不安の95%は起こらないし、期待の95%は実現しない
こんにちは。冨田です。
ネットニュースを見ていると、毎日いろんな事件が起きていますよね。こんなにも毎日毎日、何かしらの事件が起きるのかと、あきれる程です。
今は、良いニュースも悪いニュースも、すぐに情報が飛び込んでくる時代です。
そして、情報をすぐにキャッチできるということは、良くも悪くも、毎日のように不安や期待を抱かせることになります。
そもそも人間というものは、実体のないものを妄想する生き物です。だからこそ、いつも不安と期待とともに生活しているし、そうならざるを得ないのです。
さまざまな不安
お金…経済的な不安は多くの人が持っているでしょう。人生には様々なイベントがあり、その都度大きなお金が必要になります。結婚、マイホーム、保険、子供の教育費、そして老後の資金など。
健康…健康不安もまた、多くの人が抱える悩みの一つです。がん、脳梗塞、心筋梗塞など、このような病気で若くして亡くなる人もいます。そして歳を取るごとに、その不安は大きくなっていきます。
人間関係…友人、家族、恋人、職場の上司、部下など、良好な人間関係が築けているか不安になると思います。人間の悩みのほとんどが人間関係の悩みだという心理学者もいるくらいです。
仕事…社会人にとって、仕事の悩みや不安からは解放されないかもしれません。基本的に会社は右肩上がりで予算組みをします。なので、次から次へと新たな目標が設定され、終わりはありません。
さまざまな期待
お金…分かりやすいのが宝くじですね。ワンチャン大金持ちになれる夢のチケットです。ただ確率論で言えば、何回生まれ変わっても当たらないくらいの確率なのに、期待しちゃうんですね。そしてギャンブルや投資も同じく期待という煩悩の塊です。
健康…人はいくつになっても健康で居たいものです。そしていくつになっても体型を維持したいとも思っています。でも運動するのは面倒くさいから、簡単に痩せられるダイエット食品やサプリメントに期待します。
人間関係…人から良く見られたい、モテたい。誰もがこのように思っているでしょう。そのため、相手に対して、明るく接したり愛想を振りまいたりして、相手に好意を持ってもらうよう働きかけます。でも、だからと言って必ずしも相手が自分に好意を持つとは限りません。
仕事…売上、利益を上げたい。誰もがそう思っていますが、過度な期待をしがちです。プラス思考はとても良いのですが、会社に報告する時など、数字を盛りがちです。あと、会社や部下に対して期待し過ぎると、思い通りいかず落胆した時の落差が激しくなります。
不安と期待のダブルスタンダード
このように、人間というのは同じ事柄に対して、不安にも感じているし、期待もしているものです。相反する感情を持ち、矛盾した心理状態で生きています。つまり、不安と期待の「ダブルスタンダード」で生きているということです。
ある研究データでは、人が不安と感じている「95%」は実際には起こらないとされています。
南海トラフ地震も関東大震災も、来る来ると言われていますが、実際には起こっていませんよね。
実際に起きたら、その時はその時なのです。常日頃から不安に感じていても、まったく不安に感じていなくても、起きた時の対応はそう変わらないはずです。だとすれば、日頃から不安に感じている時間がもったいないと思いませんか。
逆に、過度な期待はほとんど実現しないという事も、頭に入れておく必要があります。
自分以外のことは、なかなかコントロールできないものです。たとえば、贔屓のプロ野球チームが勝って欲しいとか、好きな選手が活躍して欲しいとか。好きな人と仲良くなりたいとか、周りの人から尊敬されたいとか。
つまり、期待の「95%」は実現しない、自分の思った通りにはいかないということです。
まとめ
人生は予測不可能なことばかりです。将来の不安や期待を抱いていても、その「95%」は実際には起こりません。
なので、大事なことは、今この瞬間を一生懸命に生き、そして楽しむことです。不安や期待からは一定の距離を取りましょう。
「今」以外のことは幻想なのです。
とはいえ、そんな簡単に割り切れないのも人間です。不安や期待は勝手に頭をよぎります。無意識に考えてしまいます。だって、人間だもの。
それではまた。
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