チリツモ時間術
こんにちは。人材開発の冨田です。
先日、キングコング西野亮廣さんのVoicy(という音声メディア)を聞いていて、「あっなるほどな」と思ったことがありましたのでシェアしたいと思います。
西野さんはお笑い芸人でありながら、事業家であり、絵本作家であり、日本一の会員数を誇るオンラインサロンオーナーです。
最近では映画「えんとつ町のプペル」で大ヒットを飛ばしていますよね。
もう、お笑い芸人というよりビジネス界の異端児という立ち位置で大活躍しています。
そんな西野さんですが、「長年ずっと続けている事」や、逆に「すぐにやめてしまった事」について話していました。
最近キックボクシングが面白くてハマりそうだったらしいのですが、実際には1週間くらいでやめてしまったそうです。
一方で、オンラインサロン会員向けに毎日書いている2000〜3000文字のブログはずっと書き続けています。
あと、音声メディアのVoicyも毎朝録音して毎日公開しています。
さらに、ジョギングは10年以上も毎日続けているらしいです。
そして、続けられる事と、続かない事の違いについて解説していましたが、この違いは、「モチベーションの維持」ではなく「仕組み化」することが大事だということです。
毎日記事を書くことは、オンラインサロンの会員さんおよそ7万人に対して公約している事なので、絶対にサボれないという仕組み化。
そして、毎日のジョギング中に記事を書くというルーティンで仕組み化したこと。
このように(サボれない)仕組みを自ら作っていることで、毎日継続が出来ているそうです。
そして、最近新しく取り入れたルーティンとして、「ドライヤーをかける時間」の有効活用というのがあります。
どういう事かと言うと、毎日かけるドライヤーの時間はおよそ3分間ですが、この間は本も読めないし、うるさくて音楽すら聴けない時間です。
ですが、ドライヤーをかけるという行為は絶対に毎日やる行為なので、髪の毛が無くなるであろう80歳まで毎日続けるとしたら、合計730時間にもなります。
この時間を無駄にしないために、ドライヤーをかけている間、軽くジャンプをして足腰を鍛えることにしたそうです。
まさに「チリツモ時間術」です。
この運動をやってもやらなくても必ず消費する3分間なので、せっかくなら有効活用しましょうよということです。
この考え方に大きく賛同した私は、その日からこのルーティンを採用して、ドライヤーをかけている間につま先立ち屈伸運動をすることにしました。
これ、かなり効きます。
さてここで、その他に私が以前から実践しているチリツモ時間術をいくつか紹介します。
・電車の中で見る、聞く、書く
私は片道30分程度の電車通勤をしているのですが、その間スマホでポッドキャストやVoicyを聞いたり、ニュースアプリを見たり、ブログ記事を書いたりしています。
周りの人は、ドラマやアニメの動画を見たりゲームをしている人が多いですが、この移動時間をどのように使うかで、後々差が出てくるのではないかと思います。
・シャワーの出始めに腹筋トレーニング
シャワーを出したとき、最初の20秒くらいは水からお湯に変わる時間があると思います。
かなりの細切れ時間ですが、この水が温まる間に、私は腹筋を左右にねじるストレッチをしています。
これも、ただボーっと待っている時間がもったいないので、何か少しでも体を動かした方が良いと思ったからです。
・シャワー中にアイデア
これは意識的にやっているというよりは、シャワーを浴びている間には自然と頭の中にアイデアがフッと浮かんでくるのです。
散歩しているときや掃除をしている時も同じようにアイデアが浮かぶ時があります。
これは脳内物質的に何かしら影響しているのだと思いますが。
その浮かんだアイデアを忘れないようシャワーから出たらすぐにメモするようにしています。
・ながらアレクサ
家で掃除をする時や洗い物をする時、筋トレをする時などにスマートスピーカーでニュースを流して聞いています。(私の場合はアマゾンエコーのアレクサです)
あるいは、読書をする際には落ち着けるBGMをかけています。ヒーリングやジャズ、クラシックなど様々なBGMがありますのでかなり重宝しています。
なお、スマートスピーカーが良いところは、声だけで操作できるところです。
「アレクサ、今日のニュースを流して」
「アレクサ、ボリューム一つ下げて」
「アレクサ、ジャズクラシックをかけて」
「アレクサ、ストップ」
こんな具合です。
・駅の階段は歩く
これは基本中の基本ですが、駅のプラットホームに行くにはエスカレーターではなく階段を使っています。
仕事では座っていることが多く足腰が弱りがちなので、意識して階段を上り下りするようにしています。
都心で暮らすおじいさんおばあさんは、車ではなく電車移動が多いので足腰が強いですよね。
毎日のことなので、これは地味に鍛えられるのではないでしょうか。
さて、いくつか私の「チリツモ時間術」を紹介しましたがいかがでしょうか。けっこう細かいことやってるなぁと思われたかもしれませんね。
ですがまだまだ隙間時間はあると思います。
そして、これらは継続しないと意味がありません。
その継続するためのコツを一つお教えしますと、「生活動線に組み込んでしまう」ということです。
簡単に言うと、毎日必ず行う事の「ついでに」やってしまうということです。
新たに時間を捻出するわけじゃなく、いつもやっている時間の中に組み込んでしまえば良いわけで。それを習慣化してしまえばこっちのものです。
つまり、冒頭の西野さんの話にもありましたが、「仕組み化」してしまうことが大事なんですね。
最後にひとこと
これら「チリツモ時間術」の話だけを聞くと、私は普段からせっかちで忙しない人間だと思われるかもしれませんが、全然そんなことはなくて、ちゃんとダラダラと過ごす時間もあります。
ボーっとしたり、ダラダラしたりする時間も、これはこれで私にとっては貴重な時間なのです。
その時間を捻出するために、普段の時間を切り詰めているとも言えますね。
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