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コロナウイルス

こんにちは。広報チームの岡野です。

ここのところ、新型コロナウイルスが出てきた事で色々な所に影響が及んでいますね。

筆者宅でも、子ども達全員が家に居ることになりました。

外に遊びに行ってしまいそうになる上の子達を、ゲームやDVDで釣ってなんとか家に押しとどめてはみるものの…やはり子ども達の持つパワーはスゴいですね。

申し訳ないとは思いつつ、自身の両親にSOSを発信。

ここは人に頼るなりしないと、気力・体力・免疫的に筆者が先に倒れてしまいそうです。

“WHOは、事情があってパンデミック宣言が出来ないのでは?”

なんていう噂も出てくるくらい、世界中が新型コロナウイルスのを警戒しています。

少し前の新型インフルエンザウイルスの時もそうでしたが、なぜ新型ウイルスが発生すると大変なことになるのか疑問に思ったことはありませんか?

今回はちょっとそこら辺を掘り下げてみたいと思います。

皆さまウイルスにはどんなイメージをお持ちですか?

目に見えないし、何だか漠然とした病気のもと…みたいな感じですよね。

特に、今回の新型コロナウイルスのように、感染者数が発表されたりして、その人数が増えてくると“なんだかカビとかと同じで、そこらの空気中で勝手に増殖してるんじゃ?”と思ってしまいそうになります。

でも実はそんなことはないんですね。

というのも、ウイルスという生物は、他の生物の身体の中でしか増えることが出来ないという特徴があるんです。

増殖のために生体の細胞を利用しているんですね。

ウイルスは、そうやって仲間を増やしてくしゃみや咳といった飛沫を介したりしつつ、他の生体の体に入っていってまた増殖…といった広がり方をしていくわけです。

そんなわけで、人混みの中でウイルスが放出された日には、色々な人がウイルスをお持ち帰りしてウイルスの拡散に拍車がかかることになります。

よくウイルス性の病気が流行した時は、人混みを避けるようにと言われますが、これは自分が感染しないようにするのと同時に、ウイルスを拡散しないようにして欲しいということでもあるんですね。

そんなウイルスの中に、増殖する際、自身とはちょっとだけ違うウイルスを作りたがるものが存在します。

RPGで言えば、色違いモンスターを作っちゃうような感じなんでしょうが、インフルエンザウイルスやコロナウイルスがこれにあたります。

どうも、新型のウイルスが生まれやすいという特徴をもつウイルスは、ある程度決まっているようなんですね。

新型のウイルスも、毒性の弱いものであれば特に問題にならず、“風邪”程度の話で終わってしまうのでしょうが、これが時に“ルール無用のならず者”を生み出してしまうことがあるんですね。

世界的な流行をみせ、新型ウイルスと呼ばれたウイルス達はこの“ならず者”なわけなんです。

先ほど、ウイルスは“他の生物の中で増殖する”とお話しました。

この“他の生物”というのは宿主とも呼ばれるのですが、ある程度、感染する種が限定的であったりします。

まだ記憶に新しいところで、猛威を振るった新型ウイルスでいえば、SARSの宿主はコウモリ、MERSはラクダ、鳥インフルエンザは水鳥と決まっていたんですね。

そんなわけで、SARSもMERSも鳥インフルエンザも、元々は、人には伝染しないというルールを持ったウイルスだったハズなんです。

ところが、それぞれのウイルスから、ルール違反が起き、人やニワトリに感染出来る範囲が広がってしまった…ということなんです。

ここで問題となるのが、これらのウイルスのとある特徴です。

それは“他の動物から、種の壁を超えて感染するようになったウイルスは、症状が重症化し非常に致死率が高い可能性がある”

そう。これこそが、新型ウイルスの怖いところなんですね。

他の動物の病原菌だったウイルスが、人に感染出来るようになってしまった時、感染した人に出る症状はもとの動物の時の症状の比ではないことが多いということなんです。

乱暴に言えば、コウモリやラクダの風邪は、人にとっては重症肺炎。

新型インフルエンザのもとのウイルスに至っては、水鳥に何の害も与えないと言われているんです。

ただ、ならず者と化したウイルスは、人から人へ感染しづらいという話もあったりするのですが…

はっきり言ってこれもいつ変異するか分かりませんよね。

そんなわけで、今回の新型コロナウイルスも重症化の可能性がありますから、まずは感染しないことが一番ですが、長期的に見れば感染者を増やさないことで、ウイルスを変異させないまま事態を収束…ひいては、終息させたいわけです。

未知のウイルスが蔓延している状況ですから、休校による現在の筆者宅の惨状も何とか受け入れられるというもの…。

ウィルス封じ込め対策、いち早く、今後の見通しが立ってくれることを願いつつ、今回はこの辺で失礼致します。

番外編(余談)

さて、新型コロナウィルス対策の話が出るとき、“しゅうそく”と言う言葉がよく出てきますよね。当てはまりそうな漢字は、“収束”と“終息”があります。

どちらを使うのが、正しいと思いますか??

これは状況によって変化します。

“収束”は、おさまることで、“終息”は、終わることなんですね。

終息の方が、より完全な終わりであることを指しています。

ということで、「人類は新型コロナウィルスに勝ったぞ~」という時には、WHOが“終息宣言”を出してくれることでしょう。

筆者の気まぐれ余談コーナーでした~。

ではでは。




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