PDCAサイクルとは
こんにちは。人材開発の冨田です。
さて、今日は会社で取り組んでいるPDCAサイクルについてお話したいと思います。
PDCAは多くの会社で取り入れられていますが、実際に自分たちの仕事に置き換えて考えると、結構難しいものなんです。
なかなか社内の人間だけで十分な活用をしていくのが難しく、当社では定期的に外部講師を招いて勉強会をしています。
それらの内容を少しだけお伝えします。
まず、大前提として、PDCAは何のためにやるのかを明確にする必要があります。
それは当たり前ですが、「目的」を達成するためです。
そのために、「目標」を掲げて実行するのです。
それでは「目的」と「目標」の違いとは何でしょうか?
「目的」とは、最終的に射抜きたい”的”である。
「目標」とは、途中途中で通過する”道しるべ”である。
まずはこの定義をはっきりとしておかないと始まらないです。
その後にようやくPDCAに落とし込みをしていきます。
それでは、それぞれの意味を見てみましょう。
■PLAN=目標達成の為の計画
■DO=計画の実行
■CHECK=目標に対しての現状把握と要因分析
■ACTION=改善の方向性(方法)を決める
これを仕事に落とし込む前に、分かりやすい例えで見ていきましょう。
【その1 ダイエットの例】
目的=健康のため、モテるため
目標=今年中に体重を5キロ落とす
PLAN
・夕飯に炭水化物を摂らない
・週に2回筋トレをする
・週に2回ジョギングをする
・毎日体重計に乗る
DO
・それぞれ実行する
・実行できれば○をつける
・実行できなければ×をつける
CHECK
・1週間の体重の推移を確認する
・順調に進んでいるのかを確認する
ACTION
・順調に減っていればプランを継続する
・体重が減っていなければプランを見直す(プランの変更、追加、継続、中止)
そしてPLANを立て直し、PDCAサイクルを繰り返す。
【その2 結婚の例】
目的=幸せになるため
目標=来年中に婚約する
PLAN
・出会い系サイトに登録する
・週に1回PARTYに行く
・週に2回相席屋に行く
・週に1回友達に紹介をお願いする
DO
・それぞれ実行する
・実行できれば○をつける
・実行できなければ×をつける
CHECK
・有望な人が何人いるか確認する
・それぞれの進捗を確認する
・愛が育めているのかを確認する
ACTION
・有望な人が居ればデートを繰り返す
・有望な人が居なければプランを見直す(プランの変更、追加、継続、中止)
そしてPLANを立て直し、PDCAサイクルを繰り返す。
いかがでしょうか。このような例にすると少しはPDCAが分かり易くなるのではないでしょうか。(どうでしょうか??)
あと、陥りやすいパターンとして注意が必要なのが「手段の目的化」です。
いろいろとプランを考えるがあまり、その一つ一つの「手段」が、あたかも「目的」のような錯覚に陥ることです。
つまり、手段を実行すること自体が目的となってしまうことです。
上記の結婚の例でいうと、毎週パーティーに行くこと自体が目的となってしまう。あるいは、出会う人の数を増やすことだけが目的となってしまう。
「幸せになる」のが目的ですが、手段であるプランを実行すること自体が目的となってしまう、という事です。
手段と目的は、どちらも終わりがない為に混同しがちなのです。
という事で、今日は社内で取り組んでいるPDCAの話をさせていただきました。
PDCAサイクルはその名の通り回して回してどんどん回して、らせん階段のように上昇していくのが理想です。
階段の踊り場で少し立ち止まるのは良いですが、下っていかないよう頑張って行きましょう!
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