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楽器の上達

こんにちは、広報チームの佐藤です。

数か月前から自宅にいる事が多いので、子供と自宅時間を有効に使おうと、以前から習っているバイオリンとピアノを、毎日少しでもいいので、「必ず触る」という誓いを立てて練習に取り組んで来ました。

そしてその成果が最近少しずつ出てきたように感じます。

我が子だと、客観的に見れずにあそこもここも出来てない。と思ってしまう事が多いと思うのですが、(※本当は小さな事でも良い事を見つけて褒めたいのですが…)以前とガラッと状況が変わると、良い方向に変わった!と思うこの頃です。

今までは子供が1人で弾いて、私が注意をしていく方法でしたが、最近は、セッションが出来るようになったのです。

伴奏の私が基本的には合わせますが、1人で考えながら弾けるようになった事は、凄い進歩・進化だと思っています。

そんな訳で今回は、楽器や物事の上達についてお話したいと思います。

子供だけでなく、大人が物事を上達させる為には

上達するための最短の道、それは「上手い人のやり方を丸パクリすること」です。

パクリと聞くと良い印象を受けない人も多いでしょうが、パクリが非難されるのは著作権や特許を侵害したときです。

上手いやり方をパクるのは違法性はなく、罪には問われません。

そもそも上手いやり方を真似するのはパクリではありません。

人はそれを「学ぶ」と呼びます。

実は、学ぶという言葉も、真似ぶ(マネする)という言葉が語源なのです。

それに、上手い人というのは私達がやるような試行錯誤はとっくの昔にやり尽くしています。その上で良いやり方を身に付けているからこそ上手いのです。

であれば、私たちがあれこれ試行錯誤して上手いやり方を見つけるよりも、最初から上手い人のやり方を真似した方が余程早く上達することができます。

自己流であれこれやっても変な型が身に付くだけなので、むしろ逆効果です。

素直に上手い人のやり方を真似した方が短期間でいい結果を得られます。

この方法、大人は文章を読めば理解できるので早速にでも実践できますね。

私は、子供の頃からよく演奏会に行っていました。

そこで、自分とはかけ離れてる実力をもつ演者を鑑賞し、イメージして同じように出来たらな。とよく思っていた事を思い出しました。良いお手本は、目指す為の材料として大事な存在ですね。

そして次に、私が最も大事だと気づいたプロセスです。

上達が早い人は守破離のプロセスを厳守しています。

守破離とは日本における武芸のプロセスを三段階に分けて示したものです。

もとは千利休の訓をまとめた「利休道歌」の1つにある、「規矩作法 守り尽くして破るとも離るるとても本を忘るな」を引用したものです。

「守」の段階では、師匠やお手本のやり方を忠実に”守”る事に専念します。

まずはそのやり方を自分の中にしっかりと叩き込みます。

多くの人がこのプロセスを軽視しているので、大半の人は上達が遅いのです。

破」の段階では、身に付けた型を自分にあったより良いものに作り変えます。

つまり既存の型を”破”るということです。

そして最後の「離」の段階では、お手本のやり方やそれを改良したやり方を熟知しているので、今までのやり方を”離”れて、自由自在に新しいものを作り出せる段階へと昇華することができるのです。

多くの人が陥りがちなミスは、「守」の段階を軽視してしまうという点です。大抵の人はお手本となる型を身に付ける前に、いきなり個性や独創性を出そうとしてあれこれ自分勝手なやり方をしてしまうので、いつまで経っても上達しないのです。

私は、恥ずかしながら、大人になってこのプロセスをきちんと理解し実践できた気がします。

「守る」の段階では、素直な人。が断じて上達します。

これは、楽器を教えて様々な人を見て、実感した事でもあるし、師匠にも言われた事です。

何も分からないうちは、無になり、教えてくれる人の教えを、ただ一心不乱に身に着けようという姿勢が何よりも上達する早道だと思っています。

かく言う私は、少しでも出来ると、「もう出来る!」と思込み、自分流で推し進めて、のちに行き詰まる。という事を繰り替えして、時間の無駄をしていたように思います。1度ついた悪い癖は中々治らず、0に戻る事すら大変で時間を要するので。

なので、素直に徹する。という心がけは大事ですね。

そして「破」の段階に入った時に、ありがちなのは、素直な人。というのは、裏を返せば、自分がない。とも言えるのです。

どういう事かと言うと、演奏で例えるならば、自分がどのように弾きたいのか、どういう曲にしたいのかという、意思がないんですね。

子供の場合は、自分がない⇔素直、自己主張する⇔意思がある。と表裏一体で、幼い頃は、コントロールが難しいですが、大人の場合は、このことに気づいていれば、自らコントロールできます。以前にお話した「クリティカルシンキング」の出番です!

