自分の価値をどのように出していけるか
こんにちは。人材開発の冨田です。
先日、テレビでプロ野球を観ていて、印象に残った瞬間がありましたので紹介したいと思います。
巨人・ヤクルト戦で、延長10回裏に立岡宗一郎選手がサヨナラホームランを打った試合です。立岡選手は、プロ13年目で、初のサヨナラホームランだそうです。
正直、巨人ファンでもないので、立岡選手を詳しく知らなかったのですが、そのあとのヒーローインタビューで発した言葉が印象的だったので、彼のことをいろいろ調べてみました。(ウキペディアですが)
まず、ヒーローインタビューで語ったのは以下です。
「ジャイアンツは競争が激しくて、なかなか出番がなく、正直苦しいことが多かったし、いまもそうです。このメンバーの中で、どうやって自分の価値を出していけばよいのか。ずっと、そのことばかりを考えながらやってきました。辛抱強くやっていけば、今日みたいな日がやってくるのだなと」
どうでしょうか。この言葉、多くのビジネスパーソンに響くんじゃないでしょうか。なお、このヒーローインタビューの際、観客席が映し出されたのですが、50代らしきオジサンが「うんうん」と、大きく頷いていました。
立岡選手は、高卒ながらドラフト2位でソフトバンクにプロ入りしました。走攻守すべてが素晴らしく、秋山幸二氏や新庄剛志氏のようなポテンシャルを持っていました。(当時は右打ちでした)
同級生には、楽天の浅村選手や則本投手、DeNAの大田泰示選手らがいます。同じ巨人では、一つ上には中田翔選手や丸選手、菅野投手や小林捕手、二つ上には坂本勇人選手がいます。その辺の世代なので、まあまあベテランと言えます。
ですが、立岡選手は、いつも控え選手として、試合の後半に代走や守備固めといった役割を担っています。巨人は、毎年毎年、補強で名のある選手を獲得するので、レギュラーを獲得するのは至難の業です。
そして、若い時から怪我に悩まされていて、思うようなシーズンを過ごせていません。特に、「左肘靭帯断裂」という大きな怪我により、右打ちから左打ちに変えたほどです。プロに入ってから左打ちに変えるなんて、なかなか出来ることではありません。
そんな立岡選手は、2012年から巨人に在籍しているのですが、1軍と2軍を行ったり来たり。足が速くて守備が上手いという選手は他にもいるため、なかなか1軍に定着することができません。
ましてや、レギュラーを獲るなんてのは、圧倒的な打撃成績を残さない限り、巨人では難しいでしょう。
なお、キャリアハイは2015年で、規定打席には達していないのですが、打率は3割を超えました。ですが、そのあとは続かず、熾烈な外野手争いのふるいにかけられました。
そんなこんなで、年齢は30を超え、いよいよ生き残りをかけた勝負の年が続きます。亀井選手のように、スーパーサブとして、40歳近くまで現役をまっとうできるのか。あるいは、戦力外となり、ひっそりと引退することになってしまうのか。
立岡選手は、巨人というスターが集まるチームに在籍しているため、自分の価値をどのように出していけるのか、いつも考えています。自分の役割を理解し、チームの勝利に貢献できるよう、自分の仕事に集中しています。
この、献身的な姿勢が、きっといつか報われることがある。あるいは、誰かに認められる時が来る。
立岡選手の、このようなメッセージが、大きく頷いていたオジサンの心にも、深く突き刺さったのではないでしょうか。
それでは、また。
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