だるまさんがころんだ
こんにちは。広報チームの岡野です。
皆さまのお宅は、どんな所にありますか?
駅近でしょうか?それとも周辺の環境の良さを重視でしょうか?
スーパーや病院なんかは、近いとなんだかんだ助かりますよね。
筆者の家はというと、比較的小学校に近い地域にあります。
そのため、家の周辺の道路は大体スクールゾーンに指定されていて、登下校の時間帯は近所の小学生たちで道が溢れかえっていたりするんですね。
わいわいと話ながら下校する子どもたちの声を聞いていると、最近はどんなゲームや遊び、アニメなんかが流行っているのかなぁ…なんていうのが、なんとなく分かったりするものなのですが、ここのところ「だるまさんがころんだ」をやりながら下校する子が増えてきた気がします。
うちの子たちも例にもれず、家の中で「だるまさんが~」と兄弟同士で遊ぶことが増え、末っ子の2歳児も見様見真似で参加しては、楽しそうに過ごしています。
さぁ、すでにピンときたという方もいらっしゃるかと思いますが、この「だるまさんがころんだ」の広がりようは、世界的なヒットで話題の韓国ドラマ「イカゲーム」の作中で、主人公たちが参加するゲームに「だるまさんがころんだ」が登場したことによる影響の様子なんですね。
イカゲーム自体は、NetflixにおいてR15指定のドラマなので、小学生が見るものではないと思うのですが、話題作とのこと、YouTubeなどの無料動画配信サービスでも、パロディ動画がたくさんアップされているんです。
そのようなところから広まったのか、この令和の時代に、小学生たちに「だるまさんがころんだ」ブームが再来しているみたいなんですね。
「だるまさんがころんだ」は、日本のローカルゲームじゃなかったの?と驚いた方もいらっしゃったかもしれないのですが、実は類似のゲームが世界各国にあったりします。
でも、少しずつルールが違ったりするんですね。
ルールが違えば、難易度も変わりますよね?
そんなわけで今回は、各国の「だるまさんがころんだ」に類似ゲームを、筆者の独断で、難易度別にしてご紹介します。
- 難易度:普通 掛け声有り、鬼が振り向くタイミングが分かる
日本の「だるまさんがころんだ」も、これに当てはまりますね。
プレーヤーに背を向けた鬼が、文言の最後の言葉と同時に振り向き、その時に動いていた人を指摘します。指摘時に鬼が動いていいのか、指摘後、プレーヤーは脱落なのか、はじめのラインに戻るのか…そこは地域で異なるようですが、基本、振り返った鬼が、動いているプレーヤーを指摘するという流れは同じ。
このルールにおいて、鬼は文言を言うことが前提になっています。
プレーヤーは鬼が振り向くタイミングの予測がつくタイプともいえますね。
そのため、鬼が「だーるーまー…」と言っている辺りでは全力疾走というのが、一番に鬼にタッチするためには必須。定番化しているのではないでしょうか。
正直、各国の「だるまさんがころんだ」も、このタイプに属することが多いです。
しかし、鬼の言う文言は国により様々。
イカゲームで登場していた「だるまさんがころんだ」も、韓国語だと「ムグンファ コチ ピオッスムニダ(ムクゲの花が咲きました)」の掛け声です。
ちなみに、ムクゲは韓国の国花ですよ。
オーストラリアでの掛け声は「L.O.N.D.O.N」で、一文字ずつ、「エル、オー、エヌ…」と言っていくのですが、最後の「N」の時に鬼が振り向きます。また、「London bridge fell down」の「down」で振り向くパターンもあるとか。
何だか、掛け声一つとっても、色々ありますね。
その他の国々では「1、2、3、●●●」という掛け声が多数派のようで、「●●●」の部分で鬼が振り向くのですが、ここが国によって変わります。
例えば、フランスであれば「●●●」 = 「soleil(太陽)」になるので、「アン、ドゥ、トヮ、ソレイユ」といった感じになるんですね。
「●●●」の部分をもう少しご紹介すると、イタリアは「stella(星)」、オランダやベルギーは「piano(ピアノ)」、メキシコでは「calabaza(カボチャ)」なんだとか。
何となくですが、あぁ~…と、国とイメージが結びつきそうなのは、筆者だけでしょうか?