現状を把握できれば、どうにでも考え方や行動を変える事は、全て自分次第という事です。

そして、そのように意識しながら上達を目指していく上で、次に大事な事は、

何かをやろうとすれば誰しも失敗するものです。しかし失敗を恐れて何もしなければ、失敗はしないかもしれませんが、決して成功することもできません。

上達の早い人は、「失敗は上達するための必要経費だ」と考えており、多少の失敗など恐れていません。むしろ、必要経費をさっさと払い終わってしまって早く成功を手にしたいと思っているので、進んで物事に挑戦し、みるみる上達していきます。

そうやって彼らは、失敗を恐れて何もしない人間をあっという間に置き去りにして行くのです。

実は「質を重視するか、量を重視するか」という議論には既に決着がついています。上達のことを考えるのであれば、量を重視するべきだという結論が出ているのです。

なぜならば、私達人間には「質量転化の法則」が成り立つからです。

質量転化の法則

一定以上の量をこなしていると、ある段階で質が上昇する

↑どんな事でもそうですが、一流と呼ばれる人は、練習量が半端ないですよね。

質量転化の法則とは、簡単に言ってしまえば「圧倒的な量をこなせば、自然と質がついてくる」というものです。質量転化の法則は「量をこなせば質は後から付いてくるが、質を重視しても量はついてこない」という事実を指摘しているのです。

勉強でもスポーツでも、ビジネスでも、とにかく量をこなしていけば自然と上手くなり

実力がついてくるものです。自転車に乗るのも、何回も転ぶという経験を積むうちに自然と乗りこなせるようになったのをあなたは覚えているはずです。

したがって、まずは質がどうこう言う前に、圧倒的な量をこなしましょう。それが上達の近道です。

そして、案ずるより産むがやすし。あれこれ頭の中で考えてみるよりも1度やってみた方が余程経験値が貯まります。そしてたくさんの経験を積んでいけば質量転化の法則によって質が上昇します。

あれこれ頭の中で仮説をこねくり回しても何の経験値も貯まりません。それは所詮「ぼくがかんがえたさいきょうのやりかた」で終わってしまいます。

例えば学校を思い出してほしいのですが、あれこれ勉強法を模索している勉強法マニアの人よりも、1冊の問題集をボロボロになるまでやり込んでいる人の方が余程成績が良かったのではないでしょうか。

やり方にこだわるあまり、結果に結びつかなければ結局意味がないのです。

つまり、あれこれ考えて結局何もしない人よりも、とにかくまずはやってみる人の方がよっぽど早く上達するということです。

上達するためには、長期間継続することが必要不可欠です。

最初のうちはあれこれ(行動)量をこなしても結果に結びつきません。私達のイメージとは違い、行動量と結果は正比例しないからです。

しかしそれでも長期間、量をこなしていくと「質量転化の法則」によって上達速度が一気に早くなる転移点を迎えます。

そうすると今まで蓄積してきた経験量が一気に質に転化され始め、著しく上達して結果に結びつくのです。大抵の人はこの転移点まで継続することができず、途中で投げ出してしまうので上手くいかないのです。

例えば、プロの世界には1万時間の法則というものがあります。

10000時間の法則

何事においても、1万時間やり続ければ、プロレベルになる

実はプロのバイオリニストとアマチュアのバイオリニストの違いを調査したところ、ただ単に「1万時間練習をやったかやらなかったか」だけの違いしかなかったという結果が出ました。

この結果から、1万時間の法則が明らかになりました。つまり、何か結果を出したいと思うのならば、とにかく1万時間をそれに注ぎ込むことが大事だということです。

1万時間というと「毎日9時間を注ぎ込んで、それを3年間続ける」というペースです。逆に言えば、それくらいの覚悟で臨まなければ、目覚ましい結果は得られないということです。

目指す位置にも寄りますが、努力がkeyですね。

子供は根気も無く、集中力も持たないですが、それぞれの人間としての成熟度にあった努力の方法で、皆様も、目指したい場所に辿りつける事を、祈っております。

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