境界線のわからない人たち
こんにちは。冨田です。
最近多くなっている迷惑系動画の拡散ですが、SNSの普及により、より日常的に、より気軽に投稿されているように思います。
たとえばホームレスへのイジメ動画。お金あげるからコンビニで何か買ってきなよと言い、レジでお会計の時にお金渡さずに逃げるとか。
たとえば、回転寿司のお寿司を一度取って、ペロペロ舐めて戻すとか。以前、ペヤングにもゴキブリが混入してたとか大きな騒ぎがありましたね。
これらのイタズラは、若者が面白がって悪ノリで行った投稿です。一体何が面白いのかわかりませんが、常識的な人間から見れば、迷惑以外の何者でもありません。
若者のねじ曲がった承認欲求
ホームレスへのいじめ動画や回転寿司でのイタズラ動画は、どういう思いで「よし!やろう」となったのでしょうか。
これを面白いと感じる笑いのセンスが絶望的であることはさることながら、これを投稿したら誰が迷惑するかという想像すらできない頭の持ち主なのでしょう。
それはさておき、彼らの抑えられない欲求は何でしょうか。それは他者からの「承認欲求」です。動画の再生数が回ればめちゃくちゃ承認欲求が満たされるのでしょう。
承認欲求自体は、人間であれば誰でも持ち合わせている根源的な欲求だから、それを否定することではないのですが、その「満たし方」がかなり間違っています。
確かに、若い時にはエネルギーがあり余っているので、ハジけたい気持ちは分かります。であれば、別の方法で発散すれば良いのに。そんなの少し考えただけで無限に思いつきます。
とにかく、若気の至りでやってしまったこれらの愚行は、人の気持ちがわからない、且つどれだけの人が迷惑を被るか想像ができないように育ってしまった結果なのかなと思います。
ウエストランドの毒舌漫才
昨年のM1グランプリを制したウエストランドですが、そのネタの特徴は「毒舌漫才」です。
最近、特にテレビにおいては、発言内容などかなりデリケートになっていて、突飛押しもないことは言えない雰囲気があります。変なこと言うとすぐに炎上し、スポンサーからも突っつかれます。
そんな最近の息苦しい風潮の中、ギリギリのところを突いた毒舌で漫才をしたのがウエストランドで、そこが評価されたのだと思います。(松ちゃんも言っていましたね)
しかしながら、毒舌過ぎてはいけません。というか、笑えないくらいの毒を吐くと、逆効果もいいとこです。場はシラけてしまい、悪口の対象とされた人は激怒りし、誰も得をしません。
後日ウエストランドも言っていましたが、毒舌のギリギリのラインをつくのが難しいと。劇場なんかでは、若手漫才師がそのラインを超えてしまい、お客さんがドン引きしていたこともあるようです。
やはり、素人とプロではその「ライン」を超えるか超えないかの境界線探知能力が違うのだと思います。
老害たちの失言
そういう意味で言うと、世の中の権威のあるおじさん達の失言が、ちょくちょく炎上しているのを目にします。
たとえば、元首相の森さん、吉野家の取締役、名古屋市長など、その場を和まそうとして良かれと思って発言した内容が炎上してしまう件です。
これらの原因は、その人たちに権威がありすぎて、周りの人たちが何も言えない状況だからです。つまり、ツッコんでくれる人がいない。それは言い過ぎですよとか、場をわきまえてくださいとか。
権威のある人は、何を言っても皆んなが笑ってくれるから、自分はジョークのセンスがあるのだと勘違いしています。大きく世間ズレしていることに気づいていません。誰も教えてくれないからです。
つまり、言っていいジョークと言ってはいけないジョークの境界線がわからないということです。
素人が変に笑いを狙いにいくと、失言したり人を傷つけたりするということを、肝に命じないといけませんね。
最後に
これらの事例は、有名人だから炎上しているだけで、普段、自分や身近な人たちも普通にあり得ることなので、もっと敏感になる必要があります。
このジョークは相手を傷つけないかな、笑えるラインを付いているのかなと、自問自答してみてください。
もちろん私もしかりです。それではまた。
********************************************
プロスキャリアでは工場内での製造のお仕事からピッキング・軽作業など多数ご用意しております。 高収入のお仕事が多く、正社員登用実績も多数あります。神奈川・東京で仕事をお探しの方はぜひお問い合わせください! お仕事情報「ジョブ&キャリア」
コーポレートサイト https://proscareer.co.jp/
Facebook Twitter Instagram YouTube TikTok
********************************************