「手段の目的化」は悪いことじゃない
こんにちは。人材開発の冨田です。
前回、「手段の目的化」をしていませんか?というお話をさせてもらいましたが、今日は、アンサーソングじゃないですが、「手段の目的化は悪いことじゃない」というお話をします。真逆の論理ですね。
この論理を帰結させるためには、まずは「目的論」について掘り下げていく必要があります。
想像してみてください。
もしあなたが、スタートアップ企業のCEOだったとしたら。
まず、自分たちは何を達成させたいのか、社会をどう変えて行きたいのか。この、何を目指しているのかという「目的」をクリアに設定することがとても大事です。
リーダーとして、チームメンバーを同じベクトルに向かって自走させるために、この「目的」は大事です。つまり、ブレない「芯」をつくることです。
その、自分たちの「目的」を達成させるために、いつまでにこうしなくちゃいけない、ああしなくちゃいけないという「目標」を立てます。そして、そのための「手段」をあれこれ皆で考えていきます。
しかしながら、企業を成長させていく過程においては、さまざまな苦難があることでしょう。当初立てた売上目標に達しなかったり、新サービスがコケたり、資金ショートでピンチに陥ることも。
苦しい。苦し過ぎる。
もういっそのことやめてしまいたい。
あれ?そもそも何のためにやっているんだっけ。
当初立てた「目的」を達成しないと、それは失敗なんでしょうか。
どんなに頑張ってきたとしても、最終的に会社を潰してしまったら失敗なんでしょうか。これまでの頑張りがチャラになるのでしょうか。
決してそうではなくて、今までがむしゃらにやって来たその「過程」こそが、価値のあるものだと思います。
事業を成功させる「目的」が、本来の目的なんでしょうか。
そうではなく、その過程を「楽しむ」ことが本来の「目的」ではないでしょうか。
なぜなら、「人は何のために生きるのか」と突き詰めて考えると、その答えは、人は「幸せになる」ために生きているからです。
そうじゃない、と否定できる人は多分いないんじゃないかなと思います。
「人は幸せになるために生きている」
あるいは、
「人は人生を楽しむために生きている」
とも言えます。
であれば、「手段を楽しむ」という目的に帰結するのではないでしょうか。
はい、結論。
つまり、「手段の目的化は悪いことじゃない」
ということです。
ちょっと概念的な話になってしまいましたが、ものすごく簡単に言うと、「人生、もっと楽しいことしましょうよ」ということです。
人は誰でも「死」というゴールに向かっています。
生きている時間は有限だから、せっかくなら「楽しいと感じる時間」を多く過ごした方が良くないですか?
というご提案でした。
********************************************
プロスキャリアでは工場内での製造のお仕事からピッキング・軽作業など多数ご用意しております。 高収入のお仕事が多く、正社員登用実績も多数あります。神奈川・東京で仕事をお探しの方はぜひお問い合わせください! お仕事検索「ジョブ&キャリア」
コーポレートサイト https://proscareer.co.jp/
********************************************