人見知り
こんにちは。広報チームの岡野です。
新型コロナウィルスのワクチン接種が始まり、既に必要回数の接種を終了している方が3万7000人を超えましたね。
しかし、一気に十分な量のワクチンが確保された訳ではないので、ワクチンが広く一般に出回り、多くの人がワクチンを接種し終わるには、時間が掛かる見通しです。
そんなことから、日常的にマスクを使用して、ソーシャルディスタンスを守る生活は、まだまだ続くということになるんですね…。
うちの末っ子の話になりますが、末っ子の物心が付いた時には、既にコロナ禍に突入していた状態なんです。
コロナ禍にあっても、すくすくと元気に成長をしてくれた点は、とても有難いことだったのですが…最近になって、やはりコロナ禍で育ったのだなと思うことがあったんです。
というのは、末っ子はどうしても預け先の確保が出来ないとき、筆者の母に預かってもらうことが、しばしばあるんですね。そういうとき、筆者の母は、やはり心配だから…と、いつもマスクをしてくれているんです。
そんな筆者の母だったのですが、先日、少し間食を取ろうと末っ子の前でマスクを外したんです。
すると…なんと、末っ子が人見知りをしてしまったんですね。
筆者、その場に居合わせたのですが、筆者の母がマスクを取った瞬間、スススーッと筆者の後ろに回り込み、怪訝な表情で観察し始めたんです。
完全に、末っ子にとっては、マスクが常態化しているというのが良くわかった出来事でした。
実はこれに関しては、多くの小児科の医師が心配をしていると言われています。というのも、2歳頃までの子どもにとっては、お世話をしてくれる人の表情、特に、微笑みの交換などが、“心の栄養”になるとされているからなんです。
特に赤ちゃんは、この”心の栄養”を糧に人間関係の基礎を形成していくとされています。
なので、このマスクが必須となっている時代において、家族としては出来る限り、表情を見せてあげることが必要なんだとか…。
確かに大人同士でも、マスクをしていると相手の表情が読み取りにくいですよね。
相手の思っていることを察する手がかりがマスクに隠されてしまっている訳ですから、話をしていても、少し困惑してしまう…なんて経験をされた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
では、少しでもコミュニケーションを円滑にするために、マスクを付けたときには何を心掛けると良いか…ですよね。
それについては、”目元に表情を出す”ことだと言われています。
顔の中でマスクに覆われていない目元に表情を作ることで、相手側に表情を読み取ってもらいやすくなるんですね。
このマスク必須の時代においては、目元までしっかり笑わないと、”笑い声はするけれど、この人、顔が笑ってないっ!!”という、何だか不気味な印象を相手に与えてしまうことになる…という訳です。
また、考えている時に、眉間にしわが寄っていると、”この人、機嫌が悪いのかしら…”と、知らない間に人を遠ざけてしまう可能性もあるんですね…。
逆に、マスクをしていても好印象な人というのは、基本、目元が笑っている人だと言われていて、笑顔のプロ、客室乗務員の方々なども、マスク着用時の目元の表情の重要性を語っていたりします。
コロナ禍において、何だか人とのコミュニケーションが難しくなったな…と思う方は、一度、鏡の前でマスクをして表情を作ってみるといいのかもしれません。
自身が思っているほど、表情が目元に出ていなかった…つまりは、マスクに表情が隠されてしまっていることが、コミュニケーションを難しくした原因の一つになっているかもしれません。
今回は、マスク必須の時代における非言語コミュニケーションの難しさに着目してみました。
筆者としては、笑い皺が怖い年代に突入しているのですが…まさか、時代が目元でのコミュニケーションを求めてくるとは…予想だにしませんでした。
もう、ここはある意味、開き直りのしどころ…シワに対する考え方のターニングポイントが来ているのかもしれないですねぇ。
それでは今回はこの辺で、失礼致します。
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