- 難易度:高 掛け声有り、振り向くタイミングが鬼任せ
難易度:普通に分類されるものが多くて長くなりましたが、お次は、難易度:高にいってみましょう。
これにあてはまるのは、米国の「Red light Green light(赤信号 青信号)」です。
名称からも想像が可能な通りで、赤信号は止まれで、青信号は進めです。
鬼はGreen lightといってプレーヤーに背を向け、任意のタイミングでRed lightといって振り向きます。いつ振り向くかが、鬼任せになるんですね。
ゲーム性としては、鬼が任意のタイミングで振り返ることができるようになったことで、プレーヤーは、鬼に接近すればする程、足音や気配に気をつける必要が出てきます。
また、鬼によっては、開かずの踏み切りが如き速さで、信号を切り替えてくることでしょう。
しかしながら、一応は掛け声があるので、鬼のGreen lightの「G」が聞こえたタイミングで思い切って前に出ることは可能だと思います。
また、自分の進行方向に人が重なってしまい、鬼が見えなくなった場合や、笑い上戸だからと鬼を見ずに俯いて停止するという作戦を決行する場合でも、掛け声のおかげで、今が何信号なのか判断できます。
ここらへんが、「Red light Green light」が、次に紹介するの、難易度:ナイトメアにはならず、難易度:高に留まった所以ですね。
- 難易度:ナイトメア 掛け声なし、振り向くタイミングが鬼任せ
このブログをお読みのスニークスキル持ちの皆さま、お待たせ致しました。
ついに最高難易度:ナイトメアのご紹介です。
栄えあるナイトメアに筆者が選出したのは、英国の「だるまさんがころんだ」に該当する、その名も「Grandmother’s Footsteps(おばあちゃんの歩み)」です。
もちろん、基本のルールは各国の「だるまさんがころんだ」と同じで、鬼がプレーヤーに背を向け、鬼が振り向いたとき、プレーヤーは動いてはいけないというものになります。
しかし、Grandmother’s Footsteps(おばあちゃんの歩み)という名称からの印象はどうでしょう?
おばあちゃんの歩みって、決して速くないことが多いですよね。そして、バタバタという足音も…想像し難い訳です。
そうなんです。ゲームの趣旨がちょっと変化している部分があるんですよ。
特筆すべきは、掛け声がないということ。
鬼は何も言わずに、任意のタイミングで振り向きます。
つまりは、難易度:普通や高にはあった、鬼は文言を発するという縛りが解けて、その分、鬼の隙がなくなっているんです。
このことで、プレーヤーは、難易度:普通や高のように、鬼が文言を発している…つまりは、プレーヤーの無敵時間に、とにかく鬼との距離を縮めるという戦法が使えません。
また、他のプレーヤーで鬼が見えない位置に入ってしまったり、鬼の方を向かずに停止してしまったりした場合には、次のターンでの反応の遅れに直結します。
表情を変えることなく、鬼が振り返りたくなるような気配も感じさせずに、確実な素早さを追求する…
これはもう、おばあちゃんの歩みどころではなく、隠密行動をせよということではないでしょうか?
しかし実際には、鬼は振り返った時にプレーヤー達の位置を目視できる訳ですから、個々のプレーヤーの移動速度を把握する機会が与えられているということになります。
流石は難易度:ナイトメア…。他の難易度からすると、鬼がかなり優遇されていますね。
1回振り返った鬼は、次のターンにどのタイミングで振り返るべきかを計算してくること、間違いなしでしょう。
そんなわけで、大真面目に、難易度:ナイトメアの「Grandmother’s Footsteps」を攻略するのであれば、鬼の計算を狂わせるような戦略も必要になってくるという訳ですね。
なんて、奥が深いゲームじゃないですかっ。
さて、今回は最近の小学生の流行りの「だるまさんがころんだ」と類似の遊びが、世界中にあるんだよということで、そのご紹介をするのと同時に、各国でのルールの性質から、ゲームとしての難易度分けをしてみました。
「だるまさんがころんだ」は、どの国のルールでも、プレーヤーに応じたクリアまでの制限時間を設けたり、スタートラインを変えたりすることで、年齢の差なく遊べる遊びの1つではないかと思います。
筆者としては、プレーヤーの絶対安全時間ともいうべき、鬼の文言という縛りがなく、足の速い人が一番に抜けられるとは限らない「Grandmother’s Footsteps」。機会があれば、やってみたいなぁ…と思います。
それでは、今回はこの辺で失礼致します。
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