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数の数え方

こんにちは。広報チームの岡野です。

ついに、新型コロナウィルス感染時の重症化を防ぐ飲み薬「モルヌピラビル」が登場しましたね。

新型コロナウィルスが発生してしまった以上、地球から取り除くことは不可能なのだとは思います。しかし、このままの流れで、インフルエンザのように予防接種と特効薬の組み合わせによる対処ができる時代になると、社会全体が少しずつコロナ発生前の世界に戻っていけそうですよね。

大きな社会の流れとしてはそうなのですが…

筆者の取り巻く環境は、今年は、年末になってからがバタバタでした。

このブログでも、そのバタバタさ加減を書かせて頂いて、おまけに最後に風邪まで引いて…なんとも情けない年の瀬です。

色々とありましたが、“年の最後くらいは、気分を変えよう”ということで、今回は雑学ネタでいこうと思います。

 

現代で生きていくにあたって、ものの性質を値に表す“単位”というものは、ある程度は知っていないと大変不便ですよね?

日本で生活をするとしたら、密接に関わってくるであろう単位として、長さを表すセンチやメートル、重さのグラムなんかもそうですし、リットルも分からないと、それがどのくらいの量なのかの想像が難しくなるでしょう。

そんな最低限、知っている方がより良い生活ができるだろうなぁという単位が存在する中にあって、まず、その業界に関わらない限りは目にしないと思われる単位も存在します。

例えば、日本に住んでいる限りは、ヤードはゴルフなど一部のスポーツをしないと関わることがないでしょうし、ガロンなんかは日本では使わないことになっている単位なので、輸出入や航空機関係で例外的に使用する以外では、リットルに換算され表記し直されていたりするはずです。

 

こう考えていくと、パッと聞いた単位の名称だけで、“ああ、あれがあのくらいね”と分かる単位は少ないのではないかと思うんです。

でも、いきなり聞いたら、なんか誤解しちゃいたくなるというのはあるんですね。

そんな訳で、今回は、“日本人が聞いたら、つい誤解しちゃいたくなる単位の名称”を3つ、ご紹介します。

  1. ユカワ(yukawa)

温泉が好きな方であれば、聞きなれた名称かもしれませんね。

全国各地の地名の由来としては、お湯の川。つまりは温泉が流れていた川には“湯川”という名前が多く付けられているそうです。(温川なんかも同じ由来が多いそうですよ)

しかし、ここでいう湯川は、残念ながら、川も温泉も関係ありません。単位のyukawaです。

どんな単位なのかというと“1yukawa=10のマイナス15乗メートル”を表す長さの単位なんですね。

すっごい小さいです。もう、原子の世界です。むしろ、原子核物理学とかで使う単位なんです。

では、この“yukawa”の名称の由来は何なのかというと、日本人初のノーベル賞を受賞した湯川秀樹さんのお名前から頂いたんだそうなんです。

やっぱり“湯川”なのですが、完全に“湯川”違いといったところですね。

この“yukawa”、残念ながら世界共通の単位体系であるSIには採用されなかったので、ローカル単位という位置づけにはなってしまったのですが…

間違っても、温泉近くの川の本数でも、湯川さんの人数でもないということは、確かですよ。

 

  1. サトシ(Satoshi)

こちらも触れない人は触れない単位の1つですね。

いきなり、サトシと言われても、正直、“誰?”って言いたくなりますもんね?

でも単位ですから、よく分からないけど数えてみようということで、やってみると…

1サトシ、2サトシ…100サトシ。

結構シュールに見えます。しかも、ピカチュウあたりと一緒に居そうです。

では、こちらは一体、何の単位かといいますと、仮想通貨ビットコイン(BTC)で使用される最小の単位なんですね。“0.00000001BTC=1Satoshi”つまりは、“1BTCの1億分の1が、1Satoshi”です。

由来は、ビットコインの技術論文の著者である中本哲史さんのお名前からとのことで、やっぱり“Satoshi”は名前の“サトシ”だった訳ですね。

しかし、流石は最小単位といったところなのか、546Satoshi以下はdust(ゴミ)と呼ばれ、通常は承認されないという決まりまであるんですよ。

うーん…“Satoshi”が単位だと分かっていても、dust(ゴミ)呼ばわりとなると、ちょっと微妙な気分になってきます…。

でも、少なくとも、全国のポケモントレーナーの総数ではなかったことが分かり、ちょっと安心した筆者です。

 

  1. ミッキー

これは、どこからどう見ても、世界的に有名なネズミのキャラクターですよね。

まず、見た瞬間、聞いた瞬間に、これが単位だと脳が認識してくれません。

つい頭の中では、東京のランドのパレードの音楽が…。

…と、冗談はこのくらいにしておいて、こちらが何の単位かと言いますと、PCのマウスの移動距離を表す単位で、“1ミッキー=100分の1インチ(約0.25mm)”なんだとか。

あれ?ミッキーに続いて、マウスというワードまで登場してきましたね。

というのも、どうも、この“ミッキー”、そもそもが、マイクロソフト社でウインドウズのマウスドライバなどを開発していたプログラマーが悪ふざけで付けたと言われている単位名なんですね。

マウスといえば、ミッキーということだったんでしょうか?

どちらにしても、強いつながりがあるワード同士なんですね。

でも、折角なので、数えてみましょう。

1ミッキー、2ミッキー…100ミッキー。

単位の話と分かっていても、このまま眠ったら、ランドやシーで、めいっぱい遊ぶ夢が見られそうですね。

 

さて、今回は気分一新、雑学ネタでのお届けとなりました。

今年も残すところ、あと数日ですね。

筆者は、まだまだ大掃除の途中なので、もうひと頑張りです。

でも、1ミッキー、2ミッキーではないですが、来年の初夢は何かなぁなんて、ちょっと楽しみだったりしてるんですよね。

皆さまも、良いお年をお迎えください。

今年も、ありがとうございました。

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