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メダカ

こんにちは。広報チームの岡野です。

緊急事態宣言、もうすぐ解除となりそうな流れですね。

しかし先日、夏の甲子園こと、全国高校野球選手権大会の中止が発表されましたし、今も新型コロナウィルスの流行で、日本が前代未聞の事態の最中にあるのだなと、再認識をするようなニュースもありました。

執筆をしている時点では、まだ神奈川県の緊急事態宣言の期限は5月末となっていますが、もし、期日を待たずに緊急事態宣言の解除があったとしても、その時に、少しでも感染拡大に関する不安材料が減っていて欲しい…と思いながら、日々を過ごしています。

以前、この新型コロナウィルス対策でステイホームが叫ばれる中、我が家ではメダカの住まう水草水槽が、家族に癒しを提供してくれているよ~という話を書かせて頂きました。

そして今もメダカ達は元気に泳いでいまして…

結論から言うと、見事に増えました。

そもそも、水草のためにヒーターを入れていたので、メダカが卵を産むのに適した水温になっていたんですね。

メダカの観察ができることも兼ねてのメダカ飼育だったので、当初、卵を見付けた時には、隔離して、稚魚も保護していましたが、なんだかんだで、水草に守られながら稚魚もスクスクと育ち…

このままだと、メダカが過密状態で、水槽が狭くなるのは確実…というところにまで来てしまったんです…。

じゃあ、どうするのかということで…

まず、増えすぎてしまったからと“川に放流する”というのは、言語道断でやってはいけませんよね。

これは、割とメダカなどの小魚でありがちなんだそうですが、やはりペットとして売られている魚は、基本的には観賞用に品種改良をされた魚なんです。

例え同種であったとしても、その土地に住んでいるであろう野生の魚達とは、もう別物なんですね。

そのため、もし観賞用のメダカを川に放してしまうと、野生メダカとの間に交雑が起こり、元々その土地にいたメダカの特徴が失われてしまうことになるんです。

たまに、カラフルで綺麗なメダカを小川で見かけたなんて話を聞くのですが、本来、カラフルで綺麗なメダカは小川には居ないハズ…。

そんなわけでこれも生態系破壊の一つとなってしまうので、放流は当然のごとく却下です。

次に、考えられるのは、“里親さんを探す”ですよね。

昔は、今回のようにメダカが増えて過ぎてしまったとか、ハムスターが増えて過ぎてしまったとか、飼いきれなくなってしまったペットの里親さん探しをするため、地域の掲示板に張り紙をしたものですが、最近は、インターネットの掲示板を利用して、里親さんを探す方が多いようです。

また、観賞魚や小動物を扱うペットショップでも引き取ってくれる場合があるんだとか。

ただ、我が家のメダカ達は基本的には雑種…。

更には、この外出自粛をするご時勢ともなれば、メダカを引き取りに来てもらうのも、連れて行くのも厳しいと思います…。

そして、そうこうしているうちに…なんと、水槽の前には鉄壁の番人が現れたんですね…。

それこそが…うちの魔の2歳児。

この子がまた、お魚大好きっ子なんです。

色々と諭してみるも『メダカさん達は、自分が守るっ』と言わんばかりに、水槽の前に立ちはだかり、まさかの守護神化してしまいました。

仕舞いには、水槽掃除のために網を持つだけでも『いじめないのっ』と怒られる始末…。

当初は、こりゃ大変なことになったなぁと思ってはいたものの、これもいい機会なので、気温も高くなってきたし、かねてより筆者が興味を持っていた“ビオトープ”を作って、メダカを屋外飼育することにしました。

ビオトープというのは、生命や生物といった意味を持つ英語であるビオ(bio)と、場所という意味のギリシア語であるトープ(topos)を組み合わせた言葉で、その名の通り、色んな生物が共生して、生態系が成り立っている場所のことを言います。

ビオトープの基盤は人の手で作ることができて、あまり広くないスペースでも運用が可能です。メダカ鉢などを使ってこのビオトープを作れば、そこそこ、生態系を観察することができたりするんですね。

またなぜ、筆者がビオトープに興味を持ったか…なんですが…

今回、筆者がリビングに水槽を立ち上げるにあたっては、水草水槽にチャレンジするのが初めてだったということもあり、それはもうリサーチにリサーチを重ね、色々な人のブログを読み漁り…なんてことをしていたんですね。

そして、数え切れないほど品種があり、尚かつ、お値段もピンきりな“メダカ選び”にも、調査は及び…これまで知らなかった、奥深いメダカの世界なんかも触れることができたんです。

筆者、“せっかく大人になってからメダカを飼うのだから、ちょっとリッチなメダカにしちゃおうかなぁ??”という感じで、少しお高めのメダカを飼おうと、始めは思っていたんですね…。

…はい。“始めは”なんです。

ここに落とし穴があったんですねぇ…。

と言うのは…“メダカの屋内飼育は、難易度が高い”ということを教えてくれた方が居たんです。

とあるアクアショップの店員さんだったのですが、時は昨年の夏の終わり。

新型コロナウィルスの発生で緊急事態が起こるなんてことは、露にも思っていなかった頃の話です。それこそ、気軽に店員さんに声を掛けて、その知識を分けて頂くことができる時期だったんですね。

そこで、オススメのメダカを教えてもらおうとしたのですが…リビングで飼うことをお伝えすると、“屋外飼育の方が、断然簡単ですよ”という話になったんです。

筆者、メダカは小学生の時から、教室などの屋内で飼われているのを見てきたので、当然、メダカも屋内飼育の方が管理が楽だと、勝手に思い込んでいました。色々とリサーチをしていたにも関わらず、思い込みから見逃していたんですね。

その店員さん曰わく“メダカ繁殖のプロであるブリーダーさんも、知る限りで、屋内飼育の方は1件しかない”ということだったので、いかに屋外飼育に軍配が上がりやすいかというのが伺えます。

トドメに“お高めのメダカは品種改良の結果、体調を崩しやすいものも多い。それこそ、元気に育てやすい、屋外をオススメする”…と。

まさに、高額メダカをリビングで飼おうと思っていた筆者…ここで、あえなく撃沈したわけです。

家に帰って、屋内飼育思考の色眼鏡を外して調べてみると…

“メダカは、太陽光(紫外線)を浴びて、ビタミンを作っている”という内容で書いてある記事を見付けることができました。メダカは日光浴をするとは聞いたことがありましたが、しっかり栄養素を作ってたんですね。

もちろん、メダカの餌の中にはこれらのビタミンが添加されたものもあるので、屋内飼育は可能だとは思います。…思いますが、店員さんのイチオシである屋外飼育…筆者、気になってしまいまして…メダカが増えたこともあり、“そろそろ、ビオトープに手を出してみるかな”と思い立ったんです。

とりあえず、こんなご時勢ですから買出しに…ということはせず、容器も水草も生体も、家にある物で作ってみました。(具体的には、プラケース+水草+メダカ、エビ、タニシです)

ちょっと写真を載せるには耐えられないシロモノなため、画像は割愛させて頂きますが、今後が楽しみな一品に仕上がりましたよ。

これから暑くなるにつれ、活動する生物も増える時期ですし、子ども達と観察を続けていきたいと思っています。

…と今回は、我が家のビオトープデビューについて書かせて頂きました。ペットを飼うというのは、お世話が大変ではありますが、やはり楽しいですね。現在、リビング

の水草水槽に、今度はどんなお魚をお迎えしようか、家族会議にて検討中です。(検討期間も、それはそれで楽しいんですよね)

それでは、今回はこの辺で失礼致します。

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