悩みが深ければ深いほど、話したくない気持ちも作用して、人に話した時の効果を信じられなくなるような気がしますし、話す相手も選ぶでしょう。
しかし、その悩みが深ければ深いほど、悩んでる本人の思考のみのループに陥りやすい状況とも言えるのではないかと思うんですね。
まぁ、そこまで深刻な状況になってしまうと、プロの手を借りないといけないのかもしれないのですが…でも、人に話をするだけで、免疫力の天敵とも言えるストレスが減らせるのであれば、それに越したことはないと筆者は考えています。

余談ですが、嘘でも笑うと免疫力が上がると言われています。
これは、笑うことで自律神経が整う手助けになるとされているからなんですね。
つまりは冒頭で書いた、細菌やウィルスを最前線で防御している抗体が増加することに繋がってくるというわけです。
もう、どうしようもなくて、笑えてきた…なんて時、実は、免疫の方では次の戦いのために力を蓄えていたと考えたら、思考はともあれ、身体の方は何てポジティブなんだろうという話になってしまうんですね。

話は元に戻りますが、このコロナ禍において、電話やインターネットを通じて、人と話をすることが増えたという方も多いと思います。そういったツールを用いて人と話をするというと、何か用事がないといけないような気がしてしまうところかと思います。
しかし、人に話を聞いてもらうことで得られる効果を思うと、他愛のない会話というのが、生きる力の一部になっていて、更には、免疫力の向上も担っている可能性がある…ということも忘れてはいけないなと思いました。

そんな訳で、まずは筆者、久々に用件だけではなく、昨今の子ども達の笑える話を携えて、実家に電話をかけてみたいと考えています。
それでは、今回はこの辺で失礼致します。

 

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