平年値
こんにちは。広報チームの岡野です。
皆様GWはいかがお過ごしだったでしょうか?
引き続きコロナ禍ということもあり、大都市を中心に非常事態宣言が出される中、神奈川県では昨年同様、県知事より「GWは我慢のウィーク」「今は神奈川県に遊びに来ないで欲しい」などの発信があったりしましたね。
筆者宅では、やはり連休ともなると、遊びに出かけたい盛りの子ども達が大人しく家に居てくれるはずもなく、連日近所の公園にでも行こうかと計画していたのですが…
このGWは、なんだか大気の状態がとても不安定な日が多かった印象ではないでしょうか。
特に5月2日。突然広がる黒い雲、いつの間にか冷たくなった風、雷、大粒の雨…
“これは、ゲリラ豪雨だ”と感じた方も少なくないのではないかと思います。
このところ、気温が高い季節には、発生自体が常態化しているといってもよいのではないかと思うゲリラ豪雨ですが、毎年のように記録的豪雨が観測されてしまうと、“今年はどうなんだろう?”と、お天気の傾向が気になってしまいますよね。
気象庁より発表されている6~8月の3ヵ月予報によると、今年の夏の気温は、全国的に平年並みか高いとされていて、降水量も同様に、全国的に平年並みか高いとされています。
気温にしても降水量にしても、平年より高い可能性が示されているんですね。
ちなみにですが、ここで言われる「平年」を定義するための値を「平年値」というのですが、平年値は10年ごとに更新されています。
実は、今年はこの平年値を更新する年なんですね。5月19日から新しい平年値が使用されることになっています。
新しい平年値は、1991年~2020年までの過去30年分の記録から決定されているとのこと、まさに直近の記録の平均値が、平年の基準になるということになりますね。
では、今回の平年値の変更により、どの程度基準が変化するかといいますと
・気温 : 現行の平年値より、0.1℃~0.5℃上昇
・降水量 : 現行の平均値より、多くの地点で10%程度増加
ということで、毎年のように暑さが厳しい、記録的、と言われるような雨がよく降るなんて感じていたりしたのは、体感としてあながち間違いではなかったということになりそうです。
そんなわけで、5月19日以降に提示される、平年並みは、気温についても降水量についても、現行平年値より高い値であるため、今、平年より高いと言われていたのが、5月
19日以降に、平年並みになったからといって、決して状況が変わった訳ではないということは、認識していてもよいのかもしれませんよ?
話を戻して、今年のゲリラ豪雨の発生予想についてです。
世界的な異常気象に関係するといわれている現象の1つに、ラニーニャ現象がありますが、今年の場合、ラニーニャ現象は春の時点で終息する方向にあるんですね。
過去、同様のタイミングでラニーニャ現象が終息した年は、2000年から今までに5回あるのですが…
これらの年の夏は、いずれも、猛暑と豪雨に見舞われた年となっています…。
そう。結論からすると、今年の夏も、暑さと豪雨の両方に気を付けながら過ごす必要がありそうなんですね。
コロナ禍のため、休日は人混みを避けて森林浴をするなど、山や川に向かう人も多くなったと言われています。
出先で楽しんでいる時は、天気の事を忘れてしまいがちですが、雨雲レーダーや天気予報のアプリなどを上手に活用して、常にその場所での最新の空模様をチェックするようにしたいですね。
それでは、今回はこの辺で失礼致します。
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