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選択自体に意味はない

 

こんにちは。冨田です。

人生において、進学、就職、転職(独立?)と、それぞれステージごとに分岐点があると思います。また、その時々の選択肢が多すぎて、いろいろと迷ったなあという経験が、誰にでもあるのではないでしょうか。人生は選択と意思決定の繰り返しですからね。

もっと言うと、日常の細かいことにいたっては、ものすごい数の選択と意思決定をしています。

今日はどんな服を着ていくのか、お昼に何を食べるのか、夜に何を食べるのか、スマホアプリの何をクリックするのか。あるいは、駅の階段を登るのかエスカレーターで行くのか、人とすれ違う際、左右のどちらへ避けるのか、などなど。

ある研究によると、私たちは1日に最大で3万5,000回の決断を下しているそうです。ものすごい数ですよね。まあ、無意識レベルで決断しているので、自覚はできていないでしょうけど。

逆にいうと、意思決定の数が多いと脳に負担がかかるので、大事なこと以外はなるべく使わずに、余力を残しておきたいですよね。

有名な話ですが、Appleのスティーブ・ジョブズやFacebookのマックザッカーバーグらがいつも同じ服を着ているのは、日常の細かい意思決定に脳みそを使いたくないからだそうです。意思決定に使う脳は、仕事だけに集中させたいからです。


それでは、話を冒頭に戻します。

人は人生において、さまざまな分岐点があり、その都度選択と意思決定をしてきました。そして、これからもその意思決定はたくさんしていくでしょう。


A大学かB大学か、あるいはC社へ就職か。

A上京するべきか、B地元に住み続けるか。

会社の新規事業は、AプランかBプランか。

 


いったいどちらの道へ進めば良いのか。


そんな悩めるあなたへ助言をするならば、


「どちらでも良い」


と言うでしょう。


そう、どちらでも良いのです。その一つの選択ミスで人生が狂ってしまうことはありません。(もちろん法を犯すとかそういうのはダメに決まっていますが。それは人生が狂うこともあるでしょう)

何かの分岐点に差しかかった際、どちらの道へ進んだとしても、その道のりで「何をするか」が大事なわけです。

しかしながら、行った先で思ってもいない苦難が待っているかもしれません。八方塞がりになるかもしれません。

でも、その中でも切り拓いていく道はあります。きっとあるはずです。最悪は、引き返して戻って来ても良いのです。もう一回やり直せば。


想像してみてください。

あなたが転職したとします。

その転職先がブラック企業だったとしたら。


即効、辞めても良いでしょう。それも一つです。

でも、自分の行動次第では、状況が変わることもあり得ます。ブラック上司に気に入られるよう、積極的に接してみたらどうでしょうか。もしかしたら可愛がられるかもしれません。そうすれば、かなり仕事がしやすい環境に変化するかもしれません。

それでも、どうもウマが合わないようなら、逆に毅然とした態度でいてもよいでしょう。パワハラに対してはガン無視で、結果を出すことだけにフォーカスしましょう。

こんなふうに、転職するという「選択自体」に間違いはなく、転職先でどう振る舞うかが問題なわけです。

つまり、選択した先で自分が「何をするのか」が大事なわけで、「選択自体に意味はない」ということです。


最後に

 

「ファーストチェス理論」という言葉をご存じでしょうか。

これは、チェスにおいて「5秒で考えた手」と「30分かけて熟考した手」は「86%」が同じ手になる。という理論です。

だとすれば、いくら考えても無意味なので、5秒以内に意思決定していきましょう。という考え方です。

つまり、何かしらの選択肢が与えられた際には、自分の直感を信じて「5秒」で決断していきましょう。

ということです。

それではまた。

 

 

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