2月 20 2024

三つの輪が重なる黄金スペース

こんにちは。冨田です。

気付けばもう2月の中盤ですね。何だかんだで今年もあと10ヶ月です。6分の1が終わったと思えばめちゃくちゃ早く感じますね。

ところで、年始に立てた目標は実践されていますか。やろうと決めたことはやれていますか？年始に決意したものの、すでにトーンダウンしてしまっている人も、少なくないのではないでしょうか。年始祈願が毎年毎年早く感じる人は、おそらくマンネリのループに入っているのだと思います。

仕事においてもプライベートにおいても、マンネリを繰り返すのではなく、何か新しいことにチャレンジしていきたいものですね。

そこで今日は、仕事において何かチャレンジしたい場合に、こういったアプローチがあるよというのをご紹介します。

まず、一つの輪っかを書いてください。そしてその中に、自分の「やりたい事」「スキルアップになる事」を書き出してください。

とりあえず今の職務内容は考えず、とにかく欲望のままにやりたい事を書き出しましょう。やりたい事が無ければ、自分が「楽しい」と思うことでも良いです。

次に、二つ目の輪を書いてください。その中には、「会社の為になる事」を書き出してください。会社にとって利益をもたらすこと、助かること。社長の目線になったり、他の社員の目線に立って考えてみましょう。

そして最後に、三つ目の輪を書きます。その中には、「お客様の為になること」を書き出してください。お客様にとって有益なこと、助かること。日常の提供する業務以上に何か与えられること。それは付加価値とも言えます。

三つの輪の中にそれぞれ書き込んだら、最後にそれらを重ね合わせます。そして、三つの輪に書き込んだ中で、三つとも当てはまる部分を見つけ出します。

三つの輪が重なる部分、つまり、「自分がやりたい事」、「会社の為になる事」、「お客様の為になる事」がイコールになる部分です。

このスペースを「黄金スペース」と言います。

この黄金スペースに書き込まれた事を自分の仕事に出来れば最高じゃないですか？

自分がやりたい事、やっていて楽しい事、あるいは自分が成長が出来る事。にもかかわらず、会社の為にもなるし、お客様の為にもなる。誰にとってもハッピーです。

少し話は逸れますが、NHKで放送されている「正直不動産」というドラマがあります。主人公は不動産会社の営業マンです。口が上手く、常に嘘八百でお客様を騙して契約を取り、毎月売上ナンバーワンを取っていたのですが、ある事から嘘がつけなくなりました。

その後は、お客様に何もかも正直に話してしまうがために、契約が取れなくなりました。不動産側からすれば隠したい不利な事までお客様に話してしまうからです。

しかしながら、そんな中でも、徐々にお客様から信用されるようになり、契約を勝ち取っていくようになりました。デメリットまでも正直に話してくれる「信頼のおける営業マン」という事で、どんどん成績も上がっていきます。

そして、その主人公の営業マンに新しく芽生えたのが、「お客様に喜んでもらえて嬉しい」という感情でした。お客様に喜んでもらって、自分も嬉しい。そして会社の売上にも貢献出来る。

これはつまり、「黄金スペース」を見つけ出したということです。

話をまとめると、黄金スペースとは、「自分がやりたい事」「会社の為になる事」「お客様の為になる事」の三つが重なる部分のことです。

三つの輪を書き出してみて、三つとも重なり合う部分を見つけられたら、それはもうラッキーですね。

もちろん、ビジネスパーソンは忙しいので、黄金スペースだけを仕事にする事は出来ませんが、少しでもその重なり合う部分に時間を費やすことが出来れば、自分の幸せ時間が増えると思います。

三つの輪を、一度書き出してみてはいかがでしょうか。

それではまた。

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