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仕事はゲーム化すれば楽しくなる

 

こんにちは。人材開発の冨田です。


さて、あなたは「自分の好きなことを仕事にしたい」と思ったことはありませんか?

というか、ほぼすべての人がそのように思っているのではないでしょうか。いや、厳密に言うと、そのように「思っていた」というのが正しいかもしれませんね。


人は皆、何かしら好きなことがあると思います。時間が経つのも忘れるほど「没入」できる何か好きなこと。

その好きなことを、仕事にしたいと思っていた時期が「あった」。


そう、大抵の人はいま、自分の好きなことを仕事にできていないと思います。もちろん、ごく一部にはいると思いますが(プロスポーツ選手とかアーティストとか)


では、なぜ好きなことを仕事にできる人は少ないのでしょうか?


理由は二つあると思います。


ひとつは、好きなことは、その道のプロフェッショナルにならないと食べていけないからです。

もうひとつは、好きなこととは、大抵は趣味や娯楽なので、お金を消費することだからです。


たとえば、お酒がとにかく好きで、飲んで人と話すことがすごく楽しいと感じる人は、その行為を提供する側に回ると、それは果たして楽しいと感じるでしょうか。

その輪の中に入って、一緒に飲んで話したいのではないでしょうか。

なのに、こちらはお酒や料理を提供するだけ。

一見、好きなお酒を扱う職業で働いてはいますが、消費する側と提供する側ではずいぶんと違いますよね。


たとえばピアノ教室。

小さい頃からピアノを習っていて、とにかくピアノを弾くのが好きで好きで、それを職業にしたいと思いピアノの先生になったとします。

子供から大人まで幅広い人たちにピアノを教える仕事です。
でも、自分が演奏するのと教えるのでは勝手が違う。なんで理解してくれないんだろう。これくらいマスターしてよ。と思ってしまう。

一方で、生徒さんの集客活動もしなくてはいけない。事務処理仕事もやらなくてはいけない。

なんだか、好きなことを仕事にしている割には楽しくない。


たとえばクリエイター。

昔からアニメを描くことが好き。あるいは、お菓子やデザートを作ることが好き。そんな人は少なくないと思います。

でも、それを職業にしようとすると、アニメ制作会社やパティシエのお店でアシスタントから始めなくてはいけません。
そして、やりたい人が多いということは、需給バランスの原理で薄給にならざるを得ません。
群を抜くプロレベルであれば話は別でしょうが、現実的にはなかなか厳しいのです。

そして、いつしか夢破れ、好きなことを仕事にするという道を諦めます。

 

さてお分かりでしょうか。そうなんです、好きなことを仕事にするということは、なかなか難しいのです。

だから、大抵の人は好きな仕事に就けていないのではないでしょうか。

結局、好きなことを仕事にすることはできない。


であれば、ですよ。


逆説的ですが、いまの仕事を好きになってしまえば良いのではないでしょうか。そうすれば、みんな好きな仕事をすることができます。

いやいや、簡単に言うなよ。そんなことできるわけないでしょと。

じゃ、どうすれば好きになれるのでしょうか?


今の仕事を、「ゲーム化してみよう」ということです。


まず大前提ですが、仕事というのは、どんな仕事でも売上を上げてナンボですよね。民間企業であればどんな仕事についていても、結局のところ売上、利益を追求していくことになります。

それを、どう捉えるかということです。

最前線の営業職、販売職であればモロに数字が出ます。良い時もあれば悪い時もある。数字ではっきりと分かってしまいます。

これをプレッシャーと捉えるか、楽しいと捉えるかで心理的に大きく違います。

楽しいと捉えるためには、「ゲーム化」してしまえば良いのです。これは仕事じゃなく、ゲームだと。

ゲームはみんな好きですよね。ほら、みんな電車でやってますよね、スマホゲーム。

あの感覚を仕事に持ち込めば、日中も楽しくなりますよね。


売上を上げるゲーム。

お客さんに自社の商品を購入してもらうゲームです。


お客さんに購入してもらうには、まずは自社の商品を知ってもらわなければ始まりません。だからマーケティングをしたり営業をしたりします。

そして、その商品の良さを知ってもらい、体験してもらい、満足してもらい、購入してもらいます。

そして、お客さんが満足してもらえれば、リピート購入してもらえますし、お客さんを紹介してもらえたりします。

だから、お客さんの満足度を上げれば上げるほど売上、利益が跳ね上がります。


もし仮に、売上目標に達しなくても、「イカゲーム」みたいに殺されるわけじゃないので、そんなにプレッシャーを感じる必要はありません。


営業はわかりやすいですが、これが間接部門の仕事だとどうでしょうか。

事務作業は直接的に売上につながらないため、売上を上げるゲームではなくて、目の前のタスクを処理していくゲームだと捉えましょう。

「テトリス」とか「ぷよぷよ」のイメージです。(古い?)

次から次へ降ってくるタスクを効率よく処理します。こうしたら早いんじゃないか、効率上がるんじゃないかと創意工夫します。あるいは、ITツールを活用して一気に効率化を図ります。

今まで30分かかっていた作業が、10分で出来るようになると嬉しくないですか?

仕事はチャッチャと終わらせて、優雅にアフタヌーンティーでもしましょう。

 

と、こんな具合に、仕事を仕事と捉えるのではなく、ゲーム化してしまえば少しは楽しくなりませんか?

これを今風の専門用語で「ゲーミフィケーション」と言います。

好きなことを仕事にするのは難しい。だから今の仕事を好きなことにしてしまえば良い。楽しくしてしまえば良い。

というご提案でした。

 

 

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