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高速道路の事故

こんにちは。広報チームの岡野です。

 

夏が過ぎ、今年はシルバーウィークと呼べるほどの連休がないため、大型の連休は年末年始までおあずけになってしまうことかと思いますが、秋といえばやはり行楽シーズンですよね。

紅葉を楽しむため長距離ドライブに出掛けてみたり、秋の味覚を堪能しに産地に出向いたり…と、秋を満喫しようとすると、なんだかんだ高速道路を使用する機会も増えるのかと思います。

 

こうした小旅行などで遠距離へ車で赴くには、高速道路は大変に便利な手段ですよね。

しかし、車が故障したり、事故にあってしまったりで、高速道路上での停車を余儀なくされてしまったら…そんなときの正しい対処方法って皆さまご存知ですか?

なんとなく普通の道路と同じように対処すれば大丈夫だろう…という認識でいると、ちょっと危ないかもしれないんですね。

というのも、全国的にみた時、交通死亡事故の発生数は全体では年々減っているそうなのですが、高速道路上での死亡事故というのは、横ばいで一向に減る気配がないんです。そして、その高速道路上の死亡事故の、実に5件に1件の割合で起きているのが「高速道路上で人と車がぶつかる事故」なんですね。

 

筆者は高速道路上の事故というと、まず車同士か単発での事故がほとんどだろうと思っていたので、この「高速道路上の死亡事故は、その20%が人と車がぶつかる事故」という話を聞いたときには大変に驚きました。

自動車専用道である高速道路上にどうして人が…?となるわけですが、確かに、迷って高速道路に入ってしまった方などが事故にあってしまったり、車の故障や事故でやむを得ず車を降り、高速道路上に出た方が事故にあってしまう…というパターンなんですね。

 

ということで、今回は『高速道路上で停車せざるを得ない状況となった時、出来る限り事故にあわずに対処する方法』をご紹介したいと思います。

 

まず、高速道路上でなんらかの理由で停車を余儀なくされた場合、ほとんどの人がやってしまいがちなNG行動があります。それは、自分の車の周りで立っていたり、車内に留まったり…という、その場から避難をしないという選択です。

高速道路では一般道よりさらに、後続車の追突という二次的な事故の発生に備えなければならないんですね。

 

高速道路は自動車専用道ということで、一般道とは明らかに違っていますよね。

走行する人にとっては「人の飛び出しがなく、速度を守って前を走る車に注意していれば大丈夫」という認識が少なくともあると思います。

しかし、一度故障や事故を起こして停車をしてしまうと「一般道と同じく、停車している車や自分の存在に、後続車は当然気付いてくれる」という意識が働いてしまうようなんです。

 

走行する人は「高速道路に車が停止しているなんてことはまずない。人もいない」という認識。

停車を余儀なくされた人は「当然、停車している車や自分の存在は分かるハズ」という認識…。

この認識のズレが、高速道路上での二次的な追突事故を引き起こしているんです。

 

では、高速道路上で停車を余儀なくされた場合、具体的には、どのように対処するのがよいのでしょうか…。

順を追って、書いていくと以下のようになります。

 

①停車した車のハザードランプを点灯させる。

②トランクを開けて、発炎筒、あれば携帯電話を持ち、後続車に十分注意して、同乗者全員が路肩へ避難。(路肩のガードレールより外に出るのが一番です)

③発炎筒を発火させて車の後方へある程度の位置に設置したら、トランクから三角停止表示板を取り出し組み立てて発炎筒よりさらに後方へ、本線から見えるような角度で設置。(発炎筒や三角停止表示板の設置のために移動する時や、三角停止表示板の組み立てる時なども、ガードレールより外で行うと、より安全です)

④安全な場所で警察(110番)や道路緊急ダイヤル(♯9910)、または高速に設置されている非常電話を使って通報。

 

いかがだったでしょうか?

発炎筒はまだしも、三角停止表示板…車のどこだったかな?と思われた方、意外と多いのではないでしょうか?

(筆者は三角停止表示板が自家用車のトランクにあるという認識はあったのですが、常時乗せている荷物のせいで果たしてスムーズに取り出せるかどうか…。かなり微妙です…)

 

ある調査では、高速道路上の二次的な追突死亡事故を調べたとき、停車した車の人が三角停止表示板を置いていないケースがほとんどなんだそうです。

三角停止表示板などの停止表示器材は、車の故障などの際に表示する義務があります。また、火薬式の発炎筒は使用期限が4年となり、場合によっては車検で指摘が入らないこともあるそうです。

車をお持ちの方はこれを機に、発炎筒と三角停止表示板が車のどこにあるか、発炎筒の使用期限が切れていないかの確認をしてもよいのかもしれませんね。

 

高速道路上でやむを得ず停車をしてしまった場合には、自分や同乗者を守るために「路上に立たない」「車内に残らない」「安全な場所に避難」が3大原則となります。

高速道路でもしもの事態になってしまった時の予備知識として、頭の片隅にでも残しておいて頂けると、役に立つことがあるかもしれませんよ?

それでは今回はこの辺で、失礼いたします。

 

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