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球春到来 令和の・・

 

こんにちは。人材開発の冨田です。

東日本大震災より今日でちょうど10年を迎えます。もう10年も経つのかと思う一方で、まだ爪痕が残っている場所では、「まだ10年」なのかもしれません。

 

 

さて今年のプロ野球ですが、観客数はしばらく制限されそうですが例年通りの日程で開幕できることになりました。


そして高校野球の選抜大会も無事行われます。球春という言葉があるように、野球が始まると春の訪れを感じます。

 

さて、そんなプロ野球ですが、今年私が一番注目している選手がいます。

 

8年ぶりに日本球界に復帰する楽天の「田中将大」投手

 

ではなくて、、

 

千葉ロッテマリーンズの2年目の「佐々木朗希」投手です。

 

 

佐々木朗希投手のことを知らない方もいらっしゃると思いますので簡単に説明します。

彼は生まれも育ちも岩手県で、高校野球では大船渡高校でエース&4番バッターとして活躍しました。

岩手県の強豪校といえば「花巻東高校」「盛岡大付属高校」ですが、どちらにも行かず、地元のメンバーたちと甲子園に行きたいという思いから、地元の公立高校に進学しました。

なお、彼の父親は東日本大震災の被災者です。当時小学生だった朗希少年が父を亡くしてから今年でちょうど10年です。

 

とにかく高校時代の彼は凄まじく、高校生歴代最速「163㎞」の球速を記録しました。
これはプロ野球界も含めて日本歴代2位の記録です(歴代1位は大谷翔平選手の165㎞です)

 

そして佐々木投手は「令和の怪物」と言われて鳴り物入りで千葉ロッテマリーンズに入団したわけですが、1年目の2020年は一度も登板の機会がありませんでした。(2軍でも登板はありませんでした)

 

それは何故なんでしょうか?

 

それは、とってもとっても大事に育てられているからです。

 

こんなポテンシャルを持った選手は何十年に一人現れるかどうかです。(余談ですが、メジャーリーガーの菊池雄星選手、大谷翔平選手、そして佐々木朗希選手はいずれも岩手県出身です。近年の岩手県からは逸材が生まれすぎてヤバいです!)

そんな逸材を早く実戦で起用したことで故障でもしたら、監督はめちゃくちゃ叩かれるでしょうね。

それに、もともと彼には高校時代から無理をさせてきませんでした。

 

高校野球といえばエースが連戦連投で勝ち上がり、甲子園で大活躍するというのが歴代の流れです。

それなのに、彼は甲子園に一度も出場していません。しかも、3年生最後の夏の大会で岩手県の決勝戦まで行きましたが、なんと彼は出場しませんでした。
前日の準決勝で多投していたからです。

 

 

いえ、正確には出場しなかったと言うより、監督が出場させなかったということです。

大船渡高校の国保監督はアメリカでのプレー経験があります。
アメリカでは成長段階の高校生に無理をさせて連投させるなんて事はあり得ませんので、国保監督もそのような信念のもと、批判を浴びようとも欠場させるという判断をしたのです。

もし佐々木朗希投手が投げていれば甲子園出場の可能性はかなり高かったと思いますが。。

 

そして、こんなことは過去の高校野球では前例がありません。実はひそかな歴史的事件なのです。

過去の大投手たちは試合では連投に次ぐ連投で活躍し、歴史に名を残す名勝負なども生まれました。

しかしながら、肩や肘の消耗が激しかったのは事実です。

特に甲子園で大活躍した名投手は必ずと言っていいほどプロに入ってから肩や肘の手術をしています。

中でも、肘の靭帯は消耗品と言われていますので、学生時代に投げすぎて多かれ少なかれ肘を損傷しているのは間違いないです。

 

ちなみに、「怪物」と言われた代表的な選手でいうと、

 

「昭和の怪物」江川卓

高校時代はバットに当てることも出来ないくらいの剛速球でした。そしてプロでは肩の怪我でわずか9年間で現役生活を終えました。

 

「平成の怪物」松坂大輔

こちらも高校時代は輝かしい記録を作りました。メジャーに行ってから肘の手術をしましたが、それ以降の成績は振るわない状況が続いています。

 

 

「令和の怪物」佐々木朗希

高校時代に計測した「163㎞」が衝撃でしたが、プロ野球で果たしてどれくらい活躍が出来るのでょうか。

 

これほどまでに慎重に育てられた投手はいませんでしたので、佐々木投手の今後の動向にとても興味があります。
また同時に、この育成方法が将来にわたってプラスになるのかならないのか、ある意味初めての実験となるわけです。

 

 

ちなみに、明日3月12日にオープン戦で登板予定とのことです。

佐々木朗希投手は間違いなくトップレベルのポテンシャルを持っていますので、果たして今シーズンの活躍はあるのかどうか、とても注目して見ています。

 

 

 

 

 

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