環境やシチュエーションにより言葉の重みは変わる
あけましておめでとうございます。冨田です。
想像してみてください。
自分の親が亡くなる寸前に、最後に言い残した言葉があるとします。
「後悔しないよう生きなさい」
この言葉は、おそらく生涯忘れられない言葉になるはずです。
でも、よく考えたら、この言葉は昔から世の中にあふれている「よくある言葉」です。何も特別なことはありません。
ですが、ありふれた言葉でも、自分の親が最後に残した言葉となると、「言葉の重み」が全然違ってきます。
このように、同じ言葉でも、環境やシチュエーションによって、自分の中に入ってくる度合いが全然違うことってありますよね。
書籍よりもセミナー
たとえば、ビジネス本を読みまくってインプットすることと、実際にセミナーに参加してLIVEでインプットすることでは、内容の入り方が違うと思います。
情報量でいうと、本の方がたくさん詰め込まれているのですが、それよりも、著者の方から直接LIVEで話を聞く方が、後々まで記憶に刻まれると思います。
これは何故かというと、「熱量」が全然違うからです。そもそも自分の聞く体勢が違うし、一緒に聞いている周りの人たちの熱量にも刺激され、講師の一挙手一投足を、五感で受け取ることができるからです。
講師は書籍で書いている事と同じ事を言っているにも関わらず、受け取る側の環境を変えるだけで、「入ってくる」度合いが全然変わります。
音楽もLIVEが一番
音楽の世界も同じことが言えます。いまやストリーミング配信の時代なので、聴きたい曲はすぐに聴くことができます。
でも、本当に好きなアーティストの場合は、物理的なCDを買うはずです。ジャケット写真を自宅にコレクションしておきたいからですね。
でもでも、音楽の本当の価値は「LIVE」にあると思います。
圧倒的な音響機材から出る爆音、アーティストの全身全霊を込めたパフォーマンス、そして会場に来ているお客さん、ファンの圧倒的な熱量。これらが一つになり、最高の瞬間を生み出してくれます。
LIVE中、気づいたら涙が流れていた、なんていう経験もあるのではないでしょうか。
ここで味わう感動は、CDやストリーミングでは受け取れません。
高級ディナーコース
フレンチなどの高級ディナーは、前菜から始まり、メインディッシュ、デザートまで、コースの流れがうまく設計されています。
一品一品が最高の食材で、最高の調理を加えているのですが、提供する順番やシチュエーションこそが大事なポイントです。
メインディッシュの前には一度お口直しでリセットさせるとか、ソムリエが料理に合わせたワインを提供するとか、あらゆる環境を整えて、お客さまに最高の体験を味わってもらいます。
これは「言葉」も同じです。
同じ言葉を伝えるにしても、立ち話でサラッと伝えるよりも、静かな会議室で膝を突き合わせてしっかり伝えるのでは、相手に伝わる度合いが全然違います。
言葉を伝えるにも、環境とシチュエーションを整えることが大事なのです。
まとめ
さて話をまとめると、同じ言葉であっても、環境やシチュエーションが変われば入ってくる「重み」が全然違うということです。
あなたがもし、相手に何か大事なことを伝えたいのであれば、しっかり相手に伝わるように、環境やシチュエーションを整えてから話してみてください。
ということで、本年もよろしくお願いいたします。
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