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風邪

こんにちは。広報チームの岡野です。

 

年末が近づき、なんとなく人の動きが慌ただしくなってきましたね。

12月の和風月名が「ふだんはドンと構えているであろうお師匠さんですらも、あまりの忙しさに走り回る」という意味からの「師走」というのもなかなか面白く、的を射た名称なのではないかと思う筆者です。

 

筆者もこの時期は、業務の中でどうしても、ここまでは年内に終わらせたいという要望を、クライアントから、それこそ12月に入ってから出されることが多く、毎年のことなので、それを見越してなるべく12月のスケジュールはあまり詰め込み過ぎないように調整しているのですが…

悲しいかな、人間には24時間しかありませんので、今年も手一杯になっている状態です。

そんな中、先日の記事の通り、父のケガと緊急入院のことでバタバタとしてしまったことから、体力的・精神的に、ちょっと無理をしていたと言えば間違いないでしょう。

一段落ついて、スケジュールとにらめっこをして、“あぁ、これで大丈夫。少し隙間ができたぞ”と、久々の休日らしい休日にホット一息ついた瞬間…

見事に風邪を引きました…。

 

激務の後やGW、夏季・年末年始休暇もそうですが、短いものでは週末などの連休が来た瞬間に風邪を引いた…なんて話、聞いたりした方はいらっしゃらないでしょうか?

筆者、親しい友人にこのタイプの人がいるのですが、本当に連休に入った瞬間に高熱やら咳やらが始まるんですね。

本人も、「次の連休は気分転換にドライブとか遠出をしたいし、風邪を引かないようにしなきゃ」と、休日に向けての体調管理をしているにも関わらず、風邪を引いてしまうんだそうで、どうにかしたい体質なんだよねぇ…と、悩んでいたんです。

“気を抜いた瞬間に風邪を引いてる気がする”と、友人は言っていたのですが、当時の筆者は、体験したことがなかったので、連休を楽しめないのは可哀そうだし、とりあえず、食べやすそうなものを持ってくわという感じで、友人とも“連休初日風邪症候群”なんていう勝手な名前を付けて、不思議だねぇ~なんて言い合っていました。

 

でも今回、筆者は見事、多忙の状態から、スケジュールに余裕が出来た瞬間、風邪を引くという経験をすることになってしまったんですね。

初め、筆者は“連休初日風邪症候群(勝手に命名)”の本質というのは、忙しいから、風邪の初期症状に気付かず、ケアできないままに休暇に入った瞬間、重い風邪症状に見舞われるというものだと思っていました。

でも、実体験して、どうも私の仮説は正しくないと感じたんです。

なぜなら、筆者はスケジュールに余裕が出来て休日を取得できたからと言って、翌日からの仕事はしっかり積まれている訳で…つまりは体調管理に手を抜いたつもりが一切ないんです。

筆者の友人の言っていた、“気を抜いた瞬間に風邪を引いてる気がする”というのが、本当にしっくりとくる感覚だったんですね。よって、これは恐らく何らかのストレスから解放された瞬間に風邪が襲ってくるという方が、核心に近いであろうと思った訳です。

折角なので、Google先生に質問を投げてみたのですが…ヒットしましたよ~。

この“連休初日風邪症候群(勝手に命名)”ですが、しっかりメカニズムが説明できるんだそうなんです。

何やら小難しい話だったので、サラッと流してしまおうと思うんですが…

  1. ストレスがかかる
  2. ストレスホルモンであるコルチゾールが増加
  3. 細胞性免疫の動きが弱まる
  4. 身体が、他の免疫である液性免疫を増加させ始める
  5. ストレスから解放される
  6. ストレスホルモンであるコルチゾールが減少
  7. 免疫システム全体の緊張状態がなくなる

ということが身体の中で起こるんだそうです。

 

ここで、問題になるのが最後の“免疫システム全体の緊張状態がなくなる”という部分。この際に、どうも、免疫システムがリラックスし過ぎてしまうらしいんです。

つまりは、一時的に免疫システムが、いつも通りに仕事をしてくれない期間が発生してしまうことになり、その間に身体に侵入した病原菌が悪さをする…という流れになるんだとか。

身体がストレスに対抗するために戦闘モードになっていたところに、リラックス期が訪れ、通常モードへの切り替えが行われる。この際の、一種のダウンタイムが、病原菌にとっての狙い目だということなんでしょうね。

受験会場で風邪をもらって帰ってくるなんてことが多いのも、これで説明が付くらしいです。

 

でもこれ、風邪で済めばまだ軽症なのかもしれないんですよ。

身体の中のストレスに抵抗するための動きというのは、自律神経などにも影響をしているとされていて、ストレス期とリラックス期の落差がとてつもなく大きければ、“燃え尽き症候群(バーンアウト)”なんかも起こってきてしまうそうです。

 

昔、筆者の母が、残業有りのフルタイムの仕事をこなす多忙な日々の中、家族のうち2人が、日をあけることなく、別々の病院に入院してしまうというアクシデントに見舞われたことがありました。

“母は強し”なんて言葉がありますが、うちの母はそれこそ“鋼の女”と言われることがあるくらいの心身共に強い人だったので、この事態を誰に頼るでもなく、こなしてしまっていたんだそうです。

しかし、そんな母を見ていた看護師の方が、“こなせてしまうだけの能力があるから出来てしまうと思うけれども、乗り切った後に燃え尽きてしまうから、もう1回くらい同じことがあると思って、身構えておくくらいがいいですよ”とアドバイスをしてくれたんだそうです。

結局、入院していた2人が、再入院があってもおかしくない状態だったこともあるので、家族の退院後も母は気を抜けなかったそうなのですが、母は当時を振り返って、「通常生活に戻った時、どっと疲れは出たけれど、アドバイスをくれた看護師さんがいて、精神的な緊張状態を過度に解放することがなかった分、落差は少なかったと思う」と言っていました。

 

忙しい日々の中に身を置いている時には、そうではないと乗り切れないので、それなりの緊張感の中、心身のケアをしている人が多いと思います。しかし、実は忙しさから解放される時にも、それなりの覚悟とケアが必要なんですね。

 

さて、年末に向け、忙しさが増していくという方も多いと思います。

年末の休暇で初日から風邪を引かないためにも、今から、みっちり大掃除のスケジュールを組んでおくなどして心構えだけでもしておくと、少し違ってくるのかもしれませんよ?

それでは、今回はこの辺で失礼致します。

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