「AI」と差別化できる人間の価値とは何か?
こんにちは。冨田です。
自然言語処理AI「ChatGPT」の登場で、さまざまなシーンでGPTを活用し始めてきましたね。大学の卒業式にて大学長による祝辞、卒業生代表による答辞、国会にて野党からの質問などなど。
もちろん、いま流行りだからシャレであえて取り入れているのだと思いますが、これからは割とデフォルトになっていくような気がします。(今までGoogle先生に聞いて文面作っていたのが、GPTに変わるだけです)
公式スピーチはすべて「AI」へ
そして、このようなパブリックなスピーチにはGPTは持ってこいです。なぜなら、通り一辺倒で、そしてお利口さん的な文章生成は、AIの最も得意とする領域だからです。
過不足なく情報を盛り込み、丁寧な言葉遣いで、時より季節感のある枕詞を差し込めば、立派なスピーチの文面になります。
何か言っているようで何も言っていない政治家の答弁なんかは、これで十分ではないでしょうか(どうせ官僚が作った文面を読んでいるだけですし)
でも、今後「GPT」で作った文章やスピーチが量産されてくると、そういうの(文章作成など)を生業にしている人たちは仕事を奪われるでしょうね。
いずれにしても「AI」の進化は止まりません。ChatGPTの登場によって、メガテック企業も続々と「生成AI」をリリースしてきました。これから競争が激化していき、さらに技術の進歩が早まるでしょう。
一人一AI部下をもつ時代
マイクロソフト365では、Word、Excel、パワーポイントなどにGPTを搭載して、指示すれば資料を作成してくれる機能を追加するようです。これは何を意味するかというと、一人一人に部下をつけてくれるということです。
今まで社内資料を作成するために時間をかけていた人は、この機能でめちゃくちゃ助かるのではないでしょうか。作業工数が削減され、そこにかけていた時間がまるっきり浮きます。
あと、生成AIはクリエイティブ系にも及びます。たとえばAdobeは、サービス内に画像生成AIを搭載するようです。Adobeストック内で今まで作られた画像をAIに学習させているので、作りたい画像のイメージを指示すれば、即座に画像を生成してくれます。
文章も画像も「AI部下」が作ってくれる時代が来たのです。昨年、AI元年と言われていましたが、本当にもうこんな時代が来ちゃいましたね。
人間の作り出す価値とは
お利口さん的な文章や、クリエイティブな画像やイラストが「AI」に取って代わられるということは、人間は一体何をすればよいのでしょうか。
人間は話せることが価値だと言うなら、何ならそれもすぐにAIがキャッチアップしそうです。もうその技術はすぐそこまで迫っています。
それでは、人間が「AI」と差別化できるポイントとは何でしょうか?人間だから作り出せる価値とは?
今のところ私が思う「解」は、
「何を言うかより誰が言うか」
です。
先日、すべてChatGPTが生成したというホリエモンの本を読んでみました。ホリエモンがアウトプットしたネット上の情報を拾い、AIが学習して本にまとめさせるというのをやってて、それがKindleで売られていました。
その本は、たしかにホリエモンっぽい言い回しで書かれていましたし、すごくまともなことが書かれていたのですが、正直言ってまったく〝入ってこなかった″です。。
心に何も刺さらなかったというか、魂が感じられない文章でしたね。同じようなことが何度も何度も書かれていて、結局途中で読むのをやめました。
まとめ
ホリエモンの本でいうと、やっぱり「AI」にはどこか無機質で、通り一辺倒なことしか言わないなという印象を持ちました。でもたぶん、同じ文章でも〝本物″のホリエモンが言えば心に刺さるのだと思います。
「AI」は、学校の入学式、卒業式、結婚式の主賓挨拶、何かしらの式典のスピーチなど、厳かなセレモニーや公式の挨拶にはバッチリ使えるでしょう。
ですが、あんまり人の心に刺さらないので、なんか言ってるようで、結局何も言っていないことになります。なので、今のところ人間のもつ「パーソナリティ」や「アイデンティティ」までは及びません。
つまり、人間がAIとの差別化をするのであれば、自らの「個性」を磨くことです。アイデンティティ(独自性)を磨きあげていけば、AIでは醸し出せない、再現不可能な特徴を手に入れられるでしょう。
それではまた。
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