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世の中は常にグラデーション

 

こんにちは。冨田です。

日本人はよく「血液型」で人の性格を分けたがりますよね。
A型だから几帳面、B型だから自己中、O型だから… AB型だから…

でもよくよく考えたら、人間を4つの性格に分けられるはずもなく、そんなの幻想にすぎません。(エンタメとして楽しむ分には良いのですが… )

他方ニュースやSNSを見ていると、「どちらが正しいか」「善か悪か」といった二項対立の議論をよく目にします。
いわゆる「白黒はっきりさせる」というスタンスですね。

しかし、私たちの日常やビジネスの現場で起きる大半の出来事は、そんなに簡単に二分できるものでしょうか。

そうではなくて、もっと「グラデーション」で見るべきだと思います。

そこで今日は、この「グラデーション思考」を持つことでいかに視界が開け、生きやすくなるか、考えてみたいと思います。

 

飲み会の愚痴は「悪」なのか?

たとえば、会社帰りに飲んで同僚と愚痴を言い合う。
一般的に、愚痴や悪口は「時間の無駄」「成長を妨げるもの」として否定的に捉えられがちです。
自己啓発本などでも、「愚痴を言う暇があったら行動しろ」なんて言葉をよく見かけます。

たしかに、キャリアアップを目指し、常に成長し続けたいという「ステージ」にいる人にとっては、愚痴を言い合う時間は生産性のないものかもしれません。

しかし一方で、キャリアアップを目指しているわけではない人、あるいは、今まさに過酷な状況に耐えている人にとっては、その時間は大切な「ガス抜き」になっているという側面があります。

もし、この「ガス抜き」を一切せずに不満を内側に溜め込み続けてしまったらどうなるでしょうか。
極端な話かもしれませんが、孤独の中で不満を爆発させ、世間を騒がせるような大きな事件を起こしてしまうかもしれません。
そんな人は得てして、「誰とも愚痴を共有できなかった人」が多いようにも感じます。

そう考えると、飲み会での愚痴大会も、その人の今の状況や置かれている「ステージ」によっては、立派なセーフティネットとして機能しているわけです。

「愚痴=悪」と決めつけるのではなく、今はその色(ガス抜き)が必要な時期なんだな、とグラデーションとして捉える。
それだけで、自分に対しても他者に対しても、少し寛容になれる気がしませんか?

 

ビジネスにおける「時間軸のグラデーション」

この考え方は、ビジネスの意思決定においても有効です。
社内の会議で新しいプロジェクトや仕組みを導入しようとする際、しばしば「やるか、やらないか」の二択(トレードオフ)で激しい議論が交わされます。

反対派はリスクを強調し、推進派はメリットを強調する。
そして結局、折り合いがつかずに立ち消えになる…なんて光景は珍しくありません。

ここで「グラデーション思考」を取り入れるなら、キーワードは「時間軸」です。
いきなり100%の力で導入し、明日からすべてを変える(白から黒へ一気に塗り替える)のではなく、少しずつ「色の濃度」を上げていくイメージです。

「まずは特定の部署だけで、限定的な業務から始めてみる(スモールスタート)」 「最初の3ヶ月は試行期間として、20%程度の比重で運用してみる」

このように時間軸にグラデーションをつけることで、現場の拒絶反応を抑え、リスクをコントロールしながら進めることができます。

「白か黒か」の議論は、往々にして「敵か味方か」の分断を生みますが、「どの程度の濃さから始めようか」という議論は、とても建設的だと思います。

 

人間関係は「是々非々」で見る

人間関係においても、私たちはついつい相手に「ラベル」を貼りたがります。

「あの人は仕事ができる」「あの人は苦手だ」「あのインフルエンサーは素晴らしい」

しかし、人の性格が血液型の4種類で分けられないのと同様に、人間という存在は本来とても複雑で多面的なものです。

最近私が気をつけているのは、どんな相手に対しても「是々非々」で接すること、つまりグラデーションとして捉えることです。

たとえ心から「推している」尊敬する人であっても、その人のすべてを盲信するのではなく、「この考え方は素晴らしいけれど、この部分は自分には合わないな」と冷静に見極めます。

逆に、苦手だなと感じる相手であっても、「態度は鼻につくけれど、仕事のこの処理能力だけは長けているから見習おう」と見るようにしています。

相手を「好き・嫌い」という一色のフィルターで見ている時は、実は相手との距離が遠く、解像度が低い状態なんですよね。

山を遠くから見ればただの緑の塊に見えますが、一歩足を踏み入れれば、そこには鮮やかな緑もあれば、枯れかけた茶色も、光の当たる明るい部分も、深い影もあります。

近づいて「解像度」を上げる。
そうすることで、相手の中にある「色の変化」が見えてきます。
100%悪い人もいなければ、100%完璧な人もいない。
そう思えた時、対人関係のストレスは軽減されます。

 

まとめ

昨今、「分断」というワードが取り沙汰されています。

もちろん、白黒ハッキリさせることは悪いことではないのですが、本当はもっと調和できる部分もあって、仲良くもなれるはずです。

お互いがもっと近づいて解像度を上げて見ると、グレーの部分が多いことに気づくはずです。

そう、世の中は常に「グラデーション」で出来ているのです。

それではまた。

 

 

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