発熱とうつ熱
こんにちは。広報チームの岡野です。
前回、冷夏について書いていましたが…そこから一転、関東のここ数日暑いこと暑いことっ。
皆さま、いかがお過ごしでしょうか?
筆者は案の定、梅雨寒との気温差にしっかりやられてしまいました。
当初は、いきなりの夏バテ?それとも夏風邪?と考えてしまったのですが、咳が出るわけでも鼻水が出るわけでもない…。でも、頭がクラクラする…。
「なんだか、おかしいぞ?」とは思ったものの、夏休みで子どもたちが家に居る手前、いきなり寝込むわけにもいかず…とりあえず、インターネット検索を開始したんです。
そして自身の状態が、どうやら『うつ熱』によるものではないか?というところに辿り着いたんです。
この『うつ熱』ですが、皆さまどのくらいご存知でしょうか?
『うつ』というと、神経科の病気の一種なのかな?という感じもするかと思いますが、実際はまったくの別物。
平たく言うと、熱が悪さをしている状態のことなんですね。
ここで『熱』というと、一般的に熱が出たときの状態である『発熱』を思い浮かべるかと思いますが「熱は悪いものじゃないから、むやみに解熱剤を飲むのはよくないよ?」なんて言われませんか?
でも、『発熱』と『うつ熱』では、熱が出るメカニズムが違うんですね。
通常の熱…いわゆる『発熱』の場合は、身体がウィルスや細菌と有利に戦うために、筋肉をふるえさせるなどして、熱を作り出した結果、体温が上がるんです。
実際のところ、ウィルスや細菌は低温で増殖しやすいという特徴があって、逆に、身体の中でウィルスや細菌と戦う白血球は、発熱によって動きが活発になるんですね。
恐らくはこれが、熱が悪いものではないと言われる所以かと思います。
しかし『うつ熱』の場合はそうではないんですね。というのは、本来正常であれば身体の表面などから熱を放出することで体温を下げる場面なのに、その流れがうまくいかず熱が身体に留まってしまって体温が上がる、といった仕組みで起こってしまう体温上昇なんです。
要するに全然良いところがない熱です。
するとどうなるか…平たく言ってしまうと、『うつ熱』は『重篤な熱中症の一歩手前』の段階とも言える状態なんだそうです。
でも、体温上昇のメカニズムは違えど、熱が出ることには変わりないわけですから、その症状は『フラフラする・頭が痛い・筋肉が痙攣する』など夏風邪とよく似ているんですね。
数日続くこともあるそうです。
そのせいで罹った本人や家族が勘違いしまうことも多々あるんだとか。
そして厄介なのが、通常の発熱とは熱が上がるプロセスが違うため、解熱剤が効かないということなんですね。
夏風邪と勘違いすると悪循環にハマります。どちらにしても重篤な熱中症の一歩手前とは…筆者、かなり危険なところにいたようです…。
そんな悪さ全開の熱である『うつ熱』ですが、罹りやすいのは体温調整機能が十分ではない、子どもやお年寄りだと言われています。
ですが、筆者は決して子どもでも、まして、お年寄りと言われる歳でもない…と信じたいわけです。
そこで、さらにインターネットを徘徊。
すると、自身に当てはまる『うつ熱』の発症メカニズムに辿り着いたんです。
それが、『普段、あまり汗をかかない生活をしている』ということ。
普段から汗をかかないと、汗を出す汗腺にサボり癖がついてしまうそうです。
運動不足と言われてしまえばそうなのですが、これはオフィスに勤めていたりする方には多いのではないかと思います。
例えば【朝のうちにオフィスに入り、退勤時は夜。その間は空調のきいた部屋で過ごす】という生活形態も要注意になるんだそうですよ。
なんでも、汗腺がサボってしまうと俗に言う『いい汗』が出ないんだとか。
『いい汗』はサラサラとしていて無臭、『悪い汗』はベタついて臭う…なんて言いますよね?
臭いについてはさておき、『いい汗』は塩分が少ないためサラサラなんだとか。
そして何よりも蒸発しやすいんだそうです。
この『蒸発』というのが、体温を下げるためには大切になってきます。
人間の身体は、皮膚から汗が蒸発をするときに熱を放出する仕組みなんですね。
ということで、普段から汗をかかない生活というのは、『いい汗が出ない⇒汗が蒸発しにくい⇒うつ熱に罹りやすい』という負の連鎖を作り上げてしまうんです。
(筆者はまさに、これだと思いました。梅雨寒から一気に気温が上昇。ここ数日、顔が赤くなるほど暑い、そしてしっかり水分補給もしている…なのに汗がそんなに出なかったんです…)
そうは言っても、オフィスの空調温度を勝手に変えるわけにはいかないですし、汗をかくような出勤方法を実践するのもなかなか難しいですよね。
そりゃ、運動をしてあげるのが一番なのですが、毎日、取り入れるとなると急には続かないと思います。
そんな中でも、おサボり気味の汗腺に活を入れてあげる方法がちゃんとありました。
ちょっと手間ですが入浴方法を変えてあげるといいみたいなんです。
方法は様々で、体質や年齢によって半身浴を勧めているサイトがあったり、手足浴を勧めているサイトがあったりなのですが、まずはじっとり汗ばむ程度に、汗腺を開いてあげるようにします。
それから普段通りに身体を洗ったりしたら…重要とされるお風呂上がりタイムがやってきます。
そう。ここで、エアコンをガンガンにした部屋に行ったりしてはいけないんですね。
これをしてしまうと、せっかく活性化した汗腺がまたおサボりモードになってしまうんだとか。
なので、扇風機やうちわで扇ぐ程度の風で、汗を引かしてあげるのがポイントになるんだそうです。
慣れるまでが大変そうですが、これを続けると2~3週間で効果が出て、いわゆる『いい汗』体質になれるらしいです。
さて、今回は自身の学び(というか、反省?)から、『うつ熱』と『入浴方法による汗腺トレーニング』について書いてみました。
『うつ熱』は夏バテとも関係が深いようですね。
筆者、この夏は暑さで倒れるわけにはいかないので、ちょっと遅めのスタートになってしまいましたがしっかり汗腺トレーニングに励む所存でおります。
汗腺トレーニングの方法は他にもまだまだある様子なので、ご興味がありましたら検索されてみてはいかがでしょうか?
それでは、今回はこの辺で失礼いたします。
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