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AED

こんにちは。広報チームの岡野です。

 

さて、先日父が旅行先で緊急入院をした際、周囲の方々の緊急を要するとの判断から、救急車のお世話になったわけですが、病気にしても事故などにしても、緊急を要する事態というのは、いつ何時自分の身の回りで起こるか予測が出来ることではないですよね。

 

そして、そのような事柄というのは、得てして、こちらの心の準備なんていうものを待ってくれるような性質にはなく、日常のすぐ隣で起きるときには起きてしまうんです。

 

実のところ、筆者自身も緊急事態に遭遇し、心肺蘇生を行ったことがある一般人の1人なんですね。

 

筆者は、医療従事者ではないですし、ライフセーバーでもありません。

そして、専門的な学校を卒業した訳でもないんです。

しかし、車の免許を持っているので、免許取得の際に一応は心肺蘇生法について一通り学んでいました。

また、たまたま機会に恵まれたのでAED講習会にも参加したことがあるんですね。

当時独身だった筆者、使う機会はないかもしれないけど…と幼児の心肺蘇生も人形でやらせてもらっていました。

 

今思えば、これが咄嗟の行動に繋がったのかもしれません…。

筆者が救命処置を行った相手は、当時2歳になったばかりの筆者の子どもだったんです。

 

現場に居合わせたのは夫だったのですが、筆者が駆けつけたとき、既に子どもには意識がなく、いびきをかいており、心拍も呼吸も確認する事が出来ませんでした。

直ぐに、何があったかの説明ができる夫に救急車の手配をお願いし、筆者は1人、子どもと向き合いました。

今思い出してもぞっとする出来事で、動揺で震える自分の手を叱咤して、頭を働かせて目の前のことに集中するのだと、とにかく出来ることをするのだと…強く思ったことを覚えています。

幸いなことに、救急車が到着する前に、自発呼吸と意識の回復が見られ、大事には至らずに済みました。

 

こんなことが、いつも通りの夜に突然起こったんです。

ついさっきまで日常だったはずなのに、それが唐突に足元から揺らぐ…そんな出来事でした。

筆者は医療に関しては全くの素人です。

不慣れな筆者が行った処置が、どれほど子どもの訳に立てたのかは分かりません。

もしかしたら、子どもの症状は一過性のもので、私が何もしなくても自然と意識を取り戻していたのかもしれません。

でもそれは結果論と考えることも出来ます。

心肺蘇生というものがあることを知りながら、あの時、やり方がわからず何もできなかったとしたら…

また、AED講習会で、幼児の心肺蘇生法を知る機会がありながら、やらせて欲しいと希望していなかったとしたら…

それはやはり、気が動転して実力を発揮できなかったこととは違う話です。

もちろん、考え方は色々あるとは思いますが、今は例え素人でも、その瞬間に居合わせたなら、心肺蘇生をして欲しいという考え方が主流です。

もし、筆者が心肺蘇生の知識を持たなかったのであれば、きっと、ぐったりとした子どもと向き合った、あの瞬間…過去の自分が起こり得ることへの対処法を学ぼうとしなかったことに、ベストを尽くすという選択肢を初めから放棄してしまったことに後悔し、自分を責めたことでしょう。

そして何より、子どもが心肺停止をしているのに、自分は何も出来ないという事実にパニックを起こしていたのではないかと思うんです。

 

今は、インターネットが普及している時代にあり、知りたいことは直ぐに検索をする事が出来ます。

しかし緊急事態が起こってしまった、まさにその瞬間は情報を検索する時間は“ない”と筆者は思っています。

つまりは、その時その場で持っている知識や記憶が、出来る事の全てになってきます。知識や記憶にないものは、使おうとしても引き出せないんです。

 

誰の力も借りられない。猶予もない。

そんな瞬間に居合わせるという経験をしてしまった筆者としては、助けたい人が居る方には、是非AED講習会などに参加して、人形を使っての練習をして欲しいと思います。

動画などでも知識を蓄えるには十分ですが、実際に人形を使った方が、力加減やテンポなどを含め、記憶に残りやすいと思うからです。

 

現在はコロナ禍ということで、講習会の回数が減ってしまっている可能性はありますが、筆者もまた、咄嗟の時に迷いが生じないよう、再講習を受けようかなと考えていますよ。

それでは、今回はこの辺で失礼致します。

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