「事実」と「意見」を分けて話す
こんにちは。冨田です。
人はとかく「事実」と「意見」を混同しがちです。
とくに仕事においては、何らかの報告をする時に、それは実際起きたことなのか、ただの個人的な意見なのか、分けて話す必要があります。
ありがちなのが、数字を用いずに思い込みだけで話すことです。フワッとした抽象的な内容では、次の適切なアクションに繋がりません。
「事実」は客観的で確かな情報のことであり、お互いで共有される根拠となります。一方で、「意見」は主観的な感情や思考を含むため、個人の立場や考え方により変わってきます。
これらを混同せずに明確に伝えないと、誤解や意図しないトラブルを引き出すことになります。
それでは、以下の例文で「事実」と「意見」を分けて見てみたいと思います。
売上は前年比で20%増加しました。(事実)
この増加はマーケティング戦略の効果だと思います。(意見)
会議の開始時間は午後2時です。(事実)
午後の会議は生産的ではないと思います。(意見)
プロジェクトの予算は50万円です。(事実)
この予算でプロジェクトを成功させるのは難しいと思います。(意見)
社内のミーティングはオンラインで行われます。(事実)
オンラインミーティングは効率的だと思います。(意見)
新商品の売上は急速に伸びています。(事実)
この商品は市場のニーズに適した魅力的な特徴を持っていると思います。(意見)
新入社員の研修は1ヶ月間です。(事実)
研修期間が長いことで、しっかりと教育が行われるでしょう。(意見)
いかがでしょうか。事実と意見を分けて聞きとると、頭の中で整理されませんか。ああ、これは事実を言ってるのではなく、あの人の個人的な意見を言っているんだな。とか、この結果に対する根拠はどこにあるのかな、とか。
たとえば私たちの仕事でいえば、求職者の面接評価があります。面接をした後に「評価欄」を記入するのですが、この書き方がポイントです。
事実:過去の職歴、希望の職種、収入や休日などの希望条件、通勤or入寮、健康状態、勤務開始希望日
意見:コミュニケーション能力が高い、人当たりが良さそう、人の話をあまり聞かない、すぐに辞めそう
事実は、求職者の客観的で確かな情報です。ここを見誤ると、まったくトンチンカンな仕事を紹介してしまったり、大きなミスマッチを起こしてしまいます。
意見は、面接官の主観が入っていますので、他の人から見たら、全然そんな印象は受けなかったということもあります。なので、最終的には自分の目で確かめる事が大切です。
まとめ
事実と意見、これはどちらか一方だけではダメで、両方が必要です。そして、事実と意見を頭の中で整理して、総合的なバランスをとることが重要です。
これから仕事上で何か報告する際には、「事実」と「意見」を分けて話すことをオススメします。ちなみにこれは意見です。
それではまた。
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