睡眠不足がもたらすもの
こんにちは。広報チームの岡野です。
とうとう12月ですね。
『師も走る忙しさ』が名前の由来とも言われる、師走がやって参りました。
ちなみにこの師走の『師』は、明治に廃止されてしまった職業である『恩師(おんし、おし)』を指すんだそうで、恩師とは、いわゆる伊勢参りのガイドさんのことなのですが…
年末年始が近付けば、なんだかんだ誰も彼も、忙しく動き回って慌ただしくなりますよね。
「この仕事は年内に片付けてしまいたい~っ」とか、あるあるなんじゃないかと思います。
さらに、海外の会社とやり取りがあると、クリスマス休暇で相手側の担当者が20日前後からお休み…なんてパターンも。
ついつい残業時間が増えてしまって…ということもあるかもしれません。
そんな中ではありますが、皆さま、睡眠時間はしっかり確保できていますでしょうか?
最近の研究で、慢性的な睡眠不足は、脳内の神経と神経を繋いでいるシナプスという継ぎ目を破壊してしまうことが分かってきました。
また、脳の老廃物の除去や、嫌な記憶などの不要な記憶の消去に、深い睡眠が重要な役割を果たしていること分かってきたりしています。
睡眠というのは本当に大切なんですね。
「自分は睡眠には気を使っているから…」と思われる方もいらっしゃるかと思いますが…
ここで、敢えて質問をさせてください。
『一緒に住んでいる人の睡眠は、大丈夫でしょうか?』
…と言うのも、この季節。
残業に飲み会にと、帰宅が遅くなることがどうしても多くなってしまうんじゃないかと思うんです。
そんな時、まずはソファにドカッと座り一休み。
その後は寝支度に明日の支度にとバタバタ…なんてしてしまうと…
一緒に住んでいる人を起こしてしまうことがあるのではないでしょうか?
そんな筆者は、実家住まいの頃から家族の深夜帰宅、及び早朝出勤などによる睡眠中断のため、何度となく寝不足になってきたんですね。
小さな頃からの話だったので、皆そんなものだろうと慣れっこになっていたのですが…この睡眠の中断というのは、実は結構深刻な問題に発展しうるものなんです。
それはなぜかと言いますと、睡眠の中でもっとも深いレベルの眠りというのは寝始めの3時間の間に出現すると言われているんです。
仮に22時に寝たとすると、午前1時までに起こされてしまうと深いレベルの睡眠が妨害されてしまうため、睡眠中断による被害が甚大…ということになります。
仕事などでの深夜帰宅の時間は、この睡眠を中断したくない時間帯に重なってしまう事が多いんですよね。
他にも、睡眠中断による悪影響に関する話というのは割とあって、仮に8時間の睡眠を取ったとしても、その睡眠が断続的に中断されれば、気分や注意力に影響が及び、実質4時間睡眠と同等だとする研究結果もあるんです。
また、睡眠中断により免疫力が低下することも分かっているんですね。
ということで、一緒に住む人が、皆、健康に過ごすために…『先に寝る人は起こされない工夫をして、深夜帰宅する人は起こさない工夫をする』というのが、健全な対応になるのかな…?と筆者は思うわけです。
睡眠不足で気分が落ち込めば、イライラやうつ病に繋がりますし、注意力が散漫になればケガやミスのもとになります。
そして免疫力が落ちれば、先日の筆者宅ではないですが、感染症により一家全滅という事態も十分にあり得ます。
インフルエンザの季節でもありますし、免疫力はあげておくに越したことはありませんよね。
しかしこれが、小さい子どもが居るとなかなか難しいんですよね。
筆者ももう長いこと3時間以上の連続睡眠を取っていない気がします。
でも、もし同居していらっしゃるのがある程度大きくなった子どもさん、あるいは大人だけというのであれば、是非とも自分の睡眠を守り、他の人の睡眠も守るようにしてあげて欲しいです。
…と、ついつい語りに熱が入ってしまいましたがこれにも訳があるんです…。
実は筆者宅、先週ようやく感染性胃腸炎から、家族全員が復活したと思ったのも束の間、今度は風邪で一家全滅中なんですね…。
筆者、現在全く声が出ません…。
考えてみれば、ここのところ末の子どもの夜泣きが酷くて、家族で寝不足だったんです。
それだけが原因と言えないのは、もっともですが、筆者はこの「連続感染症一家全滅事件(苦笑)」の一因として、睡眠不足があるのではないかと思っています。
体調不良で、クリスマスに出掛けられずに結局、寝正月…なんて事にならないためにも、自分と自分の近しい人たちの睡眠は確保した方が安心かもしれませんね。
それでは今回はこの辺で失礼致します。
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