思い込みに気をつけよう
こんにちは。人材開発の冨田です。
人間、思い込みによって間違いを起こしてしまうことが、稀にありますよね。
先日私は、まさに絵に描いたような「思い込みによる失敗」をしてしまいました。
まだ早めに気づいたので実被害は無かったのですが、その時は我ながら焦りました。
今日はその話をしたいと思います。
GW中に、ちょっとした用事がありタイムズのカーシェアを利用した時のことです。
タイムズのカーシェアは、アプリで事前に借りたい日時を予約して、専用の非接触型カードを車体の指定の位置にかざして解錠します。
そのあと助手席のダッシュボード内にある専用キーを抜くと、そこからレンタル開始となりエンジンをかけられる状態となります。
私はカードで解錠し車に乗り込み、いつも通り助手席のダッシュボードを開けましたが、キーボックスが見当たりませんでした。
車内では、「キーボックスからキーを抜いてください」とずっとアナウンスがかかっています。
でもダッシュボードにキーボックスは無い。
助手席や運転席周辺、そして後ろの席も見回してみましたが、どこにも無い。
「なんで無い?!」
その日はとても天気が良く、車内の温度はかなり暑くなっていました。
「暑いし、早くエンジンかけたいな~」
私は焦り始めていました。
そこで、ふと思いました。この車はキーボックスが無いタイプなのかも。
これが「思い込み:その1」です。
過去に様々な車を利用してきましたが、ダッシュボードにキーボックスが無いことはありませんでした。
でも、どれだけ探しても見当たらないし、この車には無いのかもしれない。そうだ、とりあえずスタートボタンを押してエンジンをかけてみよう。
最近の車は鍵を差してセルを回すタイプではなく、ボタンでエンジンをかけたり止めたりするので、このままスタートしたら使えるのではないかと思いました。
そしてスタートボタンを押すと、インパネのいろんなアイコンにランプが灯りました。窓も開けられました。
でも、エンジンがかかった音はしませんでした。
車は静か〜な状態でした。
ここで「思い込み:その2」です。
もしかして、これ、電気自動車なのかも。
よし、発進してみよう。シフトをドライブに入れ、前に進んでみました。
カーシェアの駐車場は外の路面の場所で、目の前が出口につながる道路となっていました。
駐車場所からは緩やかに下っていてその道路につながります。
そこで、ゆっくり徐行しながら右にハンドルを切りました。
「ハンドルおもっ!」
ハンドルがめちゃくちゃ重かったです。パワステ入ってないのかと思いました。
ここで「思い込み:その3」です。
ていうか、電気自動車ってこんな感じなの?最新の車は逆に昔の車みたいに重くするの?
電気自動車は乗ったことがないのでその感覚が分かりませんでした。でも、きっとそんなんだろうなあと理解するしかありませんでした。
そうしているうちに信号が青になったので、発信しようとアクセルを踏んだのですが、車はまったく動きませんでした。
「え?!」
どういうことか一瞬では理解出来なかったため、すぐにハザードをたいて後続車に追い抜いてもらいました。
「あれ、これもしかして、エンジンかかってなかったの?」
そうです、最初からエンジンはかかっていませんでした。
駐車場から徐行で前進できたのも、地面が緩やかに下っていたからです。ちょうど良い速度で進んだものですから完全に勘違いしていました。
ハンドルも重いのが理解できました。エンジンかかっていないからです。。
不思議に感じていた「点と点」が「線」に繋がった瞬間です。
伏線回収とはこのことです。
そんなことより、これは絶対にキーボックスを探さないといけない。
車から降りて助手席のドアを開けそこら中探しました。トランクも開けて探しました。それでも見当たらない。
ますます焦り、スマホに送られている予約完了メールを開いて連絡先を探しました。
でも電話番号はどこにも載っていません。
これはJAF呼ぶしかないかもしれないな。
公道に出てしまっているからとにかく急がないといけない。
でもJAFの会員じゃないから結構なお金かかっちゃうな〜。
と思いつつ最後にもう一度タイムズのアプリを確認しました。
そこに、この車種の「解錠の方法」という説明動画がありました。
その動画を流してみると、ちゃんとキーボックスの位置が分かるような説明がありました。
なんと、最初に開けたダッシュボードのすぐ上にありました。上にパカっと開くタイプのダッシュボードがすぐ上に、あるじゃあーりませんか!
灯台下暗しとはこのこと!
私は最初それをエアバッグが出てくる場所だと思っていました。
今思えば、これが「一番最初の思い込み」でした。
ここから思い込みの負のスパイラルにハマってしまったというわけです。
とにもかくにも、キーを抜いてエンジンをかけ、事なきを得ました。
これ、最悪のシナリオとしては、余計なお金を払ってJAFを呼んで、JAFの人にダッシュボードを開けられて、小っ恥ずかしい状態になるところでした。
でもその方がこのエピソードのオチとしては強かったのかもしれないですが、それは今だから言えることで、実際その時は冷や汗ものでした。。
というわけで、最近あった私の「思い込み」によるヒヤリハットエピソードを紹介しました。
皆さんもカーシェアを利用する際には、最初に操作方法を確認することを強くおすすめします。
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