
「AIがデフォルト」の時代に人はどう生きるのか
こんにちは。冨田です。
最近、ChatGPTが市民権を得てきたなと感じます。
こないだ飲食店で見かけたのですが、オバさま同士が集まって会話している中で、「チャッピーから○○って言われた~」なんて言葉が飛び交っていたからです。
「チャッピー」とは、ChatGPTのことです。最近そんな愛称で呼ばれています。
これはつまり、主婦の方々も日常的に「AI」を使っているという証拠です。
主婦に浸透しているということは、ChatGPTも大谷翔平くらい認知度を得たということです。
ということで今日は、そんな日常使いが当たり前になった「AI時代」に、人間はどのように生きていけば良いのか?とりわけ子供には、どのくらい「AI」を触らせれば良いのか?
そんな疑問に対し、解像度を上げて解説していきたいと思います。
子供の利用は制限すべき?
まずは、パパ・ママ世代が一番気になる「子供の教育」について。
「AIに宿題をやらせたらバカになる」「計算ができなくなる」なんて心配の声もよく聞きます。
でも、生まれた時からAIがある「AIネイティブ」の子供たちに利用を禁止するのは、今の時代に「電卓を使うな、そろばんを使え」「スマホで調べるな、図書館に行け」って言うのと同じくらいナンセンスです。
大事なのは「禁止」することじゃなくて、「使い方」を教えることです。
子供は好奇心が旺盛です。
いろんなものを見て触って、興味や疑問が湧いたなら、遠慮なく「AI」に聞けば良いのです。
そして、「なんで?なんで?」と、なぜなぜを追求していけば本質に行きつきます。
これからの子供は、こうして知識を得ていくのではないでしょうか。
Googleの拡張版としての「AI」
次に、「大人とってのAI」って何なの?、という話です。
これ、難しく考える必要はありません。
シンプルに「Google検索の超進化版」だと思えばOKです。
ちょっと昔を思い出してみてください。
Googleが登場する前は、何かを知りたかったら、詳しい人に聞くか、本屋で情報を探すしかありませんでした。
それが「ググる」時代になって、誰でも世界中の情報にアクセスできるようになりました。
これは革命でしたよね。
でも、Google検索にも弱点があります。
それは、「検索結果の一覧から、自分に合うものを自分で選ばなきゃいけない」ことです。
たとえば「東京 イタリアン」で検索して、ズラッと出てきたお店の中から、値段や場所を見比べて自分で決める。
これ、地味に面倒ですよね。
AI時代は、ここが変わります。
検索するんじゃなくて、AIという超優秀な秘書に「依頼」するんです。
「3歳の子供連れで、ベビーカーで入れて、駅から近くて、予算5000円以内のイタリアン教えて。子供が騒いでも大丈夫なお店がいいな」
こうやって自分の事情(ワガママ)を伝えると、AIが検索結果を統合して、「それならここがベストです」と提案してくれます。
つまり、AI時代を生きるコツは、「自分の情報をどれだけAIに伝えられるか」にかかっています。 自分はどんな人間で、何が好きで、今どういう状況なのか。
Google時代は「検索ワード」のセンスが問われましたが、AI時代は「自分の要望を言語化する力」が問われます。
そう捉えると、「AI」は小難しいものじゃなくて、「自分専用の超優秀な秘書」に見えてきませんか?
時代は後戻りしない
最後に、時代の流れについて。
歴史を振り返ると、人間は一度「便利」を知ってしまうと、もう絶対に不便な時代には戻れない生き物だということがわかります。
わかりやすい例をいくつか挙げてみましょう。
音楽: レコードをひっくり返していた時代から、iPodで選んで聴く時代へ。そして今は、Spotifyが「君、これ好きでしょ?」って勝手に流してくれる時代です。
待ち合わせ: 駅の伝言板に書いていた時代から、ガラケーで連絡し合う時代へ。そして今は、位置情報アプリで「相手がどこにいるか一瞬でわかる」時代。
切符: 券売機に並んで切符を買っていた時代から、Suicaで「ピッ」とする時代へ。
今の子供たちに「切符の買い方」を教えても、「え、なんでそんな面倒なことするの? スマホかざせばいいじゃん」って言われますよね。
それらと同じことが、知的作業でも起きます。
「なんでメールの返信を自分で打ってるの? AIに下書きさせればいいじゃん」
「なんで自分で検索して比較してるの? AIに聞けばいいじゃん」
これからの未来は、「面倒なプロセスが透明化して消えていく」世界です。
切符を買うという行為が消えたように、文章をゼロから考える行為や、情報をイチから探す行為は、AIが裏側でやってくれるようになります。
「昔は良かった」と懐かしむのは自由ですが、時代は絶対に後戻りしません。
だとすれば、「新しいSuica」を手に入れて、「人生の改札」をスイスイ通り抜ける方が、もっと効率よく楽しく生きれるはずです。
まとめ
ここまで「AIのメリット」についてお話ししました。
しかしながら、「AI」がもたらす負の部分もたくさんあるのは事実です。
「著作権侵害」の問題、若年層の「うつ」や「自殺」の問題など。
これらのことから、「AIの是非」は世界中で巻き起こっています。
でも、「AI」にメリットやデメリットがあるとしても、是非を問われていても、これだけは確実に言えます。
「AIの進化は止まらない」ということです。
これは止めることが出来ないでしょう。
であれば、どう使うか?ということを考えて生きた方が賢明です。
いまは時代の変革期でもあるので、この流れに乗り遅れないようキャッチアップしてきましょう。
それではまた。
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