「本当の自分」はいないし「理想の人」もいない
こんにちは。人材開発の冨田です。
よくこんなことを聞きませんか。
「あの人の前では本当の自分が出せない」あるいは、「この会社では本来の自分の力が発揮できない」
そしてこんな風にも。
「彼の前では本当の自分が出せるので心地よい。自然体で居られる」
さて、「本当の自分」があるということは、そうじゃない「偽りの自分」もいるということですよね。
あの人の前ではなんとなく自分の本音を言えない。
どうも猫をかぶった自分になってしまう。
地元の友人とは何でも言い合えるが、社会人の友人とはどこか壁を感じる。
会社内では発言をしないキャラだが、飲みに行くとよく喋る。
あるいは、会社内では明るくよく喋るが、家庭ではほとんど会話をしない。
相手や環境によって、「本当の自分」が出せたり、「偽りの自分」を演じなきゃいけなかったりします。
いつも本音で生きられたら良いのにな。
こんな風に思っているあなた。
それは、根本で間違っています。
本当の自分や偽りの自分があるのではなく、それらすべての自分が「本当の自分」なのです。
会社にいる時の自分や、家庭内での自分、友人といる時の自分。
たとえそれが演じている自分だとしても、それは紛れもなく本当の自分です。
それらすべてが本当の自分なのですが、それを違う表現で言い換えるなら、ただ「モード」が違うというだけです。
気兼ねなく明るく人とおしゃべりしている時と、
一人で静かに思考している時と、
営業先でお客様と商談している時と、
それぞれ、「モード」が違うということです。
分かりやすく言うと「スイッチ」みたいなものです。
除湿加湿機のように、いま除湿している時、加湿している時とか、灯っているランプ(スイッチ)が違うだけなのです。
人にはいろんなモードがあるから、その時々で変わって当然です。そこはあまり気にするところではありません。
たとえば、明るく社交的な人は、いつでも明るくいる必要はないし、普段おとなしい人でも、テンション高く弾ける時があっても良いということです。
そして、それは自分だけじゃなく他人もそうであるということを理解しなくてはいけません。
機嫌が良い時、悪い時、テンションが上がっている時、下がっている時、他人にもそれぞれ「モード」があります。
「君らしくないね」とか「いつもの元気はどこへいった?」とか、変に言わない方が良いのだと思います。
そして、関連話でもう一つ。
「理想の人はいない」という説です。
よく男女の話になると、「理想の人はいますか?」という質問をされると思います。
それに対して、「身長が高くて、イケメンで、年収が高くて、思いやりがあって、優しい人」
あるいは、「可愛らしくて、スタイルが良くて、愛嬌があって、優しくて、気が利く人」
とか言っているそこのあなた。
そんな人いるわけないでしょ!
それでは、理想の人とはどんな人で、そしてどこに居るのでしょうか?
その答えを言いましょう。
理想の人とは、
「この世にいない人」のことを言います。
みんな、この世にいないバーチャルの人のことを「理想の人」と言っているのです。
まだワンチャンあると思って婚期を逃しているあなた。
そんな自分好みの理想の人なんて、そもそもいるわけが無いというのを理解しましょう。
というわけで、今日は「本当の自分」と「理想の人」は居ないというお話をさせていただきました。
それではまた。
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