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振れ幅が大きいほど、心は揺さぶられる

 

こんにちは。冨田です。

こんな経験はありませんか?

「可愛いものを見ていると、なぜか切なくなる」
「好きすぎて、嫌いになりそう」

これ、一見矛盾しているように見えますが、よくよく考えると“あるある”だなって思うんです。

たとえば、

「可愛いほど悲しい」
「好きほど嫌い」
「嫌いほど好き」
「死を考えるほど今を大切に生きる」
「期待すればするほど落胆が大きい」

こんな“振れ幅の大きさ”を感じたことがある人は、けっこう多いんじゃないでしょうか。今日は、このテーマについて深掘りしてみたいと思います。

 

可愛いほど悲しい、その理由

まず、「可愛いものを見ると、なぜか悲しくなる」ってやつです。
たとえば、赤ちゃんや子犬を見て「可愛い!」って思ったとしても、反面、「いつか大きくなって家を出ていくだよな……」とか、「この子が亡くなったらどうしよう……」みたいな寂しさが込み上げてきたりしませんか?

これは、「失う怖さ」がセットになっているからです。大切なものや愛おしいものを失うことを想像すると、人は自然に悲しみを感じるんですよね。

大事だからこそ、無くなる可能性に胸が痛む。そんなふうに、愛情と悲しみとは、実は背中合わせになってるのかもしれません。

 

好きほど嫌い、嫌いほど好き

「好きだから嫌いになる」とか「嫌いなのに気になっちゃう」っていうのも不思議な話です。でも、“好き”も“嫌い”も、実は同じベクトルで「強く意識している状態」なんですよね。

無関心だとそもそも話題に上がりません。
「好き」や「嫌い」は、どちらにせよ相手への意識が強いわけです。

好き:ポジティブな感情が向かっている
嫌い:ネガティブな感情が向かっている

この二つ、いわば感情の両端なんです。だから、好きであればあるほど、ちょっとしたことで裏切られたと感じたとき、反転して「嫌い!」って思ってしまうのです。

でも実はそれ、無関心よりもずっと相手を意識している証拠でもあるんですよね。そんな人、思い浮かびませんか?

 

死を考えるほど、今を大切に生きられる

「死」と聞くと、ちょっと重たい話題に感じるかもしれません。でも、「いつか終わりが来る」と意識するからこそ、“今この瞬間”がより大事に思える、みたいなことはあるんじゃないでしょうか。

「期限があるからこそ、残された時間を有効に使おうと思える」

「明日が来るのは当たり前じゃないと知ると、今日の過ごし方に真剣になれる」

逆に言えば、“死”を考えないよう、遠くに追いやろうとすればするほど、漠然とした不安にさいなまれ、今に集中できなくなります。

つまり、いつか来る「死」を受け止めておくと、「今」を濃厚に感じるようになる、ということです。不思議ですよね。

 

期待するほど落胆が大きい

「これ絶対うまくいくでしょ!」「あの人ならこんなふうにしてくれるはず!」と期待をし過ぎると、もしうまくいかなかったときのギャップはハンパじゃありません。

皆さんも経験があるはずです。
仕事や家庭において、部下や配偶者に期待し過ぎると、それが達成されなかったことに対し、不満やイライラを感じることってありませんか?

ただ、まったく期待しないのもつまらない。期待があるからこそ、モチベーションが上がったり、夢中になれたりするんですよね。

でも、その期待が裏切られたときの落差は大きい。振れ幅が大きいからこそ、感情を大きく揺さぶられるわけです。

 

感情の“振れ幅”に振り回されないために

とはいえ、感情のアップダウンも含めて人生だし、それが人生の醍醐味とも言えます。

でも、あまりに感情の振れ幅が激しいと、心身ともに疲れてしまうこともありますよね。そんなとき、どうしたら少し楽になれるのでしょうか。

いちばん手軽な方法が、いまの感情をちゃんと言語化してみることです。
「いま、こういう理由でイライラしている」「こういう状況だから不安になっている」みたいに。

このような「ラベリング」作業をするだけで意外と冷静になれます。頭の中だけでごちゃごちゃしてる感情が、言葉になると一歩外に出る感じです。
すると、「あ、いま取り乱してるな。いったん深呼吸しよう」って思える余裕が生まれやすくなります。

さらに、ノートやスマホのメモアプリなんかに書き出すと効果的です。頭の中だけじゃなくて、文字として“見える化”してみると、「なんだ、これか」とちょっと客観視できたりします。

あとは、誰かに愚痴を聞いてもらい、ストレス発散すことですね。

 

まとめ

さて話をまとめると、「振れ幅」が大きければ大きいほど、感情が大きく揺さぶられるのですが、それを客観的に見ることが出来れば、いつでも自分を「中央」に戻すことが出来るということです。

ただ、感情を揺さぶられることは悪いことじゃありません。感情のアップダウンは人生の醍醐味であり、生きている証拠です。

今日も感情を表していきましょう。

それではまた。

 

 

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