こんなにある社会保険加入のメリット
こんにちは。人材開発の冨田です。
大人になるにつれ、将来のことを真剣に考え始めるようになると思います。特に、結婚して配偶者と子供ができればなおさらでしょう。
結婚すれば、家のローンや子供の学費など、独身時代には考えられないほどのお金が必要になってきます。
家族のためにしっかり働かなきゃならない。しっかり稼がなくてはいけない。
自分が健康で働いていないと家族を養っていけなくなる。
もし、自分が突然事故に巻き込まれて、病気や怪我をして働けなくなったら、家族を路頭に迷わすことになる。
そしてその可能性はゼロじゃない。
そうだ。何かあった時のために生命保険に入らなきゃ。
そう考えるのが自然だと思います。そして奥さんからは加入を「強く」勧められると思います。
そして、テレビCMでよく見かける生命保険会社へ問い合わせてみる。あるいは知り合いに紹介してもらうなど、まずは保険会社の人に直接相談してみると思います。
でも、保険商品は実にたくさんありますので、自分に合った保険は何なのか、悩みますよね。
セールスの人は、不安を煽ってあれこれ勧めてくると思います。
ただ、いま一度立ち止まって考えてみてください。
よくよく冷静に考えてください。
会社勤めの人であれば、「社会保険」に加入していますよね。実はこの社会保険、とてもとても分厚い保障があるんです。これだけで十分なんじゃないかとも思います。
掛けている保険料も高く、毎月けっこうな額が給与から天引きされていますよね。
そこからさらに民間の保険に加入するとなると、残りの自由に使えるお金が無くなってしまう。そう思いませんか?
そこで今日は、社会保険に加入していることでどんな保障があるのか、どんなメリットがあるのかを解説していきたいと思います。
老後にもらえる年金額が増える「年金保険」
これはもちろんみんな知っていますよね。老後にもらえる年金ですね。
国民年金が一階建てで、厚生年金が二階建て部分です。社会保険は厚生年金なので、二階建ての上乗せ部分です。
ここでのメリットは、自分で納めている額と同じ額を会社も納めてくれていることです。これ意外に大きなことなんですよ。
若い人は、自分たちの老後にはもらえなくなるんじゃないかと心配されていますが、もらえないという事はありません。
もらえる時期が延ばされる可能性はありますが、そもそも「年金保険」という特性上、平均寿命が上がればもらえる時期が上がっていくのは仕方がないことなのです。
年金とはズバリ、長生きしたもん勝ちの保険ですからね。
怪我をして働けなくなった時にお金がもらえる「傷病手当金」
たとえば、プライベートで怪我をしてしまった。あるいは、精神的な病にかかってしまった。そんな時に、この「傷病手当金」は大きな味方となってくれます。
働けなくなり会社を休んでいる間、給与の何割か(ざっくり6割程度)が毎月支給されます。
これすごい補償ですよね。プライベートで起こった怪我に対しての補償ですからね。(仕事中に怪我すればもちろん労災保険が適用されます)
出産のため会社を休んだ時にお金がもらえる「出産手当金」
出産のために会社を休んだ時、産前42日分、産後56日分が支給されます。(これもざっくり日額の6割分)
そしてこの期間中の社会保険料(厚生年金・健康保険)の納付は免除されます。もちろん加入実績は残ります。
働く女性にとってはありがたい制度ですね。
高額の医療費がかかった時にお金が戻ってくる「高額医療費」
何か大きな事故に遭い、手術や入院をしてしまった場合、高額の医療費がかかってしまいますよね。
その際、本人負担の「月の上限額」が決められています。つまり、一定以上のお金がかかった場合、国がその上限額を超えた分を負担してくれるということです。
なお、上限額は給与額で変わってきますが、大抵の人は6万円程度です。
たとえば、何か大きな手術が必要になり、医療費が100万円かかった場合でも、本人負担としては6万円で済むということです。
しかも入院で会社を休んでいる期間中は傷病手当金が支給されます。
これかなり大きくないですか?
死亡してしまった時に家族にお金が入る「遺族年金」
被保険者の方が亡くなったときに、その方によって生計を維持されていた遺族が受けることができる年金です。
つまり、自分が死んでしまったときに、残された家族に支払われる年金です。
これは、いわゆる死亡保険と同じ意味合いになりますよね。
障害を持つことになった時にお金が入る「障害年金」
病気やけがによって生活や仕事などが制限されるようになった場合に受け取ることができる年金です。
これも上記同様、予期せぬリスクに対応してくれる保障ですね。
まとめ
さて、このように「社会保険」にはたくさんの保障があります。これは国の制度で、ほとんどの人が加入している保険です。
これらの保障内容をよく理解した上で、民間の保険に入るかどうかを検討した方が良いと思います。
たとえば、車の任意保険や家の火災保険など、個別の大きなリスクに対応する保険には入っておいた方が良いでしょう。
でも、せっかく結構な額の社会保険料を納めてるので、社会保険で賄えそうな保障に関しては、民間の保険に頼る必要は無いのではないでしょうか。
ちなみに、社会保険の加入要件というのも年々拡大していて、2022年10月からは、ほぼすべての事業者で働く、「週20時間以上勤務、且つ、月収88、000円以上」の従業員は「社会保険の加入」が義務付けられます。
いまパート勤務をしている方でも、加入義務が課されるということです。
国としても、広く浅く保険料を回収しなくては、少子高齢化時代に対応できなくなるからですね。
ただ、今回解説した通り、社会保険に加入するメリットはたくさんありますので、まあ、この際加入するのも悪くないのではないかと思います。
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