「にわかファン」はめちゃくちゃ大事

こんにちは。冨田です。

今回のWBCはすごい盛り上がりを見せましたね。マイアミでの準決勝、決勝ではものすごいドラマがありました。まるで脚本があったのかというくらいの出来過ぎたストーリーでした。村上選手の大不振からの・・・、決勝戦の締めを飾る「大谷vsトラウト」・・・、と語りたいことは山ほどありますが、今日はグッと抑えておきます。

さて、世界一となった日本代表ですが、振り返ればキャンプ地の宮崎から連日ファンが大勢球場に集まり、名古屋や大阪での強化試合ではスタンドは超満員、もちろん東京ドームでの公式戦も連日超満員でしたね。

2006年の第一回WBCの時には、公式戦でも東京ドームは半分くらいしか埋まらなかったそうです。もちろん回を重ねてきたことで大会の価値が上がってきたのですが、今回は特に異常な盛り上がりでした。

やっぱり大谷翔平の影響

この盛り上がりは、やはり何と言っても大谷翔平選手の影響が大きいです。メジャーリーグでMVPを取るなど、ベーブルース以来の二刀流で大活躍しているスーパースターが日本で観られるとなれば、そりゃ盛り上がります。

野球には詳しくなくても、たとえ女子高生でも団地の主婦でも、大谷翔平の名前は知っているでしょう。それくらいの存在感です。

私の場合は野球マニアなので、日本代表の彼らが高校生の時から注目して見てきました。たぶん詳しい方だと思います。

なので、今回大谷見たさに集まってきた「にわか」の人たちに質問されると、喜んでアレコレとうんちくを語ってしまいます。

にわかファンにより発展する

野球だけでなく、サッカーやラグビーのワールドカップも同じくです。普段は観ていないのに、ワールドカップの時だけ盛り上がる「にわかファン」。

昨年のサッカーワールドカップでは、日本代表が強豪国のドイツとスペインに勝ち、めちゃくちゃ盛り上がりました。深夜や早朝にもかかわらず、多くの人がリアルタイムで観ていましたね。

にわかファンは、「にわか」なので上辺（うわべ）だけしか知りません。でもその代わりに、めちゃくちゃ盛り上がってくれます。玄人は内容についてうんちくを言いがちですが、「にわか」はそもそも詳しくないので、買った負けたという「結果」で一喜一憂します。

でもそれが大事なのです。

多くの人が注目し、多くの人が集まるところには、いやらしい話ですが「お金」が集まります。そして、多くのスポンサーが集まれば、派手な演出もメディアへの露出もたくさんでき、さらに多くの人に知ってもらうことが出来ます。

つまり、産業を発展させるにはにわかファンが必要なのです。

にわかファンが最強説

にわかファンは、上辺の情報しか知らないので、詳しい人にいろいろ質問します。なので、聞かれた方からすれば、喜んであれこれ説明したくなります。にわかファンは「承認欲求」をくすぐってくれるのです。

これが、まったく関心がなくまったく知識がない人だとちょっと変わってきます。そんなことから説明しなくちゃいけないのかと、聞かれた方はちょっと面倒くさくなります。

逆に、詳しすぎていつも「マウント」をとってくる人もウザいですね。こちらが何か言えば、いちいち間違いを指摘され、正しい情報ばかりを言ってくる人。プレーには一喜一憂せず、冷静に豆知識を言ってくる人は、それはそれで面倒くさいですよね。

なので、ちょっと知っているくらいの「にわかファン」に説明するのが一番テンション上がるのです。そして、にわかファンはいいリアクションをしてくれます。

最後に

”にわか”であることは、初対面の人とコミュニケーションをとる時にも活用できます。

相手が何かにハマっていたり、何かに詳しそうだと分かれば、「興味があるので詳しく聞かせてください」というスタンスで聞いてみてください。

相手は喜んで話し始めるでしょう。そして、あなたのことを気に入ってくれるでしょう。

そう、にわかファンが最強説です。

それではまた。

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