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新型コロナウイルス

こんにちは。広報チームの岡野です。

新型コロナウイルスの感染拡大により、これまで経験がないような対策がとられ、情報が錯綜していますね。

全国規模での学校休校、公共施設の長期休館、東京都や神奈川県などでの外出自粛のお願い。

人が集まるようなイベントはどんどん中止になったり、延期になったり…特に、オリンピックの延期は、筆者としては衝撃でした。

(これまでのオリンピックの歴史上、戦争による中止はありましたが、延期というのには前例がなく今回が初めてなんですね。)

感染した場合、重症化する可能性があるとして、特定の持病のある人などに、各メディアでも注意を促していますが…これが、丁度筆者の親くらいの世代になると、高齢者でもあるし、持病もあてはまるし…といった具合です。

連絡こそ頻繁に取るようにしていますが、やはり心配ではありますね。

また、筆者の子どもには3月に市の健診を受ける予定だった子がいるのですが…このような健診も軒並み延期となりました。

そんなことからも不安を覚えていたりします。

このような不安な感情が高まると…人はどうしてもパニックを起こしやすくなるのだそうです。

最近あった、『買い占め行動』。これも「不安からくるパニック買い」と言えるんだとか。

日本では、何か大きな事が起こると、トイレットペーパーなどの紙類の買い占めが度々起きていますよね。

国によって買い占められるものが違うのか、筆者はこのような時、アメリカでは牛乳の買い占めが起きると聞いたことがあります。

どうも、日常生活に困らないように備蓄することで、安心感を得よう、癒されようとしてしまうそうなんですね。

また、このパニックに漬け込んで、“法外な値段設定のマスク”を売る『悪質な商売』、“水道管に新型コロナウイルスが付着しているので消毒します。

費用は○円”というような『詐欺』まで出てきています。

どちらもお金で解決が出来るのであれば、そうしてしまいたいと思わせるものですよね。

普段なら、見抜けるような詐欺でも、消毒液すら買い占めで売り切れた今、騙されてしまう人も居るのではないでしょうか…。

これについては、神奈川県のウェブページでも注意喚起をしていますよ。

そんなこんなで、不安に駆られた時、人の行動は普段とは変わってしまうわけですが、「病院で受診する」という行為をとってみても、感染症の流行がある時には、独特の傾向があるんだそうです。

これは、前回のパンデミックである新型インフルエンザのときにも起こったとされているのですが、『念のため受診』と呼ばれています。

では、ここで質問です。

普段、皆さまが風邪で病院へ行くのはどんな時でしょうか?

“市販薬で治らないから”“症状が辛いから”“早く治したいから”…などですよね。

この時、少なくとも「治療を必要とする症状を抱えていて困っているから病院へ行く」…という状況じゃないかと思います。

しかし、『念のため受診』はそこのところが本質的に違うんですね。

“感染しているかもしれないから”“感染していない証明が欲しいから”という理由で病院へ行ってしまうんです。

今の時期、花粉症で鼻水や咳が出てしまう人も少なくないと思います。

毎年のことなので、普段はやり過ごしているものの、そこはこのご時世。

「これは、もしかして新型コロナ…。ならば症状が軽いうちに受診を…」となってしまうんですね。

その為、通常時なら病院に行かなかったのであろう症状で、病院に向かう人が増えてしまうんです。

他にも、「風邪で会社を休んだら、“受診して感染が陰性の証明を来て”と言われた」というパターンもあったりします。

実のところ、筆者は転職前、新型インフルエンザの時にこのパターンにハマってしまい、とても困ったという経験をしています。

当時、少しでも感染が疑われる場合は“個別に病院へ電話してから受診”というルールがありました。

ルールに従い、近くの病院へ電話するも、既に筆者には受診を必要とする症状がほぼなかったんです…。

結果、どこの病院からも「そんな証明は出せない。検査キットは本当に必要な人が使うものだ」と、受診を断られてしまったんですね。

その時は結局、陰性であることを証明できず、たった1日の発熱の為に1週間まるまる仕事を休むことになってしまいました…。

(あの時は、本当にただただ申し訳なかったですね…)

しかし、このような『念のため受診』というのは、医療の助けを借りるに当たって、あるべき本来の姿ではないですよね?

これはもう、ある意味『不安からくるパニック受診(と、その誘発)』と言えるんじゃないかと思います。

でも、これが起こると医療機関は本当に大変なことになります。

まず、病院に人が殺到して病院の持つ機能が麻痺してしまうんですね。

お医者さんや看護師さんの人数は、パンデミックがあったからといって急には増えません。

むしろ、院内感染などがあれば減る一方でしょう…。

その結果は言わずもがなですが、「本当に受診が必要な人が、お医者さんに診てもらえない」という事態を招いてしまうんですね。

さらに、下手をすれば、軽症で既に治りかけの人が菌をばら撒いて、家で寝ていれば治ったはずのただの風邪の人が、菌を持ち帰り…なんてことにもなりかねません。

今回の新型コロナウイルスの感染拡大でも、この『念のため受診』に警鐘を鳴らしているお医者さん達がいらっしゃいます。

厚生労働省からは、病院に人が殺到することのないようにと、「受診の目安」などが発表されていますね。

もちろん症状があれば「受診の目安」に従い、病院を受診するべきです。

しかし、それとは別に、受診をするのは本当に必要な時だけに留め、『念のため受診』が非常にハイリスクであること、また、そこから感染が拡大する可能性があることをしっかり認識しておく必要があるんですね。

さて、今回はパンデミックに直面した時に、“やってしまいがちな行動”や“気をつけたいこと”から派生して、『念のため受診』について書かせて頂きました。

新型コロナウイルスの感染拡大は、現状、世界中で誰もが不安を持っているであろうと思いますが、重症化した場合の治療薬がピックアップされ、治験が開始されたりもしています。

新型コロナウイルスへの対応は、着実に前進しているんですね。

1日でも早く、新型コロナウイルスが人類の脅威ではなくなるよう願うとともに、このパンデミックからの不安に打ち勝てる前向きな心を持てると良いなと思います。

それでは今回はこの辺で失礼いたします。



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