あがり症
こんにちは、広報チームの佐藤です。
皆さんはあがり症ですか?
それとも、本番こそ一番良い成果を出せますでしょうか?
今回はあがり症についてお話したいと思います。
人前であがってしまうメカニズム
なぜ、今回あがり症のお話をしようかというと、最近、私が人前で楽器の発表をする機会がありまして、久しぶりの人前での演奏という事もあり、緊張してしまい、思った程の演奏が出来なかったので、この場を借りて、お話をしようと思いました。
内臓などの活動を調整するため、24時間働き続けている神経を自律神経と呼び、自律神経には、身体の活動時や昼間に活発になる交感神経、安静時や夜に活発になる副交感神経があります。
この2つの神経は、どちらか一方が活動すると、もう一方は抑制されることによってバランスが取られています。
この交感神経と副交感神経がバランスを失うことから起こる、様々な身体の不調を自律神経失調症と呼びます。皆さんも耳にしたことがあるのではないでしょうか。
自律神経のうち交感神経の働きを高める、アドレナリンという神経伝達物質があります。攻撃モードの場合にアドレナリンは多く分泌され、アドレナリンはノルアドレナリンという物質から生成されます。
ノルアドレナリンは、特に緊張や不安を感じた場合に分泌されます。
その場合の身体におよぼす作用は、血圧上昇・震え・動悸。
まさに、緊張してあがっている時の身体の状態ですね。
ノルアドレナリンを大量分泌させてしまっているため、緊張症状が出てしまいます。
同じストレスを受けても、ノルアドレナリンが出やすい・出にくいには個人差があり、これは先天的体質で変えることは難しいようです。
緊張してきてしまった時の対処の方法はがあります。
【手のプッシュポイント(ツボ)マッサージ】
ここで紹介する方法は、目立つことなくその場でできるリラックス法です。
・手の甲、親指の付け根よりやや下 ー 親指と人差指の分かれ目のくぼみ。人差し指の骨の下に、親指をもぐりこませるようにして押す。
・手のひらの真ん中 ー 指先に向かって押し上げるようなイメージで押す。
・手首、ややひじ寄り ー 親指で強めに、もみほぐすようにしてマッサ-ジする。
【意識的に息を吐く】
呼吸が整うと、精神的に落ち着くといわれています。
息を吸っていてもあまり吐いていないことがあるので、落ち着いてゆっくりと意識的に息を吐く。
腹式呼吸で、お腹を膨らませるようにして鼻から息を吸い、お腹をへこませるようにして鼻から息を吐くイメージで呼吸をするのがよいとされています。
【気持ちが楽になる言葉を唱える】
好きな言葉、励みや勇気づけられる言葉を見つけておき、心の中でゆっくり唱えてみましょう。例えば、尊敬する人の言葉や自分を支えてくれる「大切なひと言」を日ごろから準備しておくとよいですね。
【首を冷やす】
トイレなどでハンカチを濡らし首に当ててみる。
緊張させる交感神経を和らげ、リラックスする副交感神経が目を覚まします。
【緊張している自分を認める】
緊張していると感じたら、素直に「今、自分は緊張している」と認める。
なぜかというと、落ち着こうと思うほど意識がそこに集中して緊張が高まってしまうといわれているからです。
緊張をできるだけやわらげるには、どうしたら良いか?
【イメージトレーニング】
イメトレはスポーツ選手が行っているイメージがありますが、スポーツだけではなく、様々な状況に応用できると考えられています。
ポイントは
・集中できる環境で行う
落ち着ける静かな環境で行いましょう。
この際、呼吸はゆっくりとした腹式呼吸で整えるのがおススメ。
・成功したイメージをする
イメージトレーニングをする際は、「成功したイメージ」をしてください。
それまで失敗を繰り返していても、その記憶は追いやって、成功した様子をイメージするようにしましょう。
・詳細にイメージする
可能な限り詳しく、細かくイメージすることが大切だといわれています。
想像の中の自分がどんな服を着て、どこで、どんなことを誰に、どのようにやるのかを考えます。
それらを細かくイメージしていくことによって、どのようなことが起きるかもある程度予測できるようになり、心づもりがしやすいといわれています。
・感情をイメージする
実際に成功した場合の感情をイメージします。
相手の反応や場の状況(成功したイメージ)、その時の安心感や高揚感などの感情です。
感情がよりリアルにイメージで出来れば、その分、自信を持って本番に臨むことができるはず。
良い緊張は素晴らしい結果を出す。
緊張するのは、それだけ一生懸命になっているということを示しているからです。
緊張していない心の状況は、裏を返せば一生懸命になっていないということにもなりますね。
緊張は人間味や真面目さをアピールする武器にもなり、相手や周囲への好感度にもつながることを覚えておきましょう。
また、人が能力を十分に発揮し、パフォーマンスを上げるためには「適度なストレス(緊張)」が必要不可欠といわれます。
私たちの能力というものはストレスによって鍛えられていくもの。
ストレスのない楽な生活を続けていては、進歩も成長もないのではないでしょうか。
悪い緊張ではなく、良い緊張で花舞台を迎えたいですね。
良い緊張を持つには、本番までの下準備がとても必要だと感じます。
楽器の演奏の場合は、身体や指の動き方・動かし方、暗譜を完璧に写真のように頭に焼きつける
※(写真記憶に関しては、次回以降にお話しようと思います)
どこからでも弾けるように練習しておく。※止まった時にすぐに入れるように。等がありますが、仕事の中での会議でのスピーチ等にも、おのおの準備を完璧にして、シュミレーションをしっかりしておき、間違った場合にどうするのかをイメージしておけば、安心材料になりますね。
過度な緊張には十分な備えをし、適度な緊張なら「恐れるに足りず」と迎えうちたいところ。
そして、緊張から解放された時の快感を楽しみたいですね。
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