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居心地の良さを決める「リモコンのチャンネル権」

 

こんにちは。冨田です。

みなさん、年末年始は実家に帰省されましたか?
そこで突然ですが、既婚者の方に質問です。
自分の「実家」と「奥さんの実家」、どちらが居心地が良いでしょうか?

愚問かもしれませんね。
自分の実家の方が圧倒的にリラックスできるでしょう。

では、なぜあんなにも居心地の良さが違うのでしょうか?
「血がつながっているから?」「気を使わなくていいから?」
もちろんそれもあるでしょう。
しかし、本質的な理由はもっと別のところにあると思います。

それは何かと言うと、「テレビのチャンネル権」です。
テレビリモコンのチャンネル権が、居心地の良し悪しを分けると思うのです。

 

「リモコンを握っている」という万能感

実家にいる時、私たちは無意識にリモコンを手に取っています。
見たい番組があれば変える。つまらなければザッピングする。消したければ消す。

この「自分の意思でその場の環境をコントロールできている」という状態。
これこそが、人間が最もリラックスできる「自己裁量権」の行使なのです。

一方で、奥さんの実家ではどうでしょうか。
テレビはついているけれど、チャンネルを変えるのはお義父さんです。
そして、なんとなく流れているバラエティ番組を、自分に選択権がないまま眺めています。
「本当はニュースが見たいな」と思っても、なかなか言い出せないのが実情です。

この「自分には環境を変える権利がない」という感覚。
これこそが、私たちが感じる「居心地の悪さ」の正体ではないでしょうか。

たとえ豪華な食事が並び、優しくもてなされていても、自分の時間を自分の意思で操作できない「受動的」な状態は、知らず知らずのうちにストレスを溜めるものです。

そして、これは家庭の話だけではありません。
仕事においても、全く同じことが言えるのです。

 

仕事が「楽しくない」のはなぜか

「仕事が楽しくない」、そう漏らす人の多くは、実は業務内容そのものが嫌いなわけではありません。
本当の理由は、仕事における「チャンネル権」を持っていないことにあります。

上司から言われた通りの手順で、言われた通りの時間に進める。
そこに自分の意思や工夫が介在する余地はない。
これは、いわば「誰かが選んだ興味のない番組を延々と見せられている状態」と同じです。

どんなに素晴らしいプロジェクトであっても、自分に選ぶ権利がなければ、それはただの「強制」になってしまいます。
逆に、どんなに地味な作業であっても、「よし、この順番でやってみよう」「こう変えたらもっと効率が上がるはずだ」と、自分でリモコンを操作できている感覚があれば、仕事は途端に「自分事」になり、面白くなってくるものです。

つまり、仕事を楽しくするための特効薬は、給与の額でも福利厚生でもなく、「自己裁量権」を持つことです。
これに尽きるのです。

 

誰に「リモコン」を渡したくなるか

それでは、上司の立場から見て、どんな人に「リモコン(裁量権)」を渡したくなるでしょうか。誰にでも無条件でリモコンを渡せるわけではありません。

私が考える「安心してリモコンを渡せる人」の基準は何かと言うと、

全体を俯瞰できる人」です。

具体的に言うと、「個別最適」ではなく「全体最適」を考えられる人、と言い換えてもいいでしょう。

テレビの例えに戻れば、家族全員が集まっているリビングで、自分の好きなアニメ番組だけを延々と流し続ける人にリモコンは預けられません。

「今は子供たちが楽しんでいるからこのままでいいな」
「そろそろお父さんがニュースを気にする時間だな」
「場が静かすぎるから、少し賑やかな番組に変えようか」

そんなふうに、その場にいる全員(組織全体)にとって今何が必要かを想像し、最適解を選べる人。
そういう人には、安心してリモコンを渡せます。

むしろ、「君が選ぶものなら間違いない。任せたよ」と、全幅の信頼を置きたくなるものです。

逆に、どれほどスキルがあっても、「自分さえ良ければいい」「自分の好き嫌いだけで判断する」という視野の狭い人にチャンネル権を渡してしまうと、組織全体の居心地(パフォーマンス)は一気に悪化してしまいます。

 

権利を得るためには「信頼残高」を積み上げる

「もっと自由にやらせてほしい」「裁量権がほしい」 そう願うのであれば、まずはやるべきことがあります。
それは、「小さくても良いから、圧倒的な結果を残すこと」です。

裁量権は、誰かから与えられるものではなく自分で「勝ち取る」ものです。
そしてその勝負は、日々の小さな仕事の積み重ねの中にあります。

「この資料作成、完璧だったよ」 「あの対応、先方がすごく喜んでいたよ」 こうした小さな「結果」の一つひとつが、あなたの「信頼残高」を増やしていきます。

信頼残高が貯まってくると、周囲の目は変わります。
「彼に任せておけば安心だ」 「彼女なら、自分で判断させた方がうまくいく」 そう思われたとき、あなたはいつの間にか、自分の手元に「リモコン」があることに気づくはずです。

 

まとめ

私たちは、誰かに決められた人生を歩むために生きているのではありません。
自分の人生」というテレビのチャンネルは、自分で選びたいはずです。

その権利を得るためには、結果を出して(信頼残高を上げて)、自らが勝ち取ることです。

それではまた。

 

 

